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2004年6月21日付

茶器と茶葉を求めて

第1回

 2004年3月6日、中国茶専門店茶房「かれんと」が名よせ通り商店街の一角にコミュニティースペースとしてオープンした。開店にあたっては商店街の皆様、精神保健関係者の皆様など多くの方々のご協力を頂いたことは感謝に堪えません。

 さて、なぜ今中国茶なのか?「香港・広州・桂林・台湾等のアジア中国圏に旅行するとその間とても体調が良い。どうやら、それはお茶のせいらしい。きっと誰にとっても良い事であるはず…そういえば、コンビニにもこのごろ中国系のお茶が随分並んでいる」と考えている内に本物の味を道北の皆様に提供したい気持ちが強くなってしまったのです。

 また、中国茶は飲むまでのプロセスがとても楽しいのです。小さな茶器で、砂時計を見ながら、香りを楽しみ一煎一煎飲んでいく。1つのポットを囲み数人で一緒に楽しめる。特別に作法はないので自由に飲んで貰うことが出来る。その上、今まで名寄になかった店を始めることは、他のどの店とも競合しない。

 加えて、これも大きな理由ですが、精神障害者を雇用して接客業をするということは、彼らのあまり得意ではない対人関係を仕事としてやって貰うことになります。中国茶であれば、最初にセットしてしまうと後はお客様のペースで楽しんで頂ければいいので、過度な接客は要らないのでは?等、考えていくと、私たちが提供できるのは中国茶以外ないような気がしてくるから不思議です。そんなこんなで道北初と思われる中国茶専門店が開店することになりました。

 開店へ向け困ったのは、茶葉・茶器・インテリア等、せっかく専門店として始める以上、本物を揃えてお客様に喜んで頂きたいのに、本物がどこにあるのかが分からない。協力を申し出てくれた人の中にも本物に触れたことのない人が沢山いる。

 早速サポーターを予定していた協力者が、札幌で数件しかない中国茶の専門店のお茶教室に参加してくれました。初めて触れた中国茶の世界で彼は何を感じて帰ってきてくれるかと思っていたら、なんと自分用のカップと茶葉を購入!すっかりはまって帰ってきました。これで又、一度飲んでみて頂けたら中国茶は受け入れて貰えるはずという思いを私は一層強くしました。

 私たちが最初に用意した中国茶は、熱湯で煎れても良い「ウーロンベースのお茶」と「プーアル茶」でした。美味しいお茶を飲んで頂けるように茶葉の扱いが難しく無い物を中心にしたのです。

 でも、中国緑茶もとても美味しい。そろそろ緑茶の提供も始めたいーと緑茶用の茶器を探し始めたのですが、普通の茶器以上に道内ではほとんど販売されていないため手に入りません。そうしているうちに龍井茶(ロンジンチャ・中国緑茶の代表的なお茶)の新茶の季節が来たと言うではないですか。

 「茶器と茶葉を手に入れに行こう」と私たちは旅行の予定を組みました。メンバーは『かれんと』運営実務の中心となっている佐藤、結城、猪原、そしてサポーターとして営業実務の中心になってくれている寺町の4人。行こうと決めてから3週間目。私たちは上海行きの飛行機の中に居ました。私たちの出発する数日前、北京でSARSの患者がまた隔離されたとニュース報道されていました。

(写真=中国茶専門店茶房「かれんと」の店内)

 猪原ひろみさんは、精神障害者の雇用の場である茶房「かれんと」(名寄市西1南7)を運営する、カレントハウス運営委員会代表。店で提供する茶葉の購入に、5月5〜9日まで上海へ行った様子を伝えてもらいます。

[ 2004-06-20-17:00 ]

 
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2004年6月

第1回「茶器と茶葉を求めて」
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