地域ニュース
会・催し
閑古鳥(社説)
土とともに生きる
私の回想記
連載企画
おくやみ
書籍
会社概要
広告について
採用情報
リンク

地域ニュース

2014年7月11日

共同研究契約を締結
名寄市と医療基盤研究所・全国で初の試み

 【名寄】独立行政法人医薬基盤研究所(米田悦啓理事長)と名寄市の薬用作物に関わる共同研究契約締結式が11日にホテル藤花で行われた。薬用植物が材料となっている漢方薬の国内需要が高まっている中、名寄市内にも同研究所管轄の薬用植物資源センターがあることから、名寄市としても生産体制確立などに向けた取り組みなどを支援しようというもので、今後の研究成果に期待が寄せられている。また、同研究所が自治体と契約して共同研究に取り組むのは初めて。
 近年、健康思考や高齢化社会の進行に伴って薬用植物が起源となる漢方薬などが見直されている中、生産国として有名な中国の農業生産環境の悪化や人件費の高騰などにより、日本国内での薬用作物栽培の需要が高まっている。
 今回の契約締結は、この情勢を踏まえるとともに、名寄市内には同センターがあり、さらには生薬会社と契約栽培している市内農家もあるため、この生産体制をより充実したものにするための研究を進めることが目的。具体的な研究作物は今後、同センターと市で協議することとしているが、川原信夫同センター長は「道内で材倍できる作物、大規模生産できる作物、業界ニーズの高い作物などを重点にするとともに、生薬、医薬品として使用するには起源がはっきりした植物でなければならないため、これらを考慮しながら研究作物を決める」。
 また、生産コストを抑えるため、現在使われている農業機械で大規模生産できる作物を視野に入れる他、名寄の冷涼な気候にマッチングした植物で効率の高い栽培研究に取り組むこととしている。
 締結式では、最初に白旗哲史北海道農政部生産振興局農産振興課長が「道としても、農業活性化の柱や6次産業化などに結び付くと考えており、名寄市の取り組みが全道のモデルとなることを期待している」などと挨拶。続いて、米田理事長と加藤剛士市長が契約書に署名するとともに、今後の研究成果などに期待を込めて力強く握手を交わした。

(写真=契約を締結して握手する米田理事長=左=と加藤市長)

[ 2014-07-11-19:00 ]


道内初、国際大会下川で開幕
チェーンソーアート「EzoCUP」

 【下川】道内唯一のチェーンソーアート大会として4年目を迎えた「EzoCUP」が、海外から世界トップのアーティストを加えた初の国際大会(インターナショナルマスターズコンペティション)として、11日から3日間、桜ヶ丘公園フレペ広場特設会場で開かれ、激戦が繰り広げられている。
 チェーンソーアートはチェーンソーを使って丸太から彫刻作品を作り上げる芸術。同大会は森林文化を創造し、森の価値を高める機会とするのが目的。本年度はカフェや音楽、マーケットなどと混ぜ合わせた森林イベント「森ジャム」の一環で開催されている。
 メーン競技には、国内で前年大会受賞者5人を含め、神奈川、千葉、青森、山形、岩手、山口から全国トップアーティスト8人、海外でアメリカとイングランドから世界大会優勝経験のある2人、合計10人が出場。作品テーマは森林文化創造にふさわしく「森林とともにある未来」。個々の発想力が試されそう。個人戦で3日間掛けて長さ3メートル、直径50センチの丸太を削り、作品に仕上げている。
 初日は午前9時に競技を開始し、一斉にチェーンソーのエンジン音を響かせた。台風(低気圧)の影響が心配されるが、スタートは晴天に恵まれ好調。1時間を過ぎると妖精、翼、女性らしき姿が見え始め、来場者もどんなデザインに仕上がるのか、想像を膨らませていた。
 作品はストーリー性、デザインの豊かさなどを評価して表彰し、完成後、同公園などに配置して活用する。12、13日は午前9時再開、12日は午後4時まで。13日は正午で終了し、午後1時からクイックカービングショー、同2時から表彰式が行われる。世界トップアーティストとして活躍している町内在住で同実行委員長、木霊光さんの力作も展示され、観客を楽しませている。

(写真=トップアーティストが腕を競っているEzoCUP)

[ 2014-07-11-19:00 ]


生産や動向などで講演
名寄で薬用植物フォーラム・北海道研究部が開設50周年

 【名寄】薬用植物フォーラム2014が11日に駅前交流プラザ「よろーな」で開かれた。専門家などが出席し、薬用植物の生産や需要、今後の動向、名寄でのカノコソウ栽培などについて講演した。
 独立行政法人医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター、名寄市の主催。同フォーラムは毎年、同センター筑波研究部のある茨城県つくば市で開催しているが、今年は同センター北海道研究部の開設50周年を記念して名寄で開催した。
 北海道研究部は、寒冷地に適した薬用植物の保存、栽培研究、品種育成研究を目的に昭和39年1月、国立衛生試験所北海道薬用植物栽培試験場として開設。平成9年7月に国立医薬品食品衛生研究所北海道薬用植物栽培試験場となり、17年4月に現在の独立行政法人医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター北海道研究部に改組された。
 フォーラムの開会で米田悦啓医薬基盤研究所理事長は「産官学で薬用植物の栽培を進めており、北海道でも発展させたい。栽培に力を入れていくため、唯一の研究センターをうまく利用し、薬用植物を育てていきたい」。続いて、専門家や企業、行政関係者など8人が講演。その中で、菱田敦之同センター北海道研究部研究サブリーダーが「薬用植物の持続的生産を目指して―北海道研究部50年の歩み―」と題し、省力化や機械化を目指した生産技術開発、薬用に適した品種育成について解説した。
 東野秀樹名寄市薬用作物研究会長は「名寄市におけるカノコソウ栽培の取り組み」と題し講演。カノコソウの栽培経過で「名寄は春の作業開始時期が他地域より遅く、冬の降雪も早いことから、生育期間は短くなり、収量確保のために密度の濃い効率的な栽培管理が必要。定植や管理はほとんど手作業で、中でも洗浄作業の時間が多く、栽培面積拡大の大きな障害になっている」と課題を説明。
 その他、薬用植物の国内需要と動向、北海道での薬用植物栽培への取り組みなどにいても講演し、理解を深めていた。

(写真=専門家などの講演に耳を傾ける出席者たち)

[2014-07-11-19:00 ]


茶道の作法にドキドキ
下川・園児が浴衣姿で伝統文化満喫

 【下川】下川町立幼児センター「こどものもり」の茶の湯会が10日に同施設で開かれ、園児が日本の伝統文化に触れた。
 幼児センターの茶道教室は、9年前に西野社中の西野道子代表が同施設の吉岡郁子主幹から「園児に茶道を体験させたい」という思いを受けてボランティアで始め、今では恒例行事として定着。この日、西野代表をはじめ7人が講師ともてなしを務め、3〜6歳児44人が浴衣姿などで参加した。
 園児たちは畳の上で正座して、この日のために作られた「キティーちゃん」をイメージした和菓子、たてられた茶が差し出されると「ご一緒に」と挨拶を交わして味わった。
 慣れない作法を学び「ドキドキする」と緊張気味。しかし、和菓子の味に「甘くておいしい」と顔をほころばせ、茶の味に「最初、いつもの茶の味がして後味が苦く、最後は葉っぱのにおいがした」などと話し、伝統文化へ理解を深めていた。
 西野代表は「これまで和菓子は季節感あるものだったが、今回は小さい園児に分かりやすいキャラクターになった。幼いころから礼儀や作法、和菓子や茶など日本の文化に触れて興味を持ってほしい」と話していた。

(写真=たてられた茶や和菓子を味わった園児たち)

[2014-07-11-19:00 ]

HOME
地域ニュース会・催し閑古鳥(社説)  

 名寄新聞社   〒096-0010 北海道名寄市大通南2丁目
  TEL:01654-2-1717/FAX:01654-3-2181 MAIL
写真・画像・図表などの無断転載を禁じます。著作権は名寄新聞社またはその情報提供者に属します。
著作権について
リンクについて
プライバシーポリシー
購読申込
Copyright NAYORO Newspaper all rights reserved.