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2004年12月6日付

クアハウスにて

ドイツ-フランス編 第4回

 クアハウスというと温泉やプール、スポーツジムなどからなる温泉レジャー施設を思い浮かべる人が多いのではないだろうか?

 本場ドイツのそれは、屋外には水療法のための水踏みプールと腕浴水槽があり簡単な療法は行えるようになっていたが、屋内はインフォメーション機能と集会機能だけのシンプルな施設で、本格的な療法を行う場所ではなかった。

 そういえば屋外に、駒の高さが膝くらいまである大きなチェスセットがあったが、あれも療法の一つなのだろうか?頭だけではなく、体も使いそうだ。

 施設の中に入ると閑散としている。案内所があり、女性が1人で担当していた。欲しくてしかたがなかったガイドマップは有料で2ユーロ。しかし、後で配られるというような話があったので、買わずに他に掘り出し物がないかと探す。

 ここバート・ヴェリスホーフェンでは、希望者に万歩計の貸出しを行い、歩いた距離に応じてサンダル型のピンバッヂが授与されると聞いていた。100キロ以上が銅、200キロ以上が銀、300キロ以上が金という3種類。

 森林療法研究の第一人者として日本全国津々浦々引っ張りだこの上原巌先生は、これまでに金を2つ、銅を1つ獲得したとのこと。そして、金バッジを付けてカフェで休憩していると「おぉ、金バッジじゃないか!ぜひおごらせてくれ」とドイツ人のおじいさんにビールをごちそうになったそうだ。

 そのバッジや万歩計、歩行距離証明書が案内所のショーウインドウに展示してあった。ぜひチャレンジしてビールをおごってもらいたいところだったが、日程が短く予定が詰まっていて歩行距離を稼げそうにもなかったので、この先の人生の楽しみとしてとっておくことにした。

 クアハウスのトイレに入って気づいたことがある。腰掛ける便器の脇にブラシが備え付けられていることだ。ここだけかと思ったが、空港のトイレでも同じだった。これはいいことだと思った。これなら思いがけず汚してしまってもその場できれいにできる。自分も恥ずかしい思いをせずに済むし、次に利用する人にとっても気持ちがいい。

 日本の公衆便所の便器は汚いことが多いと感じていたが、それは思いがけず汚してしまったときにその場で清掃できるようになっていないからではないだろうか?紙で拭ける場所ならいいが、そうでない場合もある。

 すべての便器にブラシを備え付けにして清掃の回数を減らすのと、今までどおりの回数清掃を行うのと、どちらが費用対効果が高いだろうか?

 費用対効果だけの問題ではない気もする。自分のしたことに対し自分で責任を持つのか、人任せにするのか。生き様に関わる問題ではないだろうか?少し大げさかもしれないが。

 お昼の集合時間が近づいてきたので宿に戻る。近くのレストランで食事をして午後からは「野生動物に親しむ週間」プログラムに参加だ。

(写真=水療法のための水踏みプールと腕浴水槽)

[ 2004-12-05-19:00 ]

 
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2004年12月

第1回「ドイツと言えば」
第2回「寒さで緯度の高さ実感」
第3回「クアパークを歩く」
第4回「クアハウスにて」

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