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2014年1月29

重要5品目関税維持は困難か
道北地研公開講座・TPP交渉テーマに講演

 【名寄】名寄市立大学道北地域研究所の第2回市民公開講座が28日、駅前交流プラザ「よろーな」で開かれ、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉と農業分野の影響について講演を聞いた。
 講師は同大学保健福祉学部教養教育部講師の清水池義治さん。「TPP交渉の経過と現状―食の分野を中心に―」をテーマに講演した。
 TPPはFTA(自由貿易協定)の一種で「アメリカは自身が関与したFTAをアジアでつくることが狙い。日本は企業がどの国、どの地域でも同一条件で自由自在にグローバル展開したいため、TPPにメリットがあるとしているが、実際のところ関連企業にメリットはない。政府や経団連がTPPに参加したい理由は貿易ルールを統一し、グローバル基準で国際競争できるようにしたいため」と基礎から解説した。
 TPPは(1)関税の即時撤廃(2)関税撤廃の例外は認めない―と特定分野を除外した上での参加は認められておらず、「日本以外の国は日本に製品を売り付けたい狙いで、日本以外の国は全て関税を撤廃しようとしている」。
 ただ、交渉内容は「秘密保持契約」によって公開されておらず、「秘密裏で大胆に交渉が進められ、民主的な手続きからすると問題がある」と強調。さらに軽自動車税の値上げに触れ、「アメリカでは軽自動車は製造していないので、日本の優遇策は不当だとしている。軽自動車税の値上げはTPPとも関係があるのではと思う」と分析した。
 農業分野では「重要5品目の米、砂糖・でん粉、麦、乳製品、牛肉・豚肉を除いた586品目を撤廃すると自由化率は93・5%になるが、昨年11月の交渉会合で日本は95%前後の低関税枠拡大を提示した報道があり、重要5品目のうち2品目は撤廃する可能性がある」。
 また「一部の製品は関税撤廃しても良いのではという意見もあり、米そのものはダメだが、加工品は良いという意見もある。名寄で言えば、もち米の加工品が競合する可能性がある」と指摘した。
 現在、農産物以外の関税率は低く、石炭や鉄鉱石、原油はゼロだが、「北海道は関税率の高い農産物の生産割合が高いため、TPP参加による影響を大きく受ける」と訴えた。
 今後の交渉経過について「2月末にTPP閣僚会合がシンガポールで開かれ、そこで実質合意するのでは」と予想するとともに「交渉は進んでいくと考えられ、日中関係も緊迫する中ではアメリカ頼みになる。重要5品目の関税維持は難しいと思われる。他国は日本に製品を売り付けたいため、日本だけ突っぱねられるかどうか、交渉のテーブルに付いてから途中で抜け出すのは国際信用力が低下するため、引くに引けない状況」などと展開を話した。

(写真=講演した名寄大教養教育部の清水池さん)

[ 2014-01-29-19:00 ]


技術研さんし文化向上
美深手打ち蕎麦同好会・ワークショップ&設立総会

 【美深】美深手打ち蕎麦同好会のそば打ちワークショップ並びに設立総会が28日、町文化会館で開かれ、美深産そば粉を使用した「そば打ち」を通して楽しく研さんを積むとともに、打ちたてそばに舌鼓を打ちながら事業計画を承認。初代会長には、世話人の窪田耕治さんが選任された。
 町内初の手打ちそばの会。手打ちそばを通して地域住民との融和を図るとともに、手打ち蕎麦技術を研さんし地域文化向上に寄与するため、美深町公民館講座(そば打ち)受講者が中心となって準備を進め、活動をスタートさせた。
 ワークショップでは、町内冨岡の向井博文さん生産のそば粉を使用し、8(そば粉)対2(小麦粉)の割合でそば打ち。約20人が手分けして作業に当たったが、粉に満遍なく水を行きわたらせる「水回し」に苦戦。「延し」の作業で割れたり、切れてしまったりすることもあったが、協力しながら用意したそば粉3`全てを手打ちそばに。
 設立総会は、打ちたてのそばの香りと、のど越しを楽しむとともに、美深産と幌加内産のそばを食べ比べるなど和やかな雰囲気の中で進行し、世話人の窪田さんが「近隣市町村には、手打ちそば同好会があったが、美深には無かったため、設立できてうれしい。皆さんと共にそば打ち、食事を楽しみたい」と挨拶。
 事業計画のそば打ち例会(1、3、9、11月)、学習例会(2、8、10、12月)は、会員の都合に合わせて昼、夜の2部開催を検討。技術向上を図り、有段者資格取得に挑戦する。
 研修旅行(日帰り)は、幌加内そば祭りと当麻新そば祭りに参加するとともに、そばについて学ぶため、収穫体験なども計画。その他、他地域の同好会や愛好会との連携事業、町内イベントへの出展・参加する。

(写真=上から、初代会長に選任された窪田耕治さん。和気あいあいとした雰囲気の中で進められたWS)

[ 2014-01-29-19:00 ]


ソチ五輪応援!校舎に垂れ幕 目指せ金
下川商業高・出場決めた卒業生3人激励

 【下川】下川商業高校卒業の3選手が、ソチ冬季五輪日本代表に選ばれ、28日に同校の教職員や在校生たちが、3選手を応援する垂れ幕の設置作業を行った。この日は吹雪で作業は難航し、後日、改めて設置した。
 五輪代表に選ばれた同校卒業生は、ノルディックスキーで加藤大平選手、男子ジャンプで伊東大貴選手、五輪初種目の女子ジャンプで伊藤有希選手。
 垂れ幕は横90センチ、縦700センチ。「祝・ソチ五輪日本代表」「目指せ金メダル!」というメッセージが3選手の名前とともに書かれている。28日は教職員、在校生たちで昼休みに設置作業を行ったが、あいにくの吹雪。風にあおられて固定するのが難航した。結局、この日は断念。天候回復を待って取り付けることにした。
 伊藤選手は昨年、同校を卒業したばかり。前年度に伊藤選手の担任を務めた中島健文さんは「何事も前向きに取り組み、課題を考えながらクリアしていく生徒だった。報道で見る表情に自信を感じる。社会人になってジャンプに専念できる環境になり、成績も上げている。オリンピックの活躍を期待したい」。
 生徒会長の弓野華緒さん(2年)は先輩3人の五輪出場に「凄いと思う。優勝して下川に金メダルを持ち帰ってほしい」と激励している。

(写真=応援垂れ幕設置に奮闘した下川商業高校生)

[2014-01-29-19:00 ]


「ごみポイ捨てに罰則を」
風連下多寄小・加藤市長、小野教育長と懇談

 【名寄】加藤剛士市長、小野浩一教育長が28日、風連下多寄小学校(澤田重和校長・児童8人)を訪問。5、6年生5人から質問・要望を受け、加藤市長は「皆さんの要望に応えられるようにしているが、問題があったら教えてほしい。その都度対応していきたい」と答えた。
 名寄市の将来を担う子供たちが持っている素朴な質問や要望に答えるとともに、交流を深めることが目的。
 児童による学校紹介に続いて懇談。児童から「仕事のやりがいについて教えてください」「空き缶などのポイ捨てにも条例による罰則をつくってほしい」「歩道の除雪がされていない場所もあり、道路を歩いている人がいる。どのくらいの積雪で除雪をするのですか」など質問。
 仕事のやりがいで、加藤市長は「市民の皆さんを笑顔に、幸せにするために仕事をしています。これからも一生懸命、子供たちがこの地で楽しく、お年寄りが住んでいて良かったと思えるまちにしたい」。小野教育長は「皆さんが一生懸命に勉強をし、立派な大人になるための教育環境を良くする仕事をしています」と回答。
 不法投棄の条例制定で、加藤市長は「国で不法投棄を処罰する法律がある。空き缶などについても罰則としている市町村もあるが、『ポイ捨てしよう』という気持ちを起こさせないことが必要。捨てない雰囲気をつくっていきたい」。
 また、除雪関係では「10センチ積もると出動することになっているが、その基準が午前2時ぐらいなため、除雪が遅れることがある」と理解を求めた上で、「遅れないように業者と連携しているが、間に合わない場合がある。車道を歩くのは危険なため、積もったな━と思ったときは、長めの靴を履いてほしい」と語った。

(写真=加藤市長、小野教育長に質問をぶつけた子供たち)

[ 2014-01-29-19:00 ]

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