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2013年9月1

今後、魚類の影響にも注視
サンルダム建設工事・北るもい漁組が現場を巡視

 【下川】下川町内で国直轄サンルダムの本体着工準備が始まったことに伴い、日本海に位置する北るもい漁業協同組合(本所・羽幌町)の今隆代表理事組合長ら役員が、工事現場で水質汚濁対策の実施状況などを巡視し、河川環境が適切に守られているのか確認した。
 北るもい漁業協同組合はダム建設に伴う環境の影響を懸念し、平成17年に旭川開発建設部へ12項目の意見書を提出。協議を重ねた結果、平成21年に条件付きで同意した。これによってダム本体建設の着工が決まったが、同年10月に国のダム事業見直しで一時凍結し、同組合と同建設部の協議も中断していた。見直しの末、本体工事凍結解除が決まり、本年度から準備工事が始まったため、同組合も実施状況の視察に訪れ、協議した内容が守られているのかを確認した。
 巡視したのは、流木除去施設整備工事2カ所(サンル川最上流部)、茂珊瑠地区と四線の沢地区の湖岸管理用道路新設工事、ダム左右岸の基礎掘削工事の各現場。流木除去施設工事では、上流部で流木を取り除くための施設を整備しており、魚道の入口も兼ねている。工事から出る排水を1カ所に集約し、天然の薬剤を使った専用処理装置で濁水を浄化し、原水並みの水質で川へ放流している。
 管理用道路整備は来年度以降となるが、川や沢に土を盛る部分が出てくるため、各現場で環境負荷軽減策が講じられている。茂珊瑠地区では10月に川の切り替えが行われるため、切り替え部分にサクラマスが産卵しないよう、ネットを張って防止している。四線の沢地区では、重機が沢に直接、入らないで渡れるように鉄板を設置し、濁水が生じた場合に備え、ろ過して流せるよう、ヤシガラマットを設置している。
 8月から始まった右岸側基礎掘削工事では、土砂などで生じた濁水を集約して管理できるようにするとともに、ヤシガラマットでろ過して排水している。さらに川への出口をシートで被覆して濁水の流出を抑制している。左岸側基礎掘削工事では川を渡る必要があるため、川に巨大な仮橋を架設しているが、橋脚を川の外側に付け、川の汚染を避けている。掘削した土砂は搬出して、道路整備の盛り土に利用する。
 北るもい漁業協同組合の今組合長や役員は「雨降りの巡視だったが、川の汚濁対策は想定以上に講じられていた。今後は河川の切り替えもあり、魚類の影響がどの程度、出てくるのか、時期を見ながら現場に足を運び、説明を受けたい。魚道のモニタリング調査も再度、検討し、結果によっては魚類の移動が確保されるまで、北海道開発局と是非を協議したい。毎年の工事、ダム完成後も、魚類への影響を常に注視したい」と話す。

(写真=濁水を浄化して川へ流す様子を確認した北るもい漁組)

[ 2013-09-01-19:00 ]


発見時は刺激せず連絡を
美深町・暑さでスズメバチ凶暴化懸念

 【美深】本年度は、全国的に厳しい暑さが続いたことから、スズメバチの大量発生、活動の活発化が懸念されている。美深町では8月22日現在、スズメバチの駆除終了が7件、未処理が2件あり、前年度の駆除件数をすでに超える勢いとなっている。さらに、スズメバチに刺された事案も発生しており、町生活環境グループ環境生活係では、「巣を発見した場合はハチを刺激しないようにし、早急に連絡してほしい」と注意を呼び掛けている。
 スズメバチは、1匹の女王蜂を中心とした社会を形成し、防衛のためには、大型動物を襲撃する高い攻撃性を持っている。また、凶暴かつ好戦的。軒下や垣根、資機材置場、地中などで巣を作っているため、気付かずに近付いて、蜂を刺激し刺されるケースも多いという。
 美深町の駆除件数は、過去に40件を超える年もあったが、近年は大幅に減少。過去3年間を見ても22年度13件、23年度20件、24年度13件となっており、現在では年間13〜20件ほどの駆除件数となっている。しかし、本年度は、例年より遅い8月1日を皮切りに駆除依頼の連絡が入ったものの、22日現在で9件(うち駆除終了7件)となっており、前年度を上回る見通し。
 また、駆除したスズメバチはクロスズメバチ、キイロスズメバチの2種類。巣は住宅の軒下や物置などで発見されており、直径は12〜16センチに及ぶ。
 担当する町環境生活係によると、駆除後には粘着シートを張り、巣に戻ってくる蜂を捕獲。同じ場所での営巣を防いでいる。また、スズメバチは秋に繁殖期を迎え、凶暴化するが、本年度は猛暑続きのため、早い時期から攻撃性が高まるとともに、大量発生が懸念されていることから、町担当は「今後、巣が大きくなる可能性がある。発見した場合、巣の近くで大声を出したり、振動を与えるなどして刺激しないでほしい」と注意を呼び掛けている。

[ 2013-09-01-19:00 ]


森林を感じ気持ちいい
下川小学校・児童が木質化した教室で授業

 【下川】本年度、下川小学校校舎で内装木質化が進められており、既に普通教室や廊下の床、腰壁などが地域材製に張り替えられ、2学期から木の温もりある環境で授業をスタートさせた。
 校舎内装木質化では、玄関、廊下、階段、教室や職員室などの23室の床、腰壁、柱部分を地域材に張り替え、教室の引き戸、ロッカーなども地域材製に取り替え、併せて階段や天井など内装塗り替えも行っている。各階で異なる樹種を使用し、1階はナラ、2階はタモ、3階はシラカバなどとなっている。各階に使用材の表示も予定している。
 初回工事は学校の夏休み期間に、児童が使う場所を優先し、2、3階の普通教室、廊下、児童と職員の玄関の木質化が完了した。既に夏休みを終えた児童が利用している。
 3年生の樋口凌太君、高原桃夏さんは「夏休みが終わって登校すると、教室や廊下が木質に変わってびっくりした。森にいなくても木の香りを感じて気持ちいい。場所によって香りも違う。木の教室をつくってくれて感謝しています」と言う。
 6年生の久末雅輝君、工藤漱太君は「下川らしい教室になってうれしい。毎日、森林浴をしているみたい。ごみを残さずきれいにしようという気持ちが強くなった」と話す。
 同校では「校舎が明るくなり、木の温もりを感じる。地域材を使っているので、森林の町・下川への愛着が深まる。森林環境教育と併せて、児童の古里への思いを育んでいきたい」と語る。残りの内装木質化工事は、これから年度内に行われる予定だ。他に今後、町立病院や小学校に木質ボイラーで熱源を供給する「小学校周辺熱供給施設」整備などを予定している。

(写真=木の温もりを感じながら授業をする児童たち)

[ 2013-09-01-19:00 ]


力を込めて石臼回す
名寄・智恵文小で小麦の製粉作業

 【名寄】智恵文小学校(田村啓一校長、児童27人)では30日に学校農園で育てた秋まき小麦の製粉作業を行い、児童たちが一生懸命に石臼を回した。
 同校では毎年、生活科や総合的な学習の時間に地域の基幹産業を学ぶことなどを目的に、「大空活動」として水稲や野菜を栽培しているが、昨年秋からは秋まき小麦「キタホナミ」も栽培。
 9月の収穫祭でうどんと肉まんを作ることに決めたが、キタホナミは薄力粉の原料。強力粉を必要とする肉まんは作ることができない。そこで、5月から強力粉の原料となる春まき小麦「ハルヨコイ」を栽培した。
 しかし、種まきの時期が遅かったこと、除草が手薄になっていたことなどが原因で病害を受けてしまい、今年は市販の強力粉で肉まんを作ることにした。
 始めに栽培に協力してくれた越孝則PTA副会長が、秋まき小麦の収穫量やなぜ春まき小麦が病害を受けてしまったかを説明。続いて今藤正美同窓会長が「今は機械を使って農作業を行っているが、昔は手作業か馬を使っていた。小麦は明治ごろに日本でも栽培されるようになったが、ほとんどは自宅で食べるものだった」と、石臼の使い方を含めて話をした。
 この後、今藤会長と北国博物館から借り受けた石臼3基を使って製粉作業。重い臼を回すのに苦労しながらも、おいしいうどんを作れるよう力を込めて取り組んだ。
 また、製粉は少量ずつしかできないことから、13日までを「石臼週間」として休み時間に製粉に取り組むことにしている。

(写真=石臼3基を使って小麦を製粉した智恵文小児童)

[ 2013-09-01-19:00 ]

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