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2007年6月9


集約化などで経営回復に期待
医師確保で最小限に
名寄市立病院18年度業務実績概要・単年度赤字は2億6586万円

 【名寄】名寄市立総合病院(佐古和廣院長)の十八年度業務実績概要がまとまった。十八年度の決算見込みは、事業収益六十四億七千九百八十九万円に対し、事業費用が六十七億四千五百七十五万円で、二億六千五百八十六万円のマイナスとなり、十四年度から四年連続の単年度赤字を計上した。だが、循環器内科の医師確保や内部努力などで、前年度の単年度赤字額を一億二千四百八万円下回り、医師不足などによって道内地方病院の集約化が図られている中、住民ニーズとより安定した病院経営に努めた結果が数字となって表れた。
 十八年度の業務概要では、一日当たり平均の患者数が入院で、当初予定の三百三十人に対して三百二十六人(前年度対比十人減)。外来は千四十五人に対して千三十三人(増減なし)。収支は、事業収益の六十四億七千九百八十九万円に対し、事業費用が六十七億四千五百七十五万円。前年度に比べ一億二千四百八万円少ないものの、二億六千五百八十六万円の単年度赤字を計上した。
 収入では、事業収益が当初予算額六十五億八千三百六十九万円に対し、決算見込みは一億三百八十万円の減。うち、医業収益が六十億千九百五十四万円、医業外収益が四億四千七百十万円となっている。
 医業収入の内容をみると、入院収益は当初予算より一億六千九百五万円減の四十一億五千五十万円(前年度対比七千四百十万円増)。一方、外来収益は二千六百四十八万円増となる十六億三千九百九十一万円で、前年度と比べて九千三十七万円の増となった。
 事業費用は、当初予算額六十五億八千三百六十九万円に対し、決算見込みは一億六千二百六万円の増。このうちの医業費用は六十三億二千七十一万円(同六千六百七十八万円増)で、内訳は材料費が十六億三千百八十万円(同一億四百六十万円増)。支出の中で最も高いウエイトを占める給与費は、前年度より三千八万円少ない三十八億八十七万円で、精神科の規模縮小に伴うスタッフ減が人件費の抑制につながった。
 四年連続の赤字経営となったが、前年度より赤字幅が一億円以上減少しており、固定医が一時期ゼロだった循環器内科の専門医師確保が主な要因。このほか、一人一日当たりの診療収入の単価アップに結び付けることを狙いに、入院患者の病気をできるだけ早く治して早期に退院してもらい、新たな入院患者を受け入れるため、病床の使用回転率を上げたことも赤字幅圧縮の要因。
 十九年度は、同病院小児科へ士別の市立病院小児科が集約されたことに伴い、士別から小児科医師三人が加わって七人体制となったほか、循環器内科医師が二人から三人、精神科医師が一人から二人に増員。
 さらに、医師の環境整備などを目的に施設整備事業を進めることとしており、医局や救急外来の診察室、集中治療を行うICU病棟、研修室などを増改築する。
 これによって、診療体制の強化や病院運営の安定化が一層図られることとなり、病院では「士別近郊の小児科救急外来や美深厚生病院の平日夜間救急外来の受け付け業務が加わったことで、経営面での回復が予想される」と期待する反面、「地方病院が集約される中、センター病院としての役割の重さを認識した医療体制を整えなければならない」と気を引き締めている。

[ 2007-06-09-19:00 ]


会場再び望湖台に
ふうれん白樺まつり・近く総会で正式決定

 【名寄】ふうれん白樺まつりは今年、十七日に望湖台自然公園を会場に開催される。近く開催が予定されている風連まちづくり観光(川村正彦理事長)の総会で、正式決定となるが、三年ぶりの望湖台自然公園開催となりそう。アトラクションは例年と同じような内容となる見通しで、旧風連町時代からの友好交流自治体の東京都杉並区から今年も阿波踊りの一行が派遣される。
 白樺まつりは、今年で二十八回目を数え、風連三大イベントの一つと位置付けられ、地区以外から訪れる人も多い。商工会青年部が昭和五十五年に緑町公園で始めたが、五十八年に望湖台自然公園に会場を移した。風連の観光スポットとして整備が進む望湖台自然公園の知名度をアップさせるため、多くの人が訪れるイベントを組んだ。その努力もあって、回を重ねるごとに集客数は伸び、現在の主催はNPO法人の風連まちづくり観光。
 また、平成三年から毎年、東京都杉並区を代表するイベントから阿波踊りの一行が派遣されるようになり、盛り上げに欠かせないものとなった。この一行派遣をきっかけに風連地区では阿波踊り愛好者が育ち、独自の連となる「風舞連」が組織され、風連を代表する郷土芸能の一つ。
 以前は望湖台自然公園を会場としてきたが、目的を一定程度果たすことができたとの判断から、十七年に会場を西町公園に移した。西町公園は市街地に位置し、高齢者なども集まりやすいことが変更の理由だった。だが、豊かな自然景観の中で、イベントを楽しみたいといった声もあって、三年ぶりに会場を望湖台自然公園に戻すことにした。
 アトラクションとして、杉並区の一行と風舞連による阿波踊り、もちまき、御料太鼓の演奏に加え、DABオールスターズの演奏、はかまだ雪絵さんの歌謡ショーなどが予定されている。恒例の焼き肉コーナーなども設けられる。望湖台自然公園のPRを図るため、園内の遊歩道を活用し、自然林や小鳥の観察などの企画も考えられる。
 来名する杉並区の阿波踊り一行と、風舞連については、白樺まつり前日の六月十六日に名寄で開催される「第一回なよろアスパラまつり」にも出演する。

[ 2007-06-09-19:00 ]

自主的活動の促進を
全国安全週間・6月に準備期間で啓発

 【名寄】労働災害防止を図る第八十回全国安全週間が、七月一日からスタートする。それに先立ち、六月を準備期間と位置付け、名寄労働基準監督署では、各事業所に労災防止対策の徹底を呼び掛けている。
 同安全週間は、七月一日から七日までの一週間。「組織で進めるリスクの低減 今一度確認しよう安全職場」をスローガンに掲げ、労災防止の重要性に認識を深めるとともに、各種安全活動の着実な実施を図る。
 全国の労災による被災者数をみると、労災保険新規受給者数が年間約五十五万人に上り、死亡者数についても平成十八年は前年より減少したが、年間で約千五百人の尊い命が労働の場で失われているのが実情。一度に三人以上の労働者が被災する重大災害は、過去三十年間で十八年度が最多となっている。
 背景には、景気回復の業務繁忙化などにより、安全に関する人材の確保が困難となっていることや未熟練労働者への安全教育が不十分となっていることなどが挙げられ、さらに今後、団塊の世代の労働者が退職することで、各事業場の安全に関するノウハウが十分に継承されないことが危ぐされる。
 安全週間準備期間の六月は、実施事項として(1)リスクアセスメントの推進(2)労働安全衛生マネジメントシステムの確立をはじめとした自主的な安全管理活動の促進(3)職場巡視、危険予知、安全提案制度、ヒヤリ・ハット対策などの日常的な安全活動の充実・活性化(4)安全作業マニュアルの整備・定期的な見直し(5)職業生活全般を通じた各段階における安全教育の実施―などを掲げ、ゼロ災害に向けた職場環境づくりに力を入れる。
 同監督署は「職場の安全を確保し、労働災害の減少を図るためには、経営トップが率先して職場の安全に対する意識や取り組みを再度確認し、組織が一丸となって取り組むことが不可欠。この週間が効果的に実施され、あらゆる事業場で一層の安全意識高揚とリスクアセスメントの取り組みなど、自主的安全管理活動の促進が図られることを願う」としている。

[ 2007-06-09-19:00 ]

世代超え語り継ぐ
天塩川を語る集い・松浦氏踏査150年記念

 【名寄】松浦武四郎踏査百五十年記念「天塩川を語るつどい」in名寄が七日、ホテルメープルで開かれ、基調講演などを聞きながら松浦武四郎の功績や天塩川流域の歴史をたどった。
 安政四年(一八五七年)に江戸時代の探検家、松浦武四郎が、天塩川流域を踏査してから今年で百五十年。これを記念するとともに、天塩川の歴史や先人の生活を振り返り、世代を超えて語り継ごう─と、NPO法人天塩川リバーネット21(入江和也理事長)が企画した。
 集いには名寄をはじめ、札幌、旭川、中川、音威子府など道内各地から約二百人が来場。入江理事長が「天塩川は平成十六年十月に北海道遺産に選定されたが、流域市町村では天塩川のもたらす水と大地の恵みを生かしながら発展している。世代を越えて天塩川の歴史を語り合う第一歩となることを願っている」とあいさつ。
 松浦武四郎記念館(三重県松坂市)の高瀬英雄館長が「松浦武四郎と天塩川」をテーマに基調講演。
 松浦武四郎の誕生地を説明する中で「武四郎の家の前は、年間五百万人が通る伊勢街道。十三歳のとき、爆発的な『おかげ参り』があり、全国から来た参拝者から話しを聞く中で、諸国遍歴の思いを強めたのではないか」と語るとともに、「克明に天塩川の記録を残したのは武四郎だと思っている。武四郎が天塩川を踏査したことで、北海道の命名者になった。もし、踏査していなければ、蝦夷(えぞ)地は北海道ではなかったかもしれない」と、武四郎の偉大な功績などを説明。
 引き続き、鈴木邦輝名寄市北国博物館長が「天塩川流域の自然と歴史」の講演やパネルトーク「地域の価値としての天塩川」のほか、同時開催でパネル展「天塩川とともに」、武四郎宿営地に設置する「松浦武四郎案内標識」展示も行われ、多くの来場者が天塩川の歴史や先人たちの生活に触れていた。

(写真=「松浦武四郎と天塩川」の講演を行う高瀬さん)

[ 2007-06-09-19:00 ]



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