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2007年10月26


下川町と森林総研が共同研究
ヤナギを造林、燃料に
3年後バイオエタノールも

 【下川】独立行政法人森林総合研究所北海道支所の西田篤實支所長と、安斎保下川町長が二十四日、町役場で「ヤナギを用いた超短伐期バイオマス造林の研究」に関する確認書を取り交わした。成長の早いヤナギを造林、それを利用した燃料の共同研究がスタートする。
 町内では今年五月、ヤナギから輸送用燃料のエタノール抽出などを目的とした「北海道草木バイオマス新用途研究会」(会長・安斎町長)が発足。構成団体は町、森林組合、商工会、北はるか農協など十二団体。地球温暖化防止の視点から地域資源を活用した環境調和型産業の創造が目的。
 一方、森林総研は、過去十年にわたり成長の早いヤナギのクローンなどバイオマス造林の研究実績を持つ。その成果の実証を希望していた森林総研と、下川のバイオマス新用途研究会の目指す方向が一致したため、今回の確認書取り交わしとなった。
 共同研究期間は、この日から二十一年三月末まで。計画によると、道内の河川敷に広く自生しているエゾノキノヤナギを採取、十一月中に町内の遊休地五百平方メートルに挿し木する事業からスタート。来春は数十ヘクタール規模に増やす計画。
 森林総研によるとヤナギの成長は早く、カラマツは一ヘクタールあたり年間七、八トンの成長に対し、ヤナギは約六十トン(いずれも乾燥材換算)。挿し木にすることで二年間で高さが四、五メートルに伸び、その時点で「収穫」する。根元を残しておくと翌年から萌芽が出てさらに、収量が増える。
 最初はヤナギによるチップ、ペレットなど燃料の研究を行うが、町は三年後をめどにバイオエタノールの実験プラントを導入したい考え。
 安斎町長は「食料を原料としたバイオエタノール生産は疑問。下川では森林資源を活用した燃料、輸送用燃料の研究を目指す。森林総研の指導を得て、ぜひ成功させたい」と話す。
 西田森林総研道支所長(農学博士)は「バイオマスを目的とした造林は国内初。当面はペレットなど研究する。バイオエタノールは、つくば市にある森林総研本所との研究になるだろう」。実際に下川で研究を担当する同支所地域研究監、丸山温さん(農学博士)は、「食料と競合せず、理論上、二酸化炭素を排出しない新エネルギー研究として価値があると思う」と共同研究に意欲。
 確認書には研究成果の共有、研究経費の相互負担などが明記された。

(写真=確認書を交わす安斎町長と西田森林総研道支所長)

[ 2007-10-26-19:00 ]


数検グランプリで金賞
美深高校・山崎教諭は生涯学習功労賞

 【美深】美深高校(福井利雄校長、生徒九十二人)は、このほど、日本数学検定協会主催の「数学検定」で数検グランプリ金賞を受賞。また、同校の山崎佑磨教諭は同協会から生涯学習功労賞を受けた。藤川実教頭と山崎教諭は二十四日に町役場を訪れ、山口信夫町長らに受賞を報告した。
 数学検定は、全国レベルでの絶対評価システムで算数・数学の学習機会を広く提供することにより、生涯学習社会構築の一端として位置付け、学習者の指標となるよう検定を実施。階級は小学四年生レベルの八級から大学卒業程度の一級まで設けられている。
 美深高校では、六年前から総合学習の一環として生徒に各種資格の取得を奨励。検定費用は美深高校教育振興協議会(会長・山口町長)から助成を受けている。現在は数学検定のほか、英語検定、漢字検定、ワープロ検定、危険物取扱者資格など十資格で、資格取得のための講習を習熟度別に授業として行っている。
 また、生徒が放課後などを利用し、資格取得を目指して勉学に励む姿勢が顕著で、着実に学力を身に付け、成績アップにつなげている。
 今回の受賞は、生徒の七割が数学検定を受験していることの積極性や継続性、能力向上など日ごろの数学学習に対する取り組みが認められたことによるもの。グランプリ金賞は全国で百五十校だったが、そのうち公立高校は七校で、道内では美深高校のみ。生涯学習功労賞は全国で三百二十六人、道内では山崎教諭を含めて三人だった。
 藤川教頭は「日ごろの取り組みが優れているとのことで、賞に選ばれたことに感激している」。山崎教諭は「数学は苦手、嫌いという生徒が多い中でも、果敢に検定に挑戦している。数学が嫌いな子でも八級から懸命に取り組んで合格しており、うれしく思っている。今後も受験を続けることでより学力を付けてもらいたい」と語った。
 山口町長は「受賞はうれしい話題で喜ばしいこと。子供たちの学力向上につながれば幸い」と話した。

(写真=数検グランプリで受賞した山崎佑磨美深高校教諭)

[ 2007-10-26-19:00 ]

モデル林での実演も
日本林業技士会・低コストシステム検討

 【名寄】日本林業技士会主催の低コスト作業システム現地検討会が二十五日、市民文化センターなどを会場に開かれた。
 森林施業を効率的かつ効果的に実施するため、低コスト作業システムを実証するモデル林を設定し、森林組合や事業体、行政機関などの林業関係者を対象に低コスト作業システムモデルの提示や高性能林業機械などの実演で地域への低コスト・効率的な作業システムの啓蒙(けいもう)・普及を図ることを目的に実施している。
 全国十一カ所で開催することになっており、今回が二カ所目で、林業関係者百四十人が参加した。
 最初に同林業技士会の鈴木宏治副会長と立岩久松林野庁森林整備部研究・保全課森林保全専門官があいさつ。
 仁多見俊夫東京大学大学院農学生命科学研究科准教授が「作業システムのモデル化と標準化の可能性」。佐々木尚三森林総合研究所北海道支所北方林管理研究グループ主任研究員が「名寄モデル林の概要及び作業システムについて」をテーマに講演した。
 午後からは市内日彰の市有林に設けたモデル林で、木幡靖夫北海道立林業試験場道南支場長が現地説明。原島利孝新キャタピラー三菱株式会社建設機械部技術担当課長が機械説明。
 つかむ、切る、測る、枝を払うことができるアームのついた造材作業機の実演を行った。
 参加者は、講演や実演などを通して、低コスト作業システム導入などに知識を深めた。

(写真=林業関係者140人が参加したシステム現地検討会)

[ 2007-10-26-19:00 ]

優れた農業技術習得
美深で中国人研修生修了式

 【美深】北はるか農協(木下一己組合長)による中国人農業研修生の修了式が二十四日、同農協本所で行われ、研修生は農業技術の指導を受けた関係者に感謝した。
 同農協では、旧美深農協時代の平成十四年から美深町中国農業研修生受け入れ協議会(渡辺祥一会長)と連携して受け入れ事業を実施。研修期間は半年間または一年間。
 今年は、四月下旬から美深町内で中国人研修生十人(半年間三人、一年間七人)が農家九戸、北はるか農協管内全体では二十八人(半年間十六人、一年間十二人)が農家二十三戸で優れた農業技術の習得に励んできた。
 今回の修了式には、美深町内で半年間の研修を終えたチョウ・エイレイさん、リョウ・ソウさん、ザイ・メシジャさんが出席。渡辺同協議会長は「美深で身に付けた技術力を中国に戻ってからもいかんなく発揮され、北海道の農業を知らしめてほしい」。
 田中光幸同農協常務理事は「受け入れ先では農業技術とともに、社会経験や人生経験を積んだと思う。多くの思い出を持ち帰り、故郷で伝えてほしい」。来賓の山口信夫町長らもあいさつした。
 研修生三人は田中同農協常務理事から修了証を受け取った後、「私たちは楽しく研修を受けることができ、皆さんに感謝しています。ありがとうございました」などとお礼の言葉を述べ、別れを惜しんでいた。
 また、二十六日は同農協下川支所、二十七日は中川支所でも修了式が行われた。研修生は二十八日に帰国する。

(写真=田中常務から修了証を受ける研修生)

[ 2007-10-26-19:00 ]



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