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2004年6月28日付

メニューが読めない

第2

 5月5日、千歳空港から直行便に乗って、わずか4時間あまりで私たちは上海に降り立ちました。中国の交通事情や、国家体制の違いを考えて自分たちだけで自由に動き回ることは難しいと判断したため、飛行機とホテルがパックになっているツアーを選んだので、空港まではお迎えがあり、スムーズにホテル到着。

 さぁ晩御飯を食べに行こうというところで、考えもしなかった問題に直面してしまいました。なんと私たち誰一人として中国語が分からない。フリータイムだから勿論ガイドさんもいない。頼りは結城の持っていた『指を指して通じる中国語』という本と、若干通じる猪原の英語。とにかく歩いてみようと外に出ました。

 しばらく歩いてやっと入った店は、地元の人たちで賑わっている店で本格的な中華料理を出してくれそうな店(勿論上海ですから…)でした。何とか席について注文をしようとメニューをみて愕然。漢字は読めると思っていたのは大間違い。料理に使われている素材は分かってもどう料理されるのかが全く想像できないのです。まして、地元の人が多い店は美味しい物はあるけれど、英語はほとんど通じないのが当たり前。これはある意味ギャンブルだと4人の知恵を結集して美味しそうな物を「これとこれ」で何種類か注文してみました。

 周囲のテーブルには茹でたエビが大盛りで一皿とか、美味しそうな物がどんどん運ばれてくる中で、私たちのテーブルには突然バケツに入った、活きた魚が運ばれてきて訳も分からず頷くと、お皿にのって黒っぽいドロドロとしたソースをかけられて、変わり果てた姿で運ばれてきました。

 また、真っ赤なスープにホルモンのような物が煮込まれている鍋みたいな物が出てきて、辛い物好きの結城はスープを飲んでみようとしたら周囲の店員さんが血相を変えて止めに来るのです。どうやら飲むためには辛すぎるスープで、体に悪いらしいのですが、それで煮た物を食べるのは良いのでしょうかね?

 良く分からないまま食事は進みました。ちなみにお味の方は、4人の評価はまちまちで、寺町はとにかく最後まで食べていましたが…食後、期待していたお茶も出ないし、周囲のテーブルには美味しそうなスイカが運ばれるのに私たちのところには来ない。店員に聞こうにも言葉が通じない中で、私がデザートを食べたと言い出してみました。メニューを見ても何が甘いのか分からない。果物でも良いんだけど、とにかくサッパリさせて食事を終えたい。4人で困っていると、突然佐藤が「俺に任せろ」と店員さんを呼びました、私たちの期待に満ちた視線の中で彼は…「スィーツ…もしくはアイスクリーム」。あんたそれ日本語だろうと私たちは困った店員さんの前で大笑いしてしまいました。

 結局何も通じませんでしたが、私たちの間では、その聞き慣れない「もしくは」という日本語が流行っています。その後コンビニに寄ってホテルに戻って1日目の夜は更けていきました。

 ここで、びっくりしたことを一つ。中国には日本のペットボトルや缶入りのお茶と全く同じパッケージの飲み物が結構売られているのですが、ホッとして購入すると甘くてびっくり!なんとどれにも砂糖が入っているのです。「今度こそ」の期待はすべて裏切られました。

(写真=上海タワーを背に記念撮影)

 猪原ひろみさんは、精神障害者の雇用の場である茶房「かれんと」(名寄市西1南7)を運営する、カレントハウス運営委員会代表。店で提供する茶葉の購入に、5月5〜9日まで上海へ行った様子を伝えてもらいます。

[ 2004-06-27-17:00 ]

 
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2004年6月

第1回「茶器と茶葉を求めて」
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