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2004年3月1日付

10年ぶり体重10キロ減

第10回

 夕食はジュデイが用意してくれた。ジュデイは肉を食べないので、ステーキは私の分だけ焼いた。
 大きなTボーンステーキ、ロンセスターズで買ってきた。ピーターが居ないのは残念だ。ジュデイと旅の話をしながら夕食。ワインは、ここでは赤に限る。白はうまくない。ステーキの付け合せは、ボイルしたジャガイモ、カリフラワー、ストリングビーンズがたっぷりあった。
 以前はこの他にごはんを軽く2杯は食べない事には胃が収まらなかったのに、今はこれだけで十分である。実際、私のお腹は1ケ月の自転車キャンプ旅行ですっかり小さくなってしまった。
 体重も10キロ減り、陽に真っ黒に焼け、体調もすっかりよくなった。体が重いという感じは奇跡的にぬぐわれた。最初の1週間はものすごくキツくて死ぬかと思った。マライア島でキャンプ中は旅疲れも出て、正直ホバートに帰ろうかと思った程だった。しかしフリンダース島にどうしても行きたかったので、頑張った。         
 3週間後にフリンダース島に着いた時は体が自転車旅行とキャンプ生活に慣れてきて楽になっていた。フリンダース島は全長100キロ、南の端から北までオフロードの往復をやった。毎日、自転車をこぎ風と戦った。
 ホワイトアークでのホテル2泊を除いて、この1ケ月間以上はテントで暮らし、ほとんど焚き火で自炊していた。そういう事が私の体を良くしてくれた。体重は10キロ減ったが、前よりも強くなった。問題はこれからだ。日本に帰ってからの心掛け一つで、また元に戻ってしまうか、このまま行くか決まってしまう。
 飛行機のチケットの関係でピーターとジュデイの家に、まだ10日くらいステイしなきゃならない。
 ゴロゴロしていれば、すぐ体重は元に戻ってしまうので、毎日ホバードのセントラルまで歩いて往復する(30キロくらい)事に決めた。セントラルでお茶を飲み、港でスケッチしたり、魚を釣って過ごそうと思う。ついでに買い物も出来るし、用事も済ませることが出来るというわけだ。
 せっかく10年ぶりで減った、それも10キロも減った体重だから、キープしなきゃ、もったいない。夕食を食べたあと、安心度からTVを見ながらコックリコックリと居眠りしていた。ジュデイに起こされ、自分のベッドに行き、そのままぐっすりと、眠ってしまった。

(写真=タスマニアのビールとワイン)

著 者 紹 介
 栗岩英彦さん(59)の「オーストラリア自転車の旅・パートU」をシリーズで掲載します。栗岩さんは長野県出身。東京農大卒。会社員生活のあと「世界一周の旅」を目指しインド、アフリカ、アフガニスタン、パキスタン、ヨーロッパ、南アフリカなどを訪問。平成3年下川へ。7年から北町でレストラン「モレーナ」経営。14年2月から4月までオーストラリアのタスマニア島(州)を自転車旅行。同島は北海道とほぼ同じ面積。旅行記は同島に近い小さなフリンダース島から始まる。

[ 2004-02-29-17:00 ]
 
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2004年2月

第1回「旅先で知り合い食事」
第2回「大魚に戦いを挑む」
第3回「村に1軒のレストラン」
第4回「友人と別れ、また一人旅」
第5回「冒険小説そっくりの船」
第6回「イースターで大移動」
第7回「シドニーの肉食文化」
第8回「ジュディとの再会」
第9回「海を見下ろす丘の家」
第10回「10年ぶり体重10キロ減」
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