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2004年7月5日付

茶葉は安く味も最高

第3回

 2日目は、上海市内観光を組みました。茶器、茶葉の仕入れはもちろん大切な目的ですが、中国の歴史文化に触れ、自分たちの中にお茶を出す自信を持つことが出来たらと考えたからです。

 印象的だったのは、上海博物館と豫園(ようえん)でしょう。上海博物館では、多くの展示物に触れ、博物館の中にある喫茶店ではやっと中国茶を飲むことができました。

 実は展示物を全部見ようとしたのは寺町だけで、他の3人は家具や茶器のコーナーを見て早々に喫茶店で過ごしていました。何気ない喫茶店で美味しい中国茶が当たり前のように提供されていて、家族連れも当たり前のようにそれを飲んでいる。この歴史に裏打ちされた、生活の中に自然に存在しているお茶をどうやって名寄の方々に受け入れてもらおうと考えている時間だったーというと、全部展示物を見た寺町には怒られてしまうのですが…。 

 その後は豫園に移動。恐らく観光コースに入っているので、地元の人たちが飲むお茶よりはずっと値段の高い外国人用のお茶なのでしょうが、お茶を販売している店に行きました。店員さんが、私たちと他4人、計8人のグループ相手に次々とお茶を入れ、味と香りを試させてくれながらお茶を勧める様子はまるで1つのパフォーマンスで、早速数種類のお茶を購入。近々かれんとでお勧めのお茶としてメニューに載せる予定です。 

 ここで営業担当の寺町が「このパフォーマンスは使える」と言い出して10人の人にお茶を飲んで頂ける茶器セットを購入することにしました。市内のさまざまなグループの皆様のところにお茶を知って頂けるように出張してしまおうか?もしくはお茶の教室を開くのも楽しいかもと私たちの夢は広がります。

 お茶も茶器も日本で買うより数段安く、味も数段上。安定して取り寄せるルートがあれば本当に個人輸入を考えたいという想いでした。ただ、中国の事情が日本と異なり「物を送っても3カ月から6カ月かかる」「届かないかもしれない」と言われてしまうと、そのあたりの商談は出来ず「無くなったらまた買いに来てしまおう」と考えるしかありませんでした。

 その日はナイトクルージングまでセットした充実した1日で、夕食後、船上から上海の夜景を眺めることができました。人工的なビル群、歴史を感じさせるライトアップの建物。やっと気持ちが一段落して「私たちは異国にいるんだ」と実感できた数時間でした。誰とは言いませんが、船に酔うからとデッキに出て、子供でもしない船の手すりから外に足を投げ出して座って「危険だからそんな乗り方はやめて下さい」と注意されていた2人も異国を満喫していたからということでお許し頂きましょう。

(写真=色々な種類の緑茶を味わってみた上海博物館の喫茶店)

 猪原ひろみさんは、精神障害者の雇用の場である茶房「かれんと」(名寄市西1南7)を運営する、カレントハウス運営委員会代表。店で提供する茶葉の購入に、5月5〜9日まで上海へ行った様子を伝えてもらいます。

[ 2004-07-04-19:30 ]

 
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2004年7月

第1回「茶器と茶葉を求めて」
第2回「メニューが読めない」
第3回「茶葉は安く味も最高」
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