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2008年1月12


平年をやや上回るペース
降雪量多く利用が増
名寄の排雪ダンプ助成・住民負担や市財政にも影響

 【名寄】市の排雪ダンプ助成事業(名寄地区のみ)の申し込みは、十日現在で二百四十九件となっており、昨シーズン同期の百四十六件に比べて大幅に増加している。平年に比べ、今シーズンの降雪量が若干多いことに加え、昨シーズンの降雪量が大幅に少なかったことが大きな要因で、住民にとっては灯油価格の高騰に加え、降雪量が多いことに伴う排雪経費も大きな負担となっている。また、市としても財政状況が厳しいことからも同事業を予算内に抑えたい考えで、市建設水道部維持管理センターでは「今後の天候が荒れないことを願っている」と話す。
 旧名寄市から継承した名寄地区の排雪ダンプ助成事業は、市指定の業者に一般家庭が排雪ダンプ一台(約六千円)を依頼して利用した際、千円を助成するもので、回数は無制限。今シーズンも前年度と同様にダンプ四千四百台分となる予算四百四十万円の利用を見込んでいる。計画を上回る利用があった場合は、追加補正による予算増額で対応する考え。
 同センターの調べによると、今シーズンの九日までの降雪は四五九センチで、前年同期の三五〇センチに比べて一〇九センチ多く、積雪量も六七センチと前年同期の四三センチに比べ二四センチ多い状況。昨シーズンは十八年十一月十二日の初雪から十二月上旬まで一定の降雪があったが、中旬以降は気温の高い日が続いて雪が解け、積雪量が大幅に下回った。
 しかし、今シーズンは昨年十一月下旬の初雪を機に根雪となり、十二月中旬に気温の高い日が数日続いたものの、その後、気温が低く降雪の日が多かった。このため、本年度の同事業要望件数の大幅な増加につながっている。
 また、九年から十八年までの過去十年間の十二月平均降雪量三二〇センチに対し、今シーズンの十二月降雪量は三六四センチで、四センチ以上多いことも件数増加の要因となっている。
 昨シーズンの利用は六百十五件、千五百四十一台の利用にとどまり、金額的には大幅に浮いた形となった。
 だが、今シーズンは、降雪量や申し込み状況が平年を若干上回るペース。今後の天候次第では市の計画を超える可能性がある。
 同事業を利用する住民にとっても、灯油価格などの高騰で冬期間の生活負担が増えている中で、排雪経費の負担も大きく、今後も降雪の多い日が続くと二重の苦しみとなる。
 同センターでは「昨シーズンが極端に少なかっただけに、今シーズンが多いように感じるが、実際には平年を若干上回る数字。しかし、住民や行政にとっても降雪量が少ないと負担も減ることから、今後の事業利用が多くならない天候になることを願っている」と話している。

[ 2008-01-12-19:00 ]


充実した人生過ごして
自衛隊名寄駐屯地・隊員98人の成人を祝う

 【名寄】陸上自衛隊名寄駐屯地(早渕昇司令)の二十年新成人激励会が十一日、同駐屯地隊員食堂で開かれた。
 同駐屯地隊員九十八の成人を祝う会で、新成人隊員や上官、来賓ら約二百人が出席。早渕司令が「防衛に関することはもちろん、これからは政治経済、外交、社会問題、伝統・文化などにも興味を持ってもらいたい。社会人としての礼儀作法を身に付け、気力体力の充実を図るとともに挑戦、献身、誠実の三つの言葉を大切に、立派な自衛官、社会人を目指し、充実した人生を過ごしてほしい」とあいさつ。多くの来賓が激励の言葉を述べた。
 熊野敦記第四高射特科群長の音頭で祝杯。出席者全員で会食を楽しんだ後、早渕司令から各部隊の代表者に記念品が手渡された。
 新成人を代表し、第一〇一高射直接支援大隊第二直接支援中隊の高濱忍三曹が「一日一日を大切に意義あるものに、常識ある人間に、感謝の気持ちを忘れずに―の三つの目標を胸に精進していきたい」と礼を述べ、隊員たちは記念の節目を祝い合うとともに、新成人としての自覚を新たにしていた。

(写真=立派な自衛官に―と期待を込めた新成人激励会)

[ 2008-01-12-19:00 ]

大学生かすまちづくり
名寄市議会新年研修会・白井教授招いて講演

 【名寄】名寄市議会議員会(田中之繁会長)の新年研修会が十一日、紅花会館で開かれた。
 田中会長、小野寺一知議長が、昨年一年間を振り返り「地域への理解をより一層深め、市民ニーズを把握した議会活動に役立ててほしい」などとあいさつした。
 研修では、名寄市立大学の白井暢明教授が講師となり、「知的財産を生かした名寄のまちづくり」を演題に講演。白井教授は、同大学を生かした地域貢献が今後のまちづくりにつながるとし、(1)具体的な専門知識や技術などのノウハウ提供(2)教員と学生が参加したまちづくり(3)名寄づくりのビジョン提供―の三つを軸に活動を考えているとした。
 文部科学省が進めている、大学による地域活動を支援する「現代地域活動」制度の取り組みで「具体的なテーマは決まっていないが、名寄市立大学でも栄養、福祉、看護、児童の四学科が連携した過疎地域活性化プロジェクトを考えており、中心市街地の空き店舗を活用した取り組みをメーンとしたい」。
 さらに、「個人的な考えだが、夏休み期間に帰省する学生の親をターゲットに、交通費を助成するなどの特典を設けて、親に名寄へ来て滞在してもらい、夏のイベントなども楽しめるものを考えている」と説明。
 また、石油や水、温暖化などの環境問題にも触れ「温暖化によって国内でも生産の地域性が変化してきており、近い将来、米やリンゴ、ミカンなどが北海道でしか生産できなくなる可能性もある。温暖化は世界的に緊急的な課題だが、北海道にとっては国内全体の食料基地となれるチャンスでもある」などと述べ、出席した議員たちは今後のまちづくりの参考としていた。

(写真=名寄のまちづくりについて知識を深めた市議会研修会)

[ 2008-01-12-19:00 ]

名寄の雪を芸術作品に
東都大生田中さん・「雪質日本一」に着目

 【名寄】道都大学(北広島市)の美術学部四年生・田中康晃さんは現在、名寄の雪を活用し、ラッカースプレーを吹き付けた紙で雪の結晶をかたどるといった芸術作品の創作に取り組んでいる。この技法は「インスタレーション」と呼ばれる空間芸術の一つで、作品は今月末から札幌市で開かれる、雪をテーマとした芸術展に出品する予定だ。
 田中さんは東京都浅草の生まれ。幼少期から絵画や版画、彫刻など美術全般に興味を持ち、高校時代からデッサンや立体工作などに本格的に取り組むようになった。同時に美術大学進学を重点とした予備校にも通い始めた。北海道の自然や雪にあこがれていたこともあり、道都大学に入学。
 田中さんは大学一年生の冬、適当に用紙にラッカースプレーを吹き付け、雪の降る屋外に一晩放置。雪を取り除いたところ白抜きの部分で偶然、雪の結晶がきれいにかたどられていることを発見。それを機に芸術作品として極めよう―と毎冬、雪と格闘しながら制作に励む一方、夏には個展を開催している。
 名寄には今月五日に入った。道北を旅行した知人から「雪質日本一」ということを聞き、今冬の制作拠点の一つに選んだ。現在、名寄地区日進のユースホステルに泊まりながら敷地内の駐車場を借りて制作している。
 雪の結晶は気温や湿度、風速次第で状態が変わるが、氷点下一五度以下で無風の気象環境がきれいな結晶が残るとのこと。ラッカースプレーの色はコントラストを重視して黒色のみとした。作品名は「Snow paper」で、寸法は十メートル四方に及ぶ。
 同作品は一月三十日から二月三日まで札幌市東区のモエレ沼公園で開かれる「スノースケープモエレ」(同実行委員会、札幌市公園緑化協会主催)に出展。
 田中さんは「制作活動は自然に左右されるため最高の作品をつくり出すのは難しいが、制作や個展で多くの人たちと出会ってきたことで活動を続けられることができた。名寄の自然、動物、人に囲まれながら制作活動するのは貴重な体験だと思っている。展示では雪の結晶に注目して冬の自然を身近に感じてほしい」と意欲的に語る。

(写真=スプレーで雪を付着させ結晶を採取する田中さん)

[ 2008-01-12-19:00 ]



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