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2005年3月28日付


ド・ゴール空港へ

ドイツ-フランス編 第14回

  4時半にモーニングコール、5時に朝食、5時半に出発。まだ暗いドイツの朝をバスが走る。ミュンヘン空港からルフトハンザ航空に乗り換えド・ゴール空港へ。フランスへと空を渡る。

 例えばミュンヘン空港が駅前の再開発でそれなりの資本を投下してできた新しいデパートだとするなら、ド・ゴール空港はかつての栄光を引きずったまま新たな設備投資を渋る老舗のデパートといった印象だ。どちらが良いということではない。好みの問題だ。

 ド・ゴール空港からまたバスに乗りパリ市内のリヨン駅へ。残念ながら凱旋門やエッフェル塔は拝めなかった。リヨン駅に着くと弁当が手渡され、フランスの食生活を占う意味でちょっと期待して中身を確かめると、ご飯とおかずの日本的な弁当。手渡されたのは缶のウーロン茶。まぁ行動食ということか。

 ここから鉄道に乗り換えさらに4時間の移動。重厚な造りのその列車は後戻りのできない一方通行の旅を予感させた。車内で弁当を食べ「さぁ寝て到着を待とう」と思ったが、なかなか寝付けない。

 宿に着く前に結論から言ってしまおう。森林療法の視察研修という観点から見れば、フランスの日程は明らかに不備があった。温泉保養地ということで期待していた宿泊地のシャーテル・ギュィヨンは閑散期で肝心の温泉施設が閉まっていた。バスに延々と揺られてようやくたどり着いた視察先は、日本にだってあるような、いや、むしろ日本の方がレベルが高いと思われる木工芸作家のアトリエだった。

 森林療法、森林セラピーに対する人々の期待は日々高まっている。高まった期待はちょっとしたきっかけで失望に変わる。森林セラピー研究会とJTBには、今回の失敗を踏まえて次回からは期待を上回る視察研修を企画して欲しいと願う。失敗は問題ではない。失敗から謙虚に学び次に活かされなければ、それは大問題だが。

 というわけで、以降の記述は不備な旅の中にあって少しでも楽しみを見出そうとした結果、「なんだかんだ言って楽しい旅だったんでしょ」と思われる内容になるかもしれないが、全体としては決して満足していないということを記録として残しておく。

 さて、駅からはまたバス。丘を越え両脇に建物が迫る街中の狭い坂道を登り、ようやく到着。建物と建物の間の細い路地を抜けるとそこにホステレリ・ラ・レポセレエが待っていた。ここに3泊。ドイツの宿よりは華やかさがある。

 食事の内容は、詳しく覚えていない。メモも写真もない。ワインとパン、そしてチーズが美味しかったのは覚えている。ちなみに黒髪の美しいウエイトレスさんのことは鮮明に覚えている。テーブルに料理を配るときは必ずレディファースト、それも若い女性からと決まっていた。男は最後だ。ワインや水は男性が女性に注ぐのが常識とのこと。ボクは注ぐのも注がれるのも好きじゃない手酌派だが、フランスの伊達男を気取って注いでみた。う〜ん、たまにはこういうのも悪くないかも。

  ブログhttp://blog.livedoor.jp/forest_concierge/

(写真=ホテル近くの飲泉。ものスゴイ味で飲み込めなかった…)

[ 2005-03-27-19:00 ]
 
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2005年3月

第1回「ドイツと言えば」
第2回「寒さで緯度の高さ実感」
第3回「クアパークを歩く」
第4回「クアハウスにて」
第5回「ひとり、森へと向かう」
第6回「森と動物ハンティング」
第7回「森と共に生きる」
第8回「森林官と森を歩く」
第9回「市役所を訪問する」
第10回「療法で深く短い眠りに」
第11回「クナイプ療法を学ぶ」
第12回「興味津々クナイプグッズ」
第13回「再び、ドイツと言えば…」
第14回「ド・ゴール空港へ」

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