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2007年10月3


患者負担を大幅軽減
名寄市立病院・和泉副院長が医師審査合格
ステントグラフト治療で認定

 【名寄】名寄市立総合病院(佐古和廣院長)は、腹部大動脈瘤(りゅう)に対するステントグラフト治療ができる医療施設として認定を受けた。同時に、同治療を行う医師審査に和泉裕一同病院副院長が合格したことから、同病院でのステントグラフトによる腹部大動脈瘤治療が可能となった。旭川市を除いた道北地方にある医療機関の施設認定と医師合格は初めてで、この治療を取り入れることで、腹部切開手術よりも患者の体にかかる負担を大幅に軽減できるため、今後の活用に期待が寄せられている。
 大動脈瘤は、動脈壁が弱くなって血管の一部が膨らむ病気で、原因のほとんどが動脈硬化。血圧によって少しずつ膨らんでいくことが多く、破裂すると命を落とす危険性も高い。
 今までの一般的な腹部大動脈瘤の治療は、全身麻酔による手術で腹部を大きく切り、動脈瘤を切除して人工血管に置き換える方法が用いられている。
 十年程前から、腹部切開による患者への負担が大きい手術に代わり、そ径(太もものつけ根部分)の動脈から動脈瘤の中に、ステントと呼ばれる特殊金属を取り付けた人工血管の「ステントグラフト」を留置し、破裂を防止する「ステントグラフト留置術」が取り入れられ始めた。
 しかし、日本では薬事承認を得たステントグラフトがなく、今までは医師が自作したものを使っていた。同病院でも、平成十年から自作ステントグラフトによる腹部大動脈瘤治療導入して、患者負担を軽減する低侵襲化に努めてきた。
 今回のステントグラフトの施設認定と医師審査は、昨年から国の薬事承認を受けた腹部大動脈瘤用のステントグラフトが、国内でも使用可能となったことに伴うもの。今までの自作ステントグラフトよりも安全で確実に治療に使えることから、血管外科に精通した医師による適切な使用を目的に、ステントグラフト実施基準管理委員会(日本血管外科学会など関連十一学会で構成)が、認定した医療施設と医師のみしか使用できないシステムを今年七月からスタートさせている。
 これに伴って、同病院でも患者負担の低侵襲化などを目的として審査を受け、施設認定を受けるとともに、胸部心臓血管外科医でもある和泉副院長が東京での講習などを経て、医師審査に合格。これにより、同病院での薬事商人を得たステントグラフト治療が可能となった。
 国内第一回目の審査認定ということもあり、現在、同病院も含めて道内は十施設が認定を受けたが、旭川市を除く医療施設では名寄市が初めて。
 和泉副院長は「ステントグラフトは、医師の判断によって腹部切開の手術治療が困難な患者に限定されるほか、解剖学的に決められた基準を満たさなければならないため、すべての大動脈瘤患者に適応とはならない。だが、適応となる場合、二時間半以上かかる腹部切開手術より約一時間も手術時間が短縮できることに加え、腹部だと十センチ近い切開の大きさも、そ径部では三センチ程度で行えるため、患者への負担は大幅に軽減できる。さらに、当院では、もう一人の医師も審査を受け、結果待ちとなっており、合格すると医師二人体制で治療できる」と話す。
 また、胸部大動脈瘤についても国内で治験中。今後、承認される見通しとなっている、同病院でも認定を視野に検討しているとのことで、旭川を除く道北地方の医療施設に少ない血管手術の充実につながるものとなりそうだ。

(写真=認定書を手に大動脈瘤治療の充実を喜ぶ和泉副院長)

[ 2007-10-03-19:00 ]


中1ギャップ解消狙い
小中学校連携で出前授業・風連中央小でも3教科

 【名寄】風連中央小学校(大久保清人校長、児童百八十一人)で一日、風連中学校(猫山房良校長)の教員による出前授業が行われた。
 出前授業は、小・中学校の連携強化に向けた「風夢プロジェクト」に盛り込まれたもので、十八年度から実施され本年度で二年目。小学校の段階で少しでも中学校の授業に触れるとともに、中学校の教員の顔などを知ってもらうことで、学校になじめなくなるいわゆる「中一ギャップ」の解消を図ることが狙い。
 一方、中学校側にとっても小学校での子供たちの様子をあらかじめ把握しておけるというメリットがある。
 同小学校の本年度出前授業科目は美術、家庭科、数学の三教科で六年生児童二十八人が授業を受けた。
 三校時に行なわれた家庭科の授業は「お弁当をつくろう」をテーマに、風連中学校の松ひとみ家庭科教諭が指導に当たった。炭水化物、脂肪、たんぱく質の三代栄養素や主食、主菜、副菜などについて学んだ後、班に分かれてどのような弁当をつくるかをイメージしてスケッチ。
 児童たちは、卵焼きやブロッコリー、トマトなど、彩り鮮やかで見た目にも食欲をそそる弁当を描くなど、楽しそうに授業を受けていた。

(写真=楽しく授業を受けていた風連中央小の6年生)

[ 2007-10-03-19:00 ]

新そばを味わおう
サンピラーパーク・14日オータムフェスタ

 主催のサンピラーパークオータムフェスタが、十四日午前十時からサンピラーパーク内のふるさと工房館で行われる。自然観察会や工房館などで製作された陶芸やステンドグラクの作品展示即売会、手打ちそば実演など多彩な内容となっている。
 オータムフェスタは、北のふるさと塾が開催してきたが、同パークの指定管理者となっている名寄振興公社が、今年から主催するもので、通算で六回目。名寄地区手打ちそば愛好会が協力し、サブタイトルは「新そばを味わおう」。サンピラーパーク内で栽培、収穫したそばを使い、午前十時半と午前十一時半の二回手打ちそばの実演を行うほか、午前十一時からは百五十食限定で、手打ちそばを一杯三百五十円で販売する。
 パーク内の自然を楽しんでもらうための自然観察会は、午前十時十五分から受け付けを開始。午前十時半から約一時間をかけ、園内を散策する予定。定員は先着二十人で、アドバイザーが案内役を務める。 このほかに工房館などで製作した陶芸、ステンドグラス、編み物などの作品展示即売会も企画している。
 紅葉が始まった秋のサンピラーパークの自然を満喫しながら、フェスタを楽しんでもらうことにしており、多くの来場を呼び掛けている。フェスタに関する問い合わせは、サンピラー交流館(3-9826)まで。

[ 2007-10-03-19:00 ]

「万里の長城」の絵を寄贈
下川出身・札幌の竹本さん町役場へ

 【下川】町内上名寄出身で、札幌在住の竹本利郎さん=東区北十七条東十五丁目二の六=から、このほど町役場に万里の長城を描いた立派な油絵がプレゼントされた。早速、役場一階の保健福祉課前の壁に飾られている。
 竹本さんは昭和八年四月下川生まれ。下川中卒後、名寄市内で指し物大工。家具・建具作りの技術を修業。年季が明けて旭川へ。結婚後、札幌へ出て力を付け、自分で建設事業を始めた。
 六十八歳で現役を引退。「ぶらぶらしていたが、自分で何か勉強したいと考え、六十九歳で絵を始めた」とのこと。絵は全く素人。専門店を訪れ「これから油絵を始めたい」と絵の具の相談をしたら店員が、びっくりしていたという。
 店員は必要な絵の具をそろえ、使い方など親切に教えてくれた。しかし、実際に始めてみると、絵の具の説明文がすべて英語。絵の具の調合に苦労したという。
 独学のため大手デパートや美術館で開かれる国内や世界の有名な絵画展を、徹底的に鑑賞して歩いた。好きな題材を好きなように描いていたが、友人に勧められて五年前、北海道美術展に応募し初入選。以来、同展には五年連続入選。札幌市民美術展で佳作。道展、新道展にも入選した。
 今年は道内で最も難関の全道展に挑戦。「私は具象が多いが、全道展は抽象画でないとだめだと感じ抽象画に挑戦、ようやく入選できました」とのこと。
 下川には親類が多く、毎年一、二回は訪れる。今回、町に寄贈した作品は三年前に下川を訪れて描いた「万里の長城」。油彩50号で道美展の入選作品。「生まれた古里へ恩返しのつもり」とのこと。このほど町役場を訪れ安斎保町長に直接絵を手渡し、同町長から「立派な絵をありがとう」と感謝された。
 竹本さんのアトリエは車庫の中。冬は描くことができず構想を描くだけ。「それにしても、もっと早くから始めるべきだった。来年は中央展を狙いたい」と意気盛んだ。

(写真=竹本さんから下川町役場に贈られた50号の油絵)

[ 2007-10-03-19:00 ]



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