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2007年8月10


中国で第2の教員生活送る
元名寄高校教諭の岡本喬さん・若者交流の橋渡し役が夢

 【名寄】元名寄高校教諭の岡本喬さんは中国の大学で第二の教員生活を送っている。中国の長春工業大学が開設した人文信息学院で今年三月から国語を教えているもので、夏休みを利用して名寄に一時帰国。「教育の大切さをあらためて感じている」と第二の教員生活を振り返るとともに、名寄と中国の新しい橋渡し役も果たしたい―と張り切っている。岡本さんは九月からの新学期に向けて、八月末には再度、中国へ戻る予定。
 岡本さんは、昭和四十二年の留萌高校を振り出しに教員生活を送り、五十五年から平成十八年の退職まで名寄高校で教べんをとり、国語を教えてきた。岡本さんの退職を知った知人の紹介で今年三月から人文信息学院で日本語の教師になった。学院には中国全土から学生が集まり、全員が学院敷地内で寄宿舎生活をしている。
 岡本さんは恵美子夫人とともに、同じ敷地内の宿舎で生活。毎週金曜日は自分の宿舎を学生に開放して、日本語を話す機会を増やすように努めているそうで、毎週十数人の学生が訪れにぎやかだという。
 「中国の大学を三倍に増やす計画に基づき、長春工業大学が開設したのが人文信息学院で、日本語を教える先生は二十人ほどいて、意欲的に勉強に励む学生も多い。また、学院は長春市の郊外にあって、はるか地平線が見える環境に中国の広さを感じた」と印象。学期半ばでの赴任で、一年と三年の六クラスを受け持ち、名寄高校で教えているような錯覚を持ったことも。学生から「もっとゆっくり話してほしい」と注文を付けられたこともあったという。
 一番苦労したことは、学生の名前と顔を一致させること。学生一人一人を評価するには、顔と名前を一致させる必要がある。そこで、これまでの教え子の顔を思い出し、その子に似たイメージの学生をダブらせて名前を覚えていくという方法を考え、乗り切っていると話す。「三年生くらいになると、日本語がかなり話せるようになるが、いまのところ中国語を話す機会が少なく、まだ中国語は話せるまでになっていません。妻と市場に買い出しに行っても、日本語で値段交渉などしています」とも。
 海外旅行の経験はあった岡本さんだが、中国は初めて。しかし、夫人が同伴しているほか、長春市にはアメリカ系の大手スーパーなどもあり、生活に苦労はない。ただ、長春市では川魚が中心に売られているため、刺身が食べられないのがつらいとのこと。「衛生問題など立ち遅れている面もあり、雑然としているが魅力的な国」と感想。
 特に、任期の規程はなく、九月の新学期からは三年生五クラスの国語を担当するため、中国に再び出発する。教えている学生の多くが、日本に留学をしたいという希望を持っていることを知り、「何らかの形で名寄と中国の若者が交流できる橋渡し役をできればうれしいのだが…」と第二の教員生活の新たな夢も語り、張り切っている。

(写真=長春の人文信息学院で日本語教師を務める岡本さん)

[ 2007-08-10-19:00 ]


再開発事業の施行者に
株式会社ふうれん・株主は権利者へ集約

 【名寄】株式会社ふうれんの臨時株主総会が、このほど、ふれあいプラザで開かれ、風連本町地区第一種市街地再開発事業の施工者となることを承認した。これに伴い、定款の一部を改正するとともに、原則として株主は事業に該当する地区内の権利者に集約することにし、新たな取締役構成とした。十二月には道に施工認可申請を上げる計画でおり、市街地再開発事業が本格的にスタートする。
 株式会社ふうれんは、旧風連町時代にTMO組織として立ち上げられ資本金は一千万円。うち半分の五百万円が町から出資を受けた第三セクターで、現在は名寄市が出資者となっている。定款には、事業目的として土地開発、観光開発ならびに土地建物の有効活用に関する調査、企画、運営、管理、設計およびコンサルタントなどが挙げられている。
 市街地再開発事業の施行者となることについては、名寄市やJA道北なよろなど権利者の合意を得ての提案。この市街地再開発事業は、旧風連町時代に計画され新生・名寄市に受け継がれた。総事業費は約二十六億円が見込まれている。地権者を主体に準備会が設立され、個人施工での事業取り組みなどが決まっており、調査・設計にも着手している。
 総会では、施工者となることを承認するとともに、定款の目的の項目に「市街地再開発事業」の追加を合わせて承認。加えて、事業をより機動的に執行するため、原則として株主は地区内の権利者に集約。新たな役員構成を図り、組織体制を整備することにし、取締役と監査役合わせて十四人のうち九人が辞任。四人を補充するという大幅な改正を行った。
 意見交換では「市街地にも浴場整備を」との声があった。これについて、富永紀治社長は「風呂への強い要望を受けているが、さらに負担が増える風呂の要望は名寄市にはできにくい状況」と、個人での対応との考えが示された。また、住居部分での質問に、富永社長は「市の建築担当者によりアンケート調査が行われ、市街地に公営住宅のニーズがあるとの報告」と状況を説明した。

[ 2007-08-10-19:00 ]

症例報告や研究内容
名寄市立病院が医誌を発行

 【名寄】名寄市立総合病院(佐古和廣院長)の機関誌「名寄市立病院医誌第十五巻第一号」が発行された=写真
 病院の一年間の歩みを記す病院誌で、院内の診療部をはじめとする各部署からの論文による学術的な雑誌とも位置付けている。
 臨床研究・症例報告、医学研究に関する未発表の論文、年報(学会発表、雑誌掲載論文、講演会の記録など)、各科・各部局の活動内容や現況報告などの記録からなるもので、同院医師で組織する編集委員会が中心となって、年一回以上発行している。
 今回発刊された同院誌はA4判の大きさで、全部で百二十四ページ。内容は「2型糖尿病患者におけるピタバスタチンの影響」や「新臨床研修医による脊髄くも膜下麻酔の臨床的検討」「名寄・枝幸地方における発熱が遷延するマイコプラズマ肺炎の流行」「発熱児の管理における看護師の対処行動の現状」などの原著をはじめ、「膣原発の明細胞腺癌の一例」「踵部組織欠損を伴う重症虚血肢の一救肢例」「狭心症術後患者にATP静注による一時的心停止法を用いた胸部大動脈瘤ステンドグラフト留置術の麻酔経験」などの症例報告。
 薬剤、臨床検査、放射線、リハビリテーションの各研究内容や「大東亜・太平洋戦争(その一)―大東亜戦争とは何か、何だったのか―」と「登録文化財旧岡崎医院解体記」の随想。
 また、消化器内科、外科、胸部心臓血管外科、整形外科、小児科、産婦人科などの一年を振り返った「各科の現況と展望」のほか、「二〇〇六年学会発表、論文発表、講演」「投稿規定」など、病院全体で資質向上に向けて努力している内容が記されている。

[ 2007-08-10-19:00 ]

本当の戦争を伝える
道北センとピース9条の会・アレンさんが講演会

 【名寄】道北センターと憲法をかがやかせる名寄ピース九条の会主催の講演会「アレンさんからのメッセージ〜いま、こどもたちに伝えたい本当の戦争の話、平和への願い〜」が八日、名寄市立大学で開かれた。
 講師のアレン・ネルソンさんは元アメリカ海兵隊員でベトナム戦争に従軍。除隊後は世界各地で戦争の真相、平和の大切さを伝える活動をしている。この日は子供から大人まで百七十人が参加。
 講演会に先立ち、名寄ピヤシリ少年少女合唱団員が「小さな世界」や「あんたがたどこさ」「ありがとう」など温もりある歌声を披露。
 アレンさんは「アメージング・グレース」の弾き語りを披露した後、「子供のころは本当の戦争と暴力について知りませんでした。戦争映画を見たり、友達と戦争ごっこをして遊ぶのはとても楽しかった。でも、子供のころに本当のことを教えてくれていたら、ベトナム戦争には行きませんでした。ですから、私は皆さんに本当の戦争を伝えにきました。私の家は貧しく、高校を中退して海兵隊に入隊しました。母は『これで貧しい生活をしなくてもいい』と喜んでくれると思っていましたが、母は泣いていました。軍隊では人を殺すことしか学びません。兵隊になると言うことは、戦争に行くこと、人を殺すこと、そして自分も死ぬことがあるということです」などと話した。
 参加者は、アレンさんの話を聞きながら、戦争の恐ろしさ、悲惨さなどを深く考えた。

(写真=体験を通して戦争の恐ろしさを伝えたアレンさん)

[ 2007-08-10-19:00 ]



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