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2016年8月24日

多寄〜名寄の用地買収着手
高規格道路市民期成会が総会・早期完成へ要望活動

 【名寄】高規格幹線道路網の活性化を図る市民期成会(会長・藤田健慈名寄商工会議所会頭)の平成28年度定時総会が23日に駅前交流プラザ「よろーな」で開かれ、早期完成に向けた要望活動などの事業計画を決めた。
 同会は、北海道縦貫自動車道の士別市多寄町〜名寄IC(インターチェンジ)間の早期完成とインターチェンジの環境整備を実現させることを目指し、昨年6月に設立。昨年10月に旭川開発建設部へ要望した。
 総会で藤田会長が挨拶し、「事業展開が見えない部分もあり、活動はなかなか難しいが、工事は徐々に進行しているとのこと」と述べた。また、旭川紋別自動車道の開通で上川町内の国道39号の交通量が減少したことを踏まえながら「高速道路ができると、風連の道の駅に影響が大きいと考える。風連IC設置や名寄ICがある19線の周辺整備を要望し、地域にメリットがあるよう運動したい」と協力を呼び掛けた。
 事業計画は要望活動の実施で(1)風連ICを設置し、道の駅へのアクセスを確保すること(2)名寄IC周辺へのサービスエリア設置など周辺環境を整備し、オホーツク地方への国道239号へのバイパス構想を具体化し、実現すること(3)智恵文南降り口を設置すること(4)工期を短縮し、早期に完成すること―を盛り込んだ。また、市民へのPR事業や市民集会の実施なども決めた。
 総会終了後、名寄市から高規格道路の建設進ちょくについて情報提供。士別剣淵IC〜士別市多寄町間(延長12キロ)は盛り土や法面(のりめん)、橋りょう架設工事。士別市多寄町〜名寄IC間(延長12キロ)では調査・設計、用地買収が行われている。事業進ちょく率は59%だが、完成時期は未定であり、市では「平成26年8月の建設凍結解除当初はおおむね10年以内という目安だったが、用地買収や予算の問題があると思われる。地主からは一定の理解を得て、本年度から用地買収に着手している」と話した。

(写真=地域メリットある運動を―と挨拶する藤田会長)

[ 2016-08-24-19:00 ]


今後の設備更新に向け
名寄エンレイホール・音響設備など60種類有料化

 【名寄】名寄市教育委員会は、市民文化センターエンレイホールの音響映像設備、照明設備など付帯施設の使用料を有料化している。舞台設備など合わせて60種類が有料化されたが、特に予約が減るなどの影響は出ていないとのこと。また、今までの使用状況を考慮して、大ホールの音響設備では、マイクなどの使用可能な内容をセット化して使用料も低く設定するなど、市民の文化活動にホールが生かされるようにも配慮したものとしている。
 エンレイホールは、昨年5月にオープン。大ホールを備え、コンサートや演芸など各種行事に利用されてきている。開館後、新施設を多くの市民に利用してもらう意味もあり、当初は部屋の使用料のみ負担を求めてきた。だが、設備更新のために一部の音響などの設備についても、受益者負担を求めることにして、今年7月1日から有料化しているしもの。
 有料化の対象となったのは、大ホールでは音響設備が基本装置、プロジェクターなど8種類、照明設備がボーダーライト、シーリングライトなど22種類、舞台設備がスモークマシンなど19種類など、合わせて60種類。近隣類似施設の使用料も参考にしての設定としているとのこと。
 スタインウェイピアノは、調律代は使用者負担とし、使用料は1日1台9720円、ヤマハピアノは同じく3240円としている。スタインウェイは市民の善意もあって購入した経過から、これまで通り利用制限は特に設けないことにしている。
 有料化に伴い、新たにセット化した使用料も設けている。例えば、音響映像設備の場合は、セットA(1日・1式、音響基本装置、マイク12本およびスピーカー6本まで使用可)が1万800円、セットB(同・同、音響基本装置、マイク6本まで使用可)が5400円としている。

[ 2016-08-24-19:00 ]


胃がん予防や治療に理解
たに内科クリニック市民講演会・恵佑会札幌の西田副院長招く

 【名寄】たに内科クリニック(谷光憲院長)の市民講演会が23日にホテル藤花で開かれ、谷院長と恵佑会札幌病院の西田靖仙副院長が講師を務め、胃がん予防や治療について理解を深めた。
 市民約150人が参加。第1部は「当院におけるがんの状況」をテーマに、谷院長が講演。同クリニックでの年間消化器がん症例について、胃がん10例、食道がん2例、大腸がん10例、膵臓がん3例が見つかっていることを説明。
 スクリーンで内視鏡を用いた発見された食道がん症例を紹介し、「予防のためには禁煙、酒の飲み過ぎ防止、胃カメラを年1回受けること」と強調。胃がん予防では「最も大切なのは、ピロリ菌の除菌。当院ではこれまで4000人が除菌治療を行い、85%が成功している」とした。また、大腸がんについて、「これまで100人の大腸がんを見つけたが、そのうちの7割が便潜血検査で見つかった」と説明。野菜など食物繊維の摂取、毎日の運動、禁煙の他、年1回の便潜血検査の重要性を訴えた。
 第2部は「胃がん〜予防から治療まで〜」と題し、西田副院長が講演。西田副院長は、消化器の悪性腫瘍全般の治療が専門。年間約350例の手術を行う、胃がん治療のスーパードクターと呼ばれている。
 がんの仕組みについて西田副院長は、「体の中では日々、古い細胞と新しい細胞が入れ替わり、いつも同じ状態を保っている。しかし、設計図である遺伝子に傷が付き、以前とは異なる情報を基につくられた細胞が、がん細胞となる。体全体の調和に関係なく、無秩序に増え続ける」などと説明。
 胃がん治療としては、内視鏡治療、外科的療法、化学療法の3タイプがあるとし、「内視鏡による胃がん切除術は、がん細胞の取り残しなどの面から、一定の条件がそろわない限り行わない」とした。また、ビデオ映像を見ながら、最先端の胃がん外科手術についても、理解を深めていた。

(写真上=便潜血検査の重要性などを訴えた谷院長)
(写真下=胃がん治療について説明した西田副院長)

[2016-08-24-19:00 ]


人々との関わり学ぶ
北国博物館で流域史講座・天塩川チョウザメ物語

 【名寄】第11回天塩川流域史講座「天塩川チョウザメ物語」が、18日から北国博物館でスタートし、記録や文献などを通してチョウザメと人々の関わりを学んでいる。
 同館(吉田清人館長)が主催する恒例の講座。今年は大正期ごろまで天塩川に遡上(そじょう)していたチョウザメをテーマに開講。9月8日までの毎週木曜日に全4回の日程で、13人が受講。講師は同館専門指導員で元同館長の鈴木邦輝さん。
 チョウザメは、かつて北海道の沿岸部や石狩川、天塩川などの大河川に生息。「天塩川のチョウザメは、アイヌがどのように捕獲や利用していたか記録が残っている」などと補足。チョウ(蝶)のような鱗(うろこ)を持ったサメ(鮫)に似た魚であることからチョウザメの由来とされており、「歯はなくて、餌は吸い取る。冷たい水中に生息するが、川の中流から下流までの深い川底に生息し、産卵する」。
 縄文文化前期から現代アイヌ文化初頭の遺跡で、チョウザメの体表の鱗板(りんばん)が出土したため、食用されていたと考えられるとともに「皮が鮫鞘(さめさや)の原料として蝦夷地から本州へ運ばれ、幕府に献上された。当時はキャビア(卵)や身よりも皮が利用されていた」などと解説した。
 また、松浦武四郎が北海道を探検した際、天塩川や石狩川、オホーツク海沿岸、太平洋東側沿岸でチョウザメを発見し、記録に残したこと。アイヌが生食で身や卵に加え、内臓からはニカワ(ゼラチン質の接着剤)、油は薬用に利用したことなども紹介。さまざまな記録や文献を通してチョウザメについて学びを深めている。

(写真=記録や文献を通して学びを深めている講座)

[2016-08-24-19:00 ]

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