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2004年11月22日付

寒さで緯度の高さ実感

ドイツ-フランス編 第2回

 ドイツの南部に位置するバート・ヴェリスホーフェン(以下BW)は北緯47度で、日本の北部に位置する下川は北緯44度。私は数字が好きではないので、現地でようやく人づてにこの事実を知った。そして、さらに身をもって知ることになる。

 8時に朝食ということで、7時に起きる。暗い。「そうか、ここも北なのだ」。朝食を済ませ外に出る。寒い。下川より寒い。「そうか、さらに北なのだ」。名古屋で生まれ育った私にとっては北海道が北限であり、北海道から北の暮らしなど全く想像していなかった。

 さらに、ヨーロッパには冬時間と夏時間があり、夏時間は3月の第1日曜日に時計を1時間進めて始まり10月の第4日曜日に時計を1時間戻して終わる。つまり冬時間に戻れば、朝はさらに暗い時間が長くなるのだ。

 省エネルギーを考えれば、確かに夏時間・冬時間という使い分けは理にかなっている。が、心身にとってはどうだろう?自然療法を研究する身としてはそこが気になる。また一つ知らなければならないことが見つかった。「深く探求すればするほど、知らなくてはならないことが見つかる。人間の命が続く限り、常にそうだろうとわたしは思う」。アインシュタインの言葉だ。

 寒さに身を縮めながらも歩き出す…おっとその前に、やっぱり気になりますよね?朝食のこと。先に言ってしまうが朝食に関しては3日間とも同じ内容だった。色んな種類のパン(黒やら白やら)、色んな種類のチーズ、色んな種類のハム(のようなモノ)、レバーペースト、3種類のシリアル、蜂蜜、ジャム、ヨーグルト、リンゴジュースといった中から自分なりの組み合わせを楽しむ。そしてコーヒーかティー(紅茶)はどちらかを選びティーポットごと熱々が運ばれてくる。シンプルだがパン・チーズ・ハムの種類が豊富で楽しめた。食事療法としては…ここではこだわらないことにしよう。

 余談だが、なぞのおじいちゃんの存在が薄暗い朝食の風景にアクセントをもたらした。専用のテーブルで立ったまま食事を、しかも正装で!年齢から推察して、立ったまま食べるのは体の具合によるものというのが妥当だろうが、ひょっとしてそういう療法?立食療法?正装なのは?引き締まるから?といろいろ想像してしまう。果たしておじいちゃんの正体はいかに?

 楽しい朝食を終え、服を着込んで外へ。念願のBW歩きだ。空は曇りであたりは薄暗いが、気持ちは明るい。地図を片手にとりあえずクアパークとやらを目指す。天気が悪いせいか?日曜日のせいか?時間帯のせいか?人通りは少ない。

 昨夜は暗くてよく分からなかったが、保養施設が林立している。私たちが泊まったエミリエは、前回クアペンションとお伝えしたが、写真や草苅健さんの近著『林とこころ』で確認するとクアハイムとある。クアハイムは、BWでは一番小さなサイズの保養施設のようだ。そして、クアハイムより大きなクアペンションから、広い庭、プール、洒落たレストランを備えた大型のクアホテルまで、大小様々な保養施設がそろっている。保養地としての厚みを感じざるを得ない。このBWが、100年前には人口1000人足らずの小さな農村だったとは…。

(写真=BWでの宿、クアハイム「エミリエ」)

[ 2004-11-21-19:00 ]
 
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2004年11月

第1回「ドイツと言えば」
第2回「寒さで緯度の高さ実感」

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