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2017年9月29日

早急な保育士確保策を検討
名寄市議会市民福祉委・不足の内科医が優先
開業医誘致条例で審議入り

 【名寄】名寄市議会市民福祉常任委員会(熊谷吉正委員長)が29日に市役所名寄庁舎で開かれた。第3回市議会定例会で付託された「名寄市開業医誘致条例」の制定を審議した。
 市内の開業医状況をみると、平成25年度から28年度の4年間で三つの開業医がなくなったことに伴い、名寄開業医師会の会員数が11人、7医療機関にまで減少している。同条例は、この喫緊の課題に対応しようというもので、市内で開業する医師に対して支援し、名寄市全体の医療サービスを守ることなどが狙い。支援内容は、新たに開設する診療所の土地や建物、医療機器などの「取得」と「賃貸」の2種類に大きく分けられ、「取得」の場合、取得価格の100分の50を助成(限度額5000万円)。「賃貸」は、年額賃貸料の100分の50を5年間助成(年間の限度額600万円で、5年間総額で3000万円)するが、「取得」「賃貸」の両助成の重複はできない。
 既存開業医への対応では「別の助成制度を中小企業振興審議会の中で検討する」。優先診療科については、25年度からの4年間で閉院した三つの開業医うち、二つが内科だったため、「内科医の誘致が優先」と答えた。また、次回以降の委員会で具体的に審議することも確認した。
 この他、市が市内保育士と幼稚園教諭の確保状況を報告。この中では、待機児童が全道的に増加傾向にあり、保育士などの確保が難しくなっているとした上で、「現在、市内公立保育所で2人程度の採用、私立の幼稚園・保育施設で8人程度の新規募集を予定しているが、名寄市立大学で新たに開設した社会保育学科の卒業生は29、30年度の2年間輩出されないため、雇用は市外からとなり、非常に厳しい状況」などと強調した。このため、保育士と幼稚園教諭の確保は緊急性の高い課題とし、「保育士などが確保できなければ入所定員の削減も検討されるとともに、待機児童の増加を引き起こすため、早急に具体的な対策を検討して取り組む」と説明して理解を求めた。

[ 2017-09-29-19:00 ]


黄金色の水田と農夫描く
名寄市在住の山本美和さん・新ロマン派展で協会賞を受賞

 【名寄】市内在住の山本美和さんは、第72回新ロマン派展(新ロマン派美術協会主催)にアクリル画「稲物語〜父の背景〜」を出展、最高賞である協会賞を受けた。同展では初めての入賞となり、知らせを聞いて「すごくびっくりしているが、うれしい」と喜びを語った。
 同協会は、敗戦後の荒廃した世相に「いくばくかの潤いを」との志を同じくする若手の画家18人が結束し、昭和20年に創立。以後、自由な芸術活動を求め、旭川市や道北地方を中心に活動。現在は絵画や工芸、彫刻の会員と会友合わせて103人を数える。山本さんは幼いころから絵を描くことが好きで、アクリル画を始めて3年目。姉の竹部麻理さんと義兄の裕二さんが夫婦でワイン用ブドウ農家「森臥」を営んでおり、ラベルのイラスト作成を依頼されたことがアクリル画に取り掛かるきっかけとなった。
 今回、出展した「稲物語〜父の背景〜」は、収穫前の黄金色に染まった水田の草取りに入っている農夫の後ろ姿を描いており、「実家はもち米農家ですが、子どもの送り迎えで秋に田んぼの中の農道を通っている時、見掛けた農家の方の後ろ姿をモチーフに描いた」と話す。
 作品を描いている際「秋なので日一日と色が変わり、天気によっても色合いや陰が変化する。稲穂が移り変わる姿をどのように捉えて描くか難しかった」と苦労を振り返る。
 同展は今回で3回目の出展で、入賞は初めて。初入賞が最高の協会賞となり「すごくびっくりした。搬入の前日まで作品に納得がいかず、キャンパスと向き合って手を入れていた。協会賞と聞いてうれしい。これからも一生懸命描いていきたい」と喜びと意気込みを語った。


(写真上=最高の協会賞を受け、喜びの表情の山本美和さん)
(写真下=黄金色の水田と農夫の後ろ姿を描いた「稲物語〜父の背景〜」)

[ 2017-09-29-19:00 ]


品質均一化、生産性向上へ
道北なよろ農協・乾燥調製施設増強で
籾貯蔵庫新設の竣工式

 【名寄】道北なよろ農協(東野秀樹組合長)の穀類等乾燥調製施設増強工事・籾(もみ)貯蔵庫新設工事の竣工式が29日に同所(名寄市風連町中央)で行われた。乾燥能力を向上させたことに伴い貯蔵スペースを新設したもので、関係者たちは品質の均一化や生産性向上に期待を込めた。
 同農協では、もみの乾燥能力アップを図るため、乾燥調製施設の増強工事を5月30日から9月15日まで実施。既存の貯留ビン(1本50トン)12本に攪拌(かくはん)装置を設置して乾燥を促進させたことをはじめ、貯留ビンのカメラ監視設備、玄米製品タンク(25トン)増設、出荷フレコン計量機の増設、防鳥ネット設置を行った。それに伴い、乾燥時間が短縮されたことから、もみ貯蔵スペースを新たに設けることが必要となり、7月1日から9月27日にかけて、もみ貯蔵庫(350平方メートル)の新設工事を実施するとともに、メッシュコンテナ(1基1200キロ)500基を導入した。
 事業費は1億5426万円で、道の補助金「地域づくり総合交付金」も受ける見込みとなっている。
 竣工式では、完成を祝って神事が行われ、出席者たちが玉串を奉納。続いて、東野組合長は「収穫後の受け入れ作業をスムーズ、安全にするとともに、均一化した品物を出荷できる。日本一のもち米団地・名寄の看板をアピールでき、次の世代にもつなげていかなければならない。春からの農作業が事故なく、無事に出荷できることを祈念したい」と挨拶した。

(写真=玉串を奉納し完成を祝う東野組合長ら)

[2017-09-29-19:00 ]


理解深め栽培拡大へ協力
王子マテリア名寄会・下川の医療植物研究室を視察

 【名寄・下川】王子マテリア名寄会(木賀義晴会長)が27日、町内一の橋にある王子ホールディングス(HD)医療植物研究室を視察。取り組みに理解を深めた。
 名寄市内には、製紙会社「王子マテリア」の工場があり、地域振興に大きな役割を果たしている。一方、下川町一の橋集住化エリアでは、製紙大手の王子HDが、薬用植物の試験栽培に取り組んでおり、町で整備した誘致企業貸付試験研究施設「医療植物研究室」もある。王子マテリア名寄会は「王子マテリア」との相互発展を目指す組織。総会に王子HD医療植物研究室の佐藤茂室長が講話したことを機に連携を図ろうと、この日視察を行った。
 視察には会員25人が参加。トドマツなど道産材を利用した木造平屋の同研究室、試験栽培中の薬用植物、育苗などを行うビニールハウスを見学した。
 佐藤室長は、これらの施設への熱源を一の橋集住化エリアの森林バイオマス地域熱供給施設から賄い、暖房費削減になっていること、薬用植物が漢方だけでなく医薬品、化粧品、日用品など多様なものに使われていることも説明した。
 同研究室では、地域の農家などと連携し、薬用植物を名寄エリアで8ヘクタール栽培。佐藤室長は同会との連携で「名寄での栽培拡大へご協力いただけたらありがたい」と話す。木賀会長は「王子HD直属の研究開発部門が、隣接の下川にあるのはありがたい。名寄への栽培拡大の意向を聞き、みんなで勉強しようと訪れた。夢が広がった」と語った。

(写真=医療植物研究室を訪れた王子マテリア名寄会)

[2017-09-29-19:00 ]

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