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2007年6月3


9日から壁画制作作業スタート
智恵文の麦乾燥施設
ピカイチふるさとを創る会・地区でも景観創る会

 【名寄】ピカイチふるさとを創る会(松原寛充会長)は今年、智恵文で壁画制作に取り組む。松岡義和前名寄短期大学長の協力を得ての作業で、既に智恵文地区では住民による「智恵文の景観を創る会」(今藤正美会長)が組織されており、智恵文の麦乾燥調製施設の壁に、ミレーの「落ち穂拾い、夏」を描く計画で、九日から具体的な作業にかかる。
 ピカイチふるさとを創る会は、旧風連町時代に「農業施設は巨匠たちの美術館〜風連の田園をいろどるヨーロッパ絵画」をテーマに、風連地区内にある農業施設に壁画を描き続けている。スタートは平成十五年で、東四号東乙線分水升にピカソなどの絵を描いた。翌十六年は農産物貯蔵利雪施設に、ミレーの「落ち穂拾い」、十七年には「農村環境改善センターに同じくミレーの「晩鐘」、十八年には緑町の今藤倉庫にミレーの「羊飼いの少女」の絵を描いた。
 いずれも松岡さんの協力を得ての作業で、趣旨に賛同する市民有志や名寄大学や短期大学の学生、スポーツ少年団員らも参加し、住民手づくりで仕上げているのが特徴。また、壁画を通し地域の基幹産業「農業」への理解を広げることも狙ったが、この効果のほかに新たな農村景観づくりという効果も生まれ、観光スポットとして壁画を見学に訪れる人も。
 これまでのピカイチふるさとを創る会による壁画制作は風連地区に限定されていたが、今年は名寄地区の智恵文での制作作業となった。ピカイチの活動を知り、智恵文でも景観づくりを進めるとともに、心豊かな智恵文をつくろうと、智恵文地区の有志らで「智恵文の景観を創る会」が組織されたことで話が進んだ。
 同事業にかかる経費は約二百万円。うち名寄市が五十万円、宝くじの地域振興資金百万円。残り五十万円を地元で負担するが、予定以上の寄付が集まった。今藤会長は「地域の協力で予定以上の協力が得られたが、残ったお金は、将来の補修などに活用していきたい」と協力に感謝。
 智恵文の国道40号線に建てられている麦の乾燥調製施設の壁が、今回のキャンパス。国道に面した施設東側の壁に、縦七メートル、横五・三二メートルの大きさの絵を描く計画だ。地上からの高さは十一・四メートルにもなり、完成すれば国道を通過する車からも十分に見えるものとなる。描く絵は、風連地区で三年続けて描いてきたミレーの作で、「落ち穂拾い、夏」。
 ミレー(ジャン=フランソワー・ミレー)は、十九世紀のフランスを代表する画家。バルビゾン派の代表的な画家で「種まく人」「落ち穂拾い」などの作品が有名だ。「落ち穂拾い、夏」は、一八五三年に完成した四季連作のための作品。七、八月の農作業である麦の収穫作業を選んで描かれた。「落ち穂拾い」の三人の基本ポーズは似ており、農業を基幹とする智恵文らしく、農作業に励む絵として選ばれた。
 壁画の制作作業は、五月十九、二十の両日はこれまでの絵の補修を行った。六月から新しい壁画制作に入り、九日に原画、十六日、十七日、三十日と七月一日、八日の五日間は現場での彩色作業に当たり、八日に現地で除幕式を行う予定。
 なお、作業に協力してもらえる市民の参加を呼びかけている。

[ 2007-06-03-19:00 ]


慣れた山でも注意
名寄警察署・山菜採りの遭難防止

 【名寄】本格的な山菜採りシーズンを迎えた名寄地方だが、全道的に山菜採りの遭難事故が毎年発生していることから名寄警察署(元井仁署長)では、入山者へ遭難事故防止の注意を呼び掛け、楽しい山菜採りになるよう―話している。
 同署管内では、昨年六月十六日に名寄市ピヤシリで男性(63)、翌十七日に下川町サンルで男性(64)の道迷い事案が発生。いずれも地元住民に無事保護された。
 また、今年に入り旭川方面本部管内で、二月二十日に美瑛町で道に迷った男性(75)が、川に転落して凍死。五月十七日に稚内市で男性(77)が道迷いで凍死。
 さらに、同月二十八日に幌延町で男性(55)が方向を見失って道を迷った。同日、士別市では男性(81)が発病し行動不能になる遭難事故が発生したが、この二件については命に別状は無かった。
 山菜採りなどで入山する場合は(1)必ず家族らに行き先と帰る時間を知らせる(2)仲間と声を掛け合うなど、絶えず位置を知らせ合う(3)万一に備え、目立つ服装で、笛や雨具などを携行(4)携帯電話や非常食、クマ除けのための鈴やラジオを携行─することが大事。
 同署地域課では「名寄警察署管内で昨年、行方不明になった二人はベテランだが、道に迷っている。慣れた山でも油断せず、楽しい山菜採りをしましょう」と注意喚起している。

[ 2007-06-03-19:00 ]

学生派遣でサポート
名寄市立大と市教委・特別支援教育を研究

 【名寄】名寄市立大学(久保田宏学長)と名寄市教育委員会(藤原忠教育長)は一日、「特別支援教育に関する共同研究」の協定を締結。今年一年間、市教委が名寄西小学校を特別支援推進学校に指定し(1)支援が必要な子供への個別指導(2)校内支援による子供指導(3)名寄市全体で子供をサポート─の三階層で共同研究を進める。
 教育基本法の改正で、今年四月から全国で特別支援教育がスタート。これまで、障害の種類や程度に応じて特別な場で指導を行っていた教育から一人一人の子供の教育的ニーズに応じた支援を行う教育へ─と変わったが、解決しなくてはならない課題が多いのが現状。
 そこで、特別支援教育の課題を解決し、効果的な教育活動を展開するため同学と市教委が、名寄西小の協力を得て共同研究を行うことになった。
 共同研究内容は(1)指定校の決定(2)ティーチング・アシスタントの決定(3)研究指定校と連携し、児童生徒に関する教育的支援を行う(4)研究指定校と連携し、校内支援に関する教育的協力を行う(5)研究指定校と連携し、地域支援に関する教育的協力を行う─というもの。
 本年度は支援が必要な子供への指導を行う計画で、同学保健福祉学部社会福祉学科の学生を週に一回(金曜日の放課後)、名寄西小に派遣。ティーチング・アシスタントとして、特別支援に関する教諭のサポートを行う。
 また、学生派遣による効果的な支援が軌道に乗れば、通常の授業への派遣も検討するが、市教委では「大学の一年生にとっては、入学後すぐに子供と触れ合うことができるため、メリットがあるのでは」としている。
 藤原教育長は「課題と成果を明確にした上で、来年度以降、市内の小学校全校に大学生を派遣することができれば、素晴らしい教育環境が生まれる」と、共同研究成果に期待していた。
 また、調印式は午前十時に同学新館で行われ、久保田学長と藤原教育長が協定書にサインした。

(写真=協定書に調印した久保田学長と藤原教育長)

[ 2007-06-03-19:00 ]

シバザクラが満開に
風連の吉田さん・20年かけ田のあぜ彩る

 【名寄】田植えの終了した水田のあぜが、美しいシバザクラで彩られている。名寄市風連町瑞生四一二二、農業、吉田英市さん宅では、今が見ごろとなっており、ピンクを中心に咲くシバザクラは風連地区内でも評判となり、わざわざ車で見に訪れる人もいるほど。
 吉田さんがシバザクラをあぜに植えたのは、約二十年前のこと。あぜの雑草対策で、除草剤を散布して草を枯らしたまでは良かった。だが、逆にあぜの土が崩れてくるなどの問題が生じてしまった。このため、あぜの土が崩れないうえ、地域の景観づくりにも考慮してシバザクラを植えた。
 その後、管理をしたのは、妻の千栄子さん。最初、長さ約百三十メートルのあぜ一本にシバザクラの株五百本程度を植えた。すき間だらけだが、二十年後の現在はシバザクラのじゅうたんのようになり、ピンクの花を主体に赤や白なども混じっている。
 毎年の株分け作業に加えて、雑草が生えてきたら丹念に一本一本抜いていくなど、時間と手間を惜しまずにかけてきた結果、あぜや自宅周辺など、合わせて約六ヘクタールに相当する広さで花を咲かせることに。
 「今年は寒い日が多かったことから花も例年よりも遅く、三十日ごろが見ごろとなりました。手入れは大変でしたが、手間をかけただけ毎年、きれいに咲いてくれるので、とてもうれしいです」と千栄子さん。
 吉田さんによると、水田のあぜ一面に咲き誇るシバザクラは、今では風連地区内でも有名に。満開時期になると、風連地区にあるデイサービズセンターの利用者がバスで訪れたり、花をバックに記念写真を撮る人も。また、シバザクラに関する情報をどこかで入手した観光バスがわざわざ乗り入れてくるなど、最近は風連を代表する農村風景として親しまれるまでになっているそうだ。
 吉田さんは「特にPRなどしているわけではありませんが、多くの人に楽しんでもらえることは、うれしいですし、今年も隣接する二戸の農家のあぜにも美しくシバザクラが咲いていますでの、見に来てもらいたい」と話している。

(写真=シバザクラが一面に満開の風連の吉田さんの水田)

[ 2007-06-03-19:00 ]



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