地域ニュース
会・催し
閑古鳥(社説)
日曜随想天塩路
会社概要
リンク
月曜グラフ
連載企画
広告について
おくやみ
採用情報

2007年10月11


医療環境の変化に対応
前倒しで長期計画見直し
名寄市立病院運営委員会・増改築は20年10月に完成

 【名寄】名寄市立総合病院(佐古和廣院長)の第二回運営委員会が十日、同院で開かれた。病院運営を取り巻く医療環境が変化していることから、同院独自の基本理念や運営方針などを定めた「名寄市病院事業長期計画」の見直しを図った計画案を委員への説明したほか、ICU病棟や研修室などを新たに建設する病院施設の増改築工事について見通しなどを報告した。
 名寄市立病院事業は、平成十二年度に策定(十三年度〜十九年度の計画期間)した「病院事業長期計画書」を指標に運営されている。
 しかし、医療環境は、国の医療費抑制政策、地方の医療体制低下、地方の急速な過疎化と高齢化の進展―など計画は当初と比べ大きく変化。社会環境の変化を見据えながら地域の実情に即した安全・安心の医療を提供するために、一年前倒しで長期計画の見直しを行うというもの。
 計画書案によると(1)当院が果たす役割を明らかにする(2)社会環境の変化を見据えた体制を築く(3)経営基盤強化を図り、財務の適正化を図る―など五項目を柱とし、計画期間は十九年度から二十八年度までの十カ年。社会経済状況の変化に対応するため中間年で見直しを行うこととしている。
 運営委員会では今尚文副市長から委員七人に委嘱状を交付。委員長に熊谷洋さん、副委員長に柴田由美子さんを、それぞれ互選した。
 病院の経営状況をみると、平成七年度に経営健全化計画を打ち立てたが、計画より四年早い平成十年で不良債権を解消。十四年度以降、健保法の改正による患者負担の増加や診療報酬制度のマイナス改定、循環器内科、精神科医師の不在などが要因で、十四年度以降は単年度収支では赤字決算が続いており、十八年度現在で、累積欠損金は約十五億七千万円に上っている状況。
 運営基本計画では、経営基盤の強化で(1)国立病院の独立行政法人化やベッド数の削減化の中で、自治体病院だけが現状での存続が許される状況ではないことから、経営改善の手段として、PFI(公共事業に民間資金を取り入れる手法)、地方公営企業法の全部適用などについて検討(2)経営分析や原価計算の担当部門充実―など。
 病院施設の改善では(1)救急外来部門の増改築とICU病床の整備(2)セキュリティーシステムの構築―など。
 経営改善で(1)DPC(診断群分別類別包括評価)への取り組み(2)部門別原価システムの確立(3)物品管理システム(SPD)の導入―などを盛り込んでいる。
 同長期計画書案は二十二日の管理運営委員会で諮られた後、市長に提出される見込み。
 病院増改築工事は、救急外来部門やICU病棟の増築、医局の環境整備などを目的としたもので、増築部は延べ千三百六十三平方メートル。総事業費は約十億八千百万円を見込む。本年度末から来年一月までのうちに着工。二十年十月の完成予定。

[ 2007-10-11-19:00 ]


計画概要が明らかに
美深道路・旭川開建、町主催で説明会

 【美深】一般国道40号「美深道路」の道路計画説明会が十日、町文化会館で開かれ、計画概要が明らかにされた。
 美深道路は、名寄バイパスの美深インターチェンジ(美深町字美深、道道美深雄武線沿い)から国道40号線の沖金内橋南側(同町字敷島)までの三・三キロで建設が予定されている。十九年度に事業化され、空中写真測量の図面を基に道路のおおよその通過位置を検討する「調査計画」、事業が環境の及ぼす影響で調査や評価を行う「周辺自然環境把握」の段階まで進んでいる。
 道路説明会は、旭川開発建設部と美深町が主催。住民六十人が参加した。山口信夫美深町長は「美深道路建設が事業化されたが、予定地には多くの土地や建物があり、住民合意の上で事業を推進していきたい」。
 佐藤薫旭川開建道路第一課長は「現在、国道40号線では名寄バイパス、音威子府バイパス、幌富バイパスが整備中だが、ほかの区間ではまだ手が付けられていない。厳しい道路財政状況の中で、美深道路の建設が新規事業として採択されたため着実に事業を進めていきたい」とあいさつし、理解を求めた。
 美深道路の建設は、美深市街地で過去十年間に死傷事故が三十五件発生し、そのうち通過車両による事故が約四割を占めていることを踏まえ、道路整備によって通過車両の分散といった適切な道路機能分担を図り、地域の安全な暮らしを確保することが目的。
 ルートは、美深市街地を迂回(うかい)。名寄バイパスの美深インターチェンジを起点に美深町除雪管理センター東側、美深スキー場斜面下を経て、旭川開建美深道路維持事務所と国道40号線沖金内橋のほぼ中間点を終点としている。
 今後は、測量・地質調査を今月から開始、来年一月からルートの設計協議を経て、道路構造の確定後に事業説明会を予定している。
 参加者からは「道路建設のデメリットはどの程度把握しているのか」との質問に対し、旭川開建では「市街地を迂回するため、通過車両の流れが変化し、商店の経営状況に影響がないとは言えないが、逆に札幌や旭川方面から訪れる人が多くなり、地元との交流も増加することが期待される」と答えた。

[ 2007-10-11-19:00 ]

道は2機目配置を検討
ドクターヘリ・旭川医大と美深消防署で訓練

 【美深】ドクターヘリによる傷病者搬送訓練が十日、美深町除雪管理センター駐車場で行われた。
 ドクターヘリは、医師と看護師を搭乗させて救急現場に駆け付け、機内で患者を治療しながら病院へ搬送する。出動は消防機関、医療機関が要請。ヘリを導入できるのは高度な救命医療が可能な病院に限られ、道内でその資格があるのは札幌、旭川、函館、室蘭、帯広、北見、釧路の計十カ所の病院。
 ヘリ導入で国や道の補助はあるものの、病院が医師養成やヘリポート整備で多額の費用を必要とするため、実際にヘリを運航しているのは札幌市手稲区の手稲渓仁会病院の一機のみ。現在、ヘリの運航圏域は片道三十分、半径百キロ以内に限られている。今年六月にはドクターヘリ導入促進の特別措置法が成立し、道が二機目の配備を検討している。
 今回の訓練は、手稲渓仁会病院のドクターヘリのデモンストレーション運航と合わせ、旭川医科大学病院が道北の各消防署と合同で展開したもので九日に紋別、遠軽、十日は旭川、美深、十一日には上川、富良野、美瑛で行われた。
 訓練には旭川医大病院、美深消防署、美深町、美深厚生病院などから三十人が参加。牛舎の建設現場で転落事故が発生、救急隊が出動しドクターヘリ運航を要請、事故現場から除雪管理センターへ患者を搬送し旭川医大からのヘリに収容する―との想定で進められた。
 旭川医大から美深までは二十五分で到着。ヘリ隊員は「ドクターヘリはいち早く医師と患者を引き合わせるのが使命。容態が悪くなければヘリに収容せず地元の病院に搬送する場合もある。照明がない所では離着陸ができないため、現在は夜間飛行をしていない」などと説明した。
 参加者たちは、将来のドクターヘリ導入に向けて機材や設備などの概要を積極的に質問した。

(写真=ドクターヘリで訓練する関係者たち)

[ 2007-10-11-19:00 ]

警報器設置に理解を
15日から秋の火災予防運動・住宅防火徹底を図る

 【名寄】秋の火災予防運動が、十五日から全道一斉にスタート。名寄消防署(倉本滝男署長)では期間中、住宅を中心とした火災予防などを喚起し、市民の防火意識を高める。
 朝晩の寒さが厳しくなってくるこれからの時期、一般家庭でも火の扱いが増えはじめることもあり、火災発生の危険性が高まってくる。
 今年の火災発生件数(十日現在)は六件で、昨年一年間の発生件数十六件と比較しても、減少傾向で推移。また、昨年は死亡火災が三件あったが、今年は犠牲者ゼロとなっている。
 火災予防運動期間中(十五日〜三十一日)、同消防署では、消防車による予防広報巡回や市内各事業所への火災予防ポスター配布、政令対象物・危険物施設などの立ち入り検査を実施するほか、一人暮らしの高齢者宅の防火診断などを通じて、住宅防火対策に力を入れる。
 また、十五日には風連地区で消防車五台による「火災予防パレード」を実施。二十日午後三時からは市内西三南六で街頭広報を予定し、カレーセットを無料配布(百個限定)する。
 同消防署予防課は「家の周りに燃えやすい物を置きっ放しにしないなど、放火火災の未然防止に協力を。また、住宅用火災警報器の設置についても理解をお願いしたい」と話す。
 一方、上川北部消防事務組合ホームページ(http://www.kh119.jp/~honbu/)では、公共施設を中心とするAED(自動体外式除細動器)の設置場所一覧を掲載。
 AEDは電気ショックを与え心拍を正常なリズムに戻すための機械。使用方法は機械の音声に従うのみで、傷病者に対し、電気ショックが必要かどうかも機械が判断してくれるもの。近年、心肺停止の傷病者への早期AED使用が重要視されている。
 同本部消防企画課では「ホームページの一覧表に記載されていない施設などで、設置している所があれば消防本部消防企画課(01654-3-2627)まで連絡お願いしたい」と呼び掛けている。

[ 2007-10-11-19:00 ]



2007年

10月

1日
2日
3日
4日
5日
6日
7日
9日
10日
11日





その他
バックナンバー
最新
地域ニュース
HOME
 
地域ニュース会・催し閑古鳥(社説)日曜随想天塩路
       

 名寄新聞社   〒096-0010 北海道名寄市大通南2丁目
 

  TEL:01654-2-1717/FAX:01654-3-2181 MAIL

 写真・画像・図表などの無断転載を禁じます。著作権は名寄新聞社またはその情報提供者に属します。
著作権について
リンクについて

プライバシーポリシー

購読申込
広告について

Copyright NAYORO Newspaper all rights reserved.