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2015年2月27日

小規模優遇価格に期待
下川町利用促進セミナー・森林バイオ熱電導入で中間報告

 【下川】下川町主催の森林バイオマスエネルギー利用促進セミナーが26日に町総合福祉センター・ハピネスで開かれ、町民約60人が参加した。東北芸術工科大学の三浦秀一教授が「森のエネルギーで自立するまちをつくる欧州と日本のこれから」をテーマに講演し、町が森林バイオマス地域熱電併給導入に向けた可能性調査の中間報告を行った。
 町は、林地残材など地域で眠る森林バイオマスを燃料に地域熱電併給を行うことで、林業・林産業の活性化と、それに伴う雇用の創出を目指している。
 森林バイオマス発電の調達価格(買い取り単価)は、5000キロワット規模のプラントをモデルとして設定されていたため、町は前年度までこれをベースに、中心街全域での熱電併給導入の可能性を調査してきた。だが、この規模では燃料供給力不足など課題があり、小規模プラントでも採算が合う価格区分の設置を要望してきた。結果、24日に平成27年度固定価格買い取り制度に基づく調達価格と保障される期間の算定委員長案で、2000キロワット未満の小規模発電を優遇する価格区分が示された。
 町環境未来都市推進本部の春日隆司本部長はセミナーで「町が1年、要望し続けた結果、地域の声が制度を変えた」と報告。また、森林バイオマス熱電併給導入で、課題に(1)町民とどう作るか(2)木質原料確保(3)採算性―を挙げ「(買い取りが保障される20年間は)小規模でも採算性が合うようになり、町民が出資参加できる環境もつくりやすくなった。ただ、導入には、外部の技術と資金も入れる必要がある。地域内雇用創出の選択肢の一つにできるのではないか」と話した。
 中間報告では町が、中心市街地の熱電併給導入に向けた「エネルギー需要量調査(住民アンケート、住宅実測)」「地域内エネルギー需要量調査」「木質原料供給能力調査」「エネルギー供給事業の基本構想策定」などの現状を報告した。
 講演では、町の調査検討委員会に外部専門家として指導、助言を行っている三浦教授が「ヨーロッパは、森林の多い地域ほど再生可能エネルギー利用率が高く、その半分は木質エネルギーである」。加えて「森林バイオマスは熱利用効率で8割と高く、発電効率で2割と低い。だが、熱電併給ならば熱6割、発電2割で、全体で8割になる。エネルギー需要はほとんどの地域で、電気より熱のほうが多い。熱電併給は熱利用を前提とすれば、需要とバランスがとれる」と語った。

(写真=森林バイオマス熱電併給の有効性を話した三浦教授)

[ 2015-02-27-19:00 ]


安定した輸送確保など
宗谷本線活性化協・宗谷北線運輸所と要望懇談会

 【名寄】宗谷本線活性化推進協議会(会長・加藤剛士名寄市長)の宗谷北線運輸営業所(杉本克也所長)に対する要望懇談会が26日に市役所名寄庁舎で開かれ、宗谷本線沿線の各自治体首長が事故の再発防止などを要望した。
 要望懇談会には杉本所長をはじめ、同協議会に加盟する宗谷北線沿線自治体の首長などが出席。加藤会長が(1)安定した輸送の確保と事故の再発防止(2)宗谷本線の完全高速化の実現(3)特急列車の快適性の向上(4)エゾシカなどの野生動物への対応策の充実―の共通要望事項と、各自治体の個別要望事項が書かれた要望書を杉本所長に手渡した。
 杉本所長は共通の要望事項について、安全運行を最優先にしていると強調した上で、「高速化の実現は単独では難しく、沿線自治体の協力が必要。動物対応では、シカ柵を設置するなどして取り組んできたが、23年以降は対策を講じていなかったため、予算をやりくりしながら少しずつでも進めるとともに、減速運転にも努める」などと答えた。
 また、本紙管内からは名寄市と美深町が個別の要望事項を提出。加藤市長が「JR名寄駅横駐車場の除排雪の改善を」。今泉和司副町長が「JR美深駅跨線橋の階段昇降機設置。悪天候に伴う運休区間分割した通学生徒の足の確保を」などと要望した。
 これに対して杉本所長は「名寄駅駐車場は常に車が止まっている状態のため、きれいに除雪できないが改善したい」。美深要望では「昇降機は整備費用が高額となるため難しい。運休区間の分割は、安全が確保できる状態まで天候が回復しなければ運行できない」と答え、理解を求めた。

(写真=杉本所長に要望書を手渡す加藤会長=左=)

[ 2015-02-27-19:00 ]


悲願の表彰台に立つ
湧別原野100キロクロカン・チーム「なよろ」3位入賞

 【名寄】第30回湧別原野オホーツク100キロクロスカントリースキー大会が22日、オホーツク管内遠軽町と湧別町で開催。5人1チームによる100キロの駅伝の部でチーム「なよろ」が3位に入賞し、悲願の表彰台に上った。監督の渡辺和美さん(52・上川総合振興局北部森林室勤務)は「上位の自衛隊チームに迫ることができて、うれしかった」と喜びを語る。
 同実行委員会などが主催。国内最長距離の大会として知られており、個人、駅伝の全種目で選手1207人が出場。 駅伝の部には一般や自衛隊などから17チームが出場。5人1チームで100キロを走破した。
 コースは湧別川沿いで、1区は北大雪クロカンコース(遠軽町白滝、15キロ)、2区は旧白滝まで(20キロ)、3区は丸瀬布まで(17キロ)、4区は遠軽まで(23キロ)、5区は湧別まで(25キロ)。1区から4区までは山間部、5区は平野部を走り、高低差は600メートル。
 チーム「なよろ」は監督の渡辺和美さん、渡辺さんの次男で有さん(20・靴・スポーツのすま勤務)、三男の旬さん(17・名寄高校2年)、練習仲間で吉本伸一さん(50・陸上自衛隊名寄駐屯地勤務)、対馬俊之さん(51・中川林業試験場勤務)のメンバーで挑んだ。
 一昨年は5位、昨年は4位で、渡辺さんは「一昨年は3位と2分差、昨年は5分差で表彰台に届かなかった。昨年は残り5キロで抜かれてしまい、悔しさがあったので、夏の間からマラソン大会に出場するなど懸命に練習し、体力づくりをして備えた」と振り返る。
 今年は遠軽、千歳の自衛隊チームに次いで、4時間56分30秒で3位に入賞、悲願の表彰台となった。「若いメンバーが2人で、他は50代だったが、総合力で勝てたと思う。上位の自衛隊チームの食い込むことができて、うれしかった」と笑顔を浮かべて話す。

(写真=メンバーの渡辺和美さん、対馬さん=前列左から=、有さん、旬さん、吉本さん=後列左から=)

[2015-02-27-19:00 ]


帯を素材に作り続け10年
名寄・林さん宅でひな人形400体並ぶ

 【名寄】使わなくなった古い着物の帯を材料に、かわいい「ひな人形」を手作りし続けている人がいる。市内西12南9に住む主婦の林弘子さん(73)だ。希望する人には内裏びなだけでなく、三人官女と五人ばやしもセットにしてプレゼントしている。しかし、自宅にはまだ400体以上ものひな人形があり、3月3日のひな祭りを待つように飾られている。
 林さんは若いころから和裁を得意とし、10年前に手作りひな人形を目にしたのをきっかけに、自分で作るようになったそう。素材は全て帯で、最初のころは自分の使わなくなった帯を利用していたが、最近は知人が帯を譲ってくれるという。古い帯のリサイクルだ。
 人形の作り方は、顔となる部分に綿棒を使用。これに綿を巻いて大きさを決め、体となる部分は、四角に裁断した帯の角を顔の部分を包むようにまとめていき、全体を仕上げる。大きさは高さが約6センチ、幅は6センチから10センチ程度になる。人形一体を作る時間は平均で30分程度だそう。
 また、帯によって柄が違うため、どの部分を人形の着物として利用できるかを考えながら裁断していくのも楽しみの一つだとか。主婦業の時間以外を使って作り続けて10年。希望する人らにプレゼントをしているが、それでも林さん宅には、400体以上のひな人形が飾られ、人形の数が増えていった結果、3段だった飾り棚は、今では5段になり、それもいっぱいになっている。

(写真=帯を使ってひな人形を手作りし続けている林さん)

[2015-02-27-19:00 ]

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