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| 2003年12月8日付 |
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私とジョニーはたき火の前で話をした。彼は今、仕事をやめて車で旅をしている。私みたいに自転車で旅をしている者は皆無に近い。フリンダース島では、まだサイクリストに会っていない。
彼は私の旅の話、人生に興味を持った。真面目な性格で人生について悩んでいるようだった。現実の社会に失望し、新たな世界を求めて旅に出る若者は後をたたない。
ダェイクとヘイゼルは大きなオクトポスを岩の所で見たと、その時の様子を興奮して話してくれた。私はあげ潮になってきたので、釣り竿を持ってビーチに行った。岩の所には魚が多い。ただ根がかりしやすいのでうまく釣るにはコツが必要だ。
私は軽いオモリと一本針という仕掛けを作り、エサは岩にへばり着いているトコブシ(貝)を使った。投げてからルアーのように引き、海底の岩すれすれの所を狙うのだ。すぐにパイロット・フィッシュと呼ばれるブズイのような魚が釣れた。30センチくらいのと20センチくらいのを釣りあげて引きあげた。
ジェイクとヘイゼルは夕食の仕度をしていた。皆で一緒に夕食する事になり、私は釣った魚を料理した。身を2枚におろし適当な大きさにカットした。そのあと、たき火の上にフライパンをセットして、たっぷりのヒマワリ油でから揚げにした。
小骨が多いので、時間をかけて、パリパリにあげた。それを皿にとり、醤油をかけ、から揚げにしみ込ませた。これは好評だった。料理の苦手な、ジョニーは持参の赤ワインを私達のカップについでくれた。
ジェイクとヘイゼルは、キヤロットのサラダとスコーンを作った。彼らはすばらしく料理が上手だった。パスタもおいしかった。2人とも料理が大好きだと言う。
古い年代もののジープとシックでラフな服装は彼らのライフスタイルを表していた。今夜は月が高く、遠くで雷が鳴っていた。ジェイクが、嵐が近づいているから、テントを飛ばされないように、タイトした方がいいよと、教えてくれた。食事が終わる頃に雨がふり出し風が強くなった。私達は早々に、テントにひきあげた。
夜中には、雷がひどく、風も強さを増し、海鳴りが大きくなり、テントがバタバタ鳴った。でも昼間の疲れでそのまま眠ってしまった。
(写真=やはりたき火は心が楽しくなる)
著 者 紹 介
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| 栗岩英彦さん(59)の「オーストラリア自転車の旅・パートU」をシリーズで掲載します。栗岩さんは長野県出身。東京農大卒。会社員生活のあと「世界一周の旅」を目指しインド、アフリカ、アフガニスタン、パキスタン、ヨーロッパ、南アフリカなどを訪問。平成3年下川へ。7年から北町でレストラン「モレーナ」経営。14年2月から4月までオーストラリアのタスマニア島(州)を自転車旅行。同島は北海道とほぼ同じ面積。旅行記は同島に近い小さなフリンダース島から始まる。 |
[ 2003-12-07-18:15 ]
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