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2005年2月28日付

クナイプ療法を学ぶ

ドイツ-フランス編 第11回

 今日は5カ所を訪問するハードなスケジュールだ。日程表によると午前中はクナイプ研修所にて医師からクナイプ療法の説明、クナイプスクール訪問、午後はクナイプ製薬工場、薬局、セバスチャニウム訪問となっている。

 最初の視察先に着くと建物の壁画がまず目に飛び込んできた。クナイプ療法の創始者であるクナイプ神父と水、植物が描かれている。この建物にクナイプ協会の人材養成機関であるアカデミーやクナイプ連盟の管理センター等が集まっているそうだ。

 クナイプ連盟管理部のペーター・ヘンデルさんの案内で内部を見学した。ヨガなどを行う部屋、水療法の各種設備などがあり、温水プールでは実際に水中エアロビのようなことをやっていた。指導者1人に対し10人ぐらいのご年配の方々。

 視察団一同は水踏みを体験。膝下の深さの小さなプールに入り、片足を水面から引き抜いてはまた水面を踏むように歩を進め、バシャバシャと歩く。水は冷たい。体験なので小さなプールをぐるりと1周して上がる。すぐにタオルで水を拭き、靴下、靴を履くと足の血流が良くなって暖かくなってくるのを感じる。

 最後に喫茶スペースで質疑応答。ここでクナイプ療法における森林散策の位置づけを問う質問があったが、回答は参加者の期待を裏切る内容となった。いわく、森林散策は運動療法と自分を見つめなおす秩序療法との二つの観点から行うが、散策は森林には限らない、と。

 つまり、ここバート・ヴェリスホーフェンではクナイプ療法の一環として森林を含めた散策が重要な役割を果たしているため、日本で盛り上がりつつある森林療法という視点で見ると先進地ということになるが、本国ドイツでは特に森林療法として行っているわけではないということだ。

 それについては、私たちはそれなりに承知の上参加していたが、他の参加者の中にはここがまさに森林療法のモデルだと思い込んでいた方々もいらっしゃったようで、少なからぬ失望の色が見えた。逆に考えれば、森林療法に関しては日本が先進地になれるということだから、前向きに行きましょう。

 次は、クナイプ療法の専門学校、クナイプ・スクールへ。まさに専門学校といった感じ。講義と実習のスペース。水療法の実習室に案内されると実技を行っていた。女性の生徒2人は腕浴を、男性の生徒1人は膝下までの足浴を、女性の生徒2人1組は足にホースで水をかける水療法をそれぞれ行っていた。

 その2人1組の水をかけられている方の生徒さんの服装が、上はTシャツ1枚で下は下着1枚だったので目のやり場に困った。妻に突っ込まれない程度にチラチラと拝見。ところが相手は平然としている。森林療法研究家の上原先生からも「ドイツの人は下着を見られるということには無頓着なんですよねぇ。外で体操をしていると女性がスカートを脱いで下着姿になっちゃったりしてねぇ」と聞いていたが、確かにそのようだ。じゃぁドイツではチラリズムは成立しないのだろうか…。

 脱線したところで午前中の視察は終了。午後は、日本ではバスソルトでおなじみのクナイプ製薬工場へと向かう。
 
  下川の森林療法の最新情報は、http://yaplog.jp/forest-therapy

(写真=クナイプ水療法のポスター)

[ 2005-02-27-19:00 ]
 
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2005年2月

第1回「ドイツと言えば」
第2回「寒さで緯度の高さ実感」
第3回「クアパークを歩く」
第4回「クアハウスにて」
第5回「ひとり、森へと向かう」
第6回「森と動物ハンティング」
第7回「森と共に生きる」
第8回「森林官と森を歩く」
第9回「市役所を訪問する」
第10回「療法で深く短い眠りに」
第11回「クナイプ療法を学ぶ」

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