お帰りなさいませ。「任務完遂・無事帰還」私どもの悲願叶いましたことを、皆様をお守りくださいました神仏に感謝申し上げております。お家族同様、この4カ月間ほど月日の経つのが遅く感じられたことはございませんでした。
2月1日の隊旗授与式、そしていよいよの出発以来、「ああ今日も1日、何事も無く過ぎた」と思いながら夜を迎え、「今日1日どうかお守りください」と毎朝、仏壇に向かう毎日でございました。
そして千羽鶴、Tシャツなどは神社でお払いをして頂き、まさに800万の神仏のお力に縋る思いでございました。
皆様がサマーワへの第1陣として出発されましたことは、私達名寄市民の誇りであり、番匠群長のお言葉どおり、一人も欠けることなくお戻りなられましたことはこの上ない喜びでございました。
投光機の光の中を歩いてこられました皆様のお姿を拝見致しました時には、この4カ月間だけではなく、五十年に及ぶ自衛隊の方々との年月もまた脳裏に去来し、万感胸に迫るものがございましたが、「日本一の隊員と共に、日本一の支援を頂き、日ごろの訓練の成果を十分発揮することができました」とおっしゃった番匠群長の言葉に、4カ月間の不安も吹き飛ぶ思いでございました。
「平和にも戦いの勝利に劣らぬ勝利がある」とイギリスの詩人ミルトンは言いました。戦争は勝者、敗者双方に悲劇なものですが、思いやりと愛をもって平和をもたらすのでなければ真の平和とはいえません。
人の心も街も荒れ果てているイラクにおいてのわが国の自衛隊は、物と心の両方をもたらしました。水晶のような水も、子供への学用品、医薬品も、そしてユーフラテス川にいっせいにそよいだ鯉のぼりも、イラクの人々の心をどんなにか潤したことでしょう。武力によってしか平和が訪れない場合もございましょうが、武力によらずして平和を築く槌音を、サマーワの人々は聞き取ったに違いありません。
名寄からの第1派の方々は概ね帰隊致しましたが、6カ月勤務ということで残られた方々、そして11師団と共に第2派として発たれました4高群の5名の皆様の「任務完遂・無事帰還」を改めお祈り申し上げます。 |
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