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2007年5月11


20年かけて新品種完成
『北のはと』が正式認定
医薬基盤研究所の道研究部・寒冷地でも育成栽培可能

 【名寄】名寄市大橋の独立行政法人医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター北海道研究部(柴田敏郎研究リーダー)では、食用作物「北のはと」(ハトムギ)を新品種として農林水産省に申請し、十九年三月十五日に正式な認定を受けた。同研究部は寒冷地でも育成栽培できるハトムギを二十年かけて開発したもので、柴田研究リーダーは「日本で最も北方で育成された品種。ハトムギの国内使用量は多く、大規模機械化栽培によるコストダウンが可能となれば、外国産に代わる可能性がある。『北のはと』は北海道では農薬を使用せず栽培が可能で、品質的に本州産や外国産に対して優位性があるなど、北海道の新たな作物として期待が持てる」などと話している。
 ハトムギはイネ科の一年草。東南アジア原産の植物で、主に温かい地方で栽培されている植物。ハトムギは炒(い)って茶として利用。一方、ハトムギを精白したものはヨクイニンと呼ばれ、菓子や味噌、焼酎などの材料として活用されたり、漢方薬として用いられるなど幅広く利用されている。
 現在、日本では年間七千トンほどのハトムギの需要があるが、そのうち国産(広島、栃木、福島など)は約九十トンから百五十トンのみ。そのほとんどが、外国(タイ、ベトナム、中国など)からの輸入物に依存しているのが実情だ。
 同研究部によるハトムギの研究は、昭和五十九年に旧国立医薬品食品衛生研究所北海道薬用植物栽培試験場で、士別市の農家から在来系統を導入し、以後、集団育種法により固定を図りながら、特性の調査を実施。平成十六年九月に農林水産省種苗課へ出願申請を行い、今年三月、国内では九番目となる品種として認められた。新品種としての登録は国内のほか、韓国でも行われ、既に承認されている。
 普通の品種は春先に種を植えても、晩生(八月中旬に出穂)のため、道内での育成は難しいとされていたが、同研究部は品種改良を重ね、九月下旬に実が熟す極早生(ごくわせ)の品種改良に成功。霜が降りる前の十月初旬に収穫できるため、道北でも栽培が可能というのが最大の特徴。
 同研究部が実施した試験栽培では、十七年に同研究部ほ場で栽培した苗を植え替える移植栽培(国産生薬ほ場、名寄市水稲試験地ほ場など)を行った。だが、移植には手間と時間がかかりすぎることから翌十八年は、直はん栽培(名寄市農業振興センター、下川町、伊達市の一般農家など)を実施。その結果、移植栽培に比べて収量はやや落ちるが、作業時間が半分ですむことが判明。
 また、「北のはと」の栽培には、ビート用のペーパーポットや収穫には稲用のコンバインが用いられるなど、既存の農機具で対応できることなどがわかった。本年は六件の農家で合わせて六ヘクタールを栽培する実証栽培試験に取り組む。
 同研究部は「外国産のハトムギは、船便で数カ月かかり日本へ運ばれてくるため、カビが発生しやすいなどの問題もあり、本州でも栽培時には殺虫剤や殺菌剤を散布しないと被害が発生する。それに比べ『北のはと』は、道内では無農薬で栽培でき、かつ粗放的な栽培が可能で、遊休農地を活用するなどコストダウンが図れると考える。市販のヨクイニンと品質を比較しても、鉄やカルシウムなどの無機成分が高いなど品質的にも劣らない」と説明する。
 現在、「北のはと」の権利(品種登録者)は財団法人ヒューマンサイエンス振興財団(東京)が所有しているが、権利取得には既に二社が名乗りを上げているという。

[ 2007-05-11-19:00 ]


本体着工の実現に期待
北日本パイプライン・天然ガス発電所事業

 【名寄】北日本パイプライン開発機構株式会社(小川英郎代表取締役社長)による「名寄天然ガス発電所設置事業」の安全祈願祭が十日、同所建設予定地(五十嵐組私有地)の市内曙で行われた。同所建設に向けた調査工事の安全祈願祭で、二十一年度本体着工を予定しているが、同事業が実現すると市内をはじめ、近隣自治体の企業や一般家庭に安くてクリーンなエネルギー供給が可能となるため期待が寄せられている。
 名寄の発電所設置は、世界最大のガス保有会社であるロシア国営企業ガスプロムや日本大手企業グループなどが出資参加して進めている同社の「サハリン天然ガス導入北日本パイプライン事業」の一つ。
 同事業は、サハリンから北海道を縦貫して青森県までの約八百五十キロをパイプでつなぎ、ガスの輸送や供給、電力提供などを目指す。第一計画は、サハリンから稚内を経由して名寄までで、中継地点となる名寄に天然ガス発電所を設置する計画。第二計画は名寄から旭川、石狩、札幌、苫小牧、室蘭を経由して青森県までとしている。
 名寄に設置計画している発電所は総事業費約二百五十億円。来年四月までの約一年間、建設予定地の地下水状況や騒音・大気の観測など建設するための調査工事を行い、二十一年度本体着工、二十四年度の完成を計画している。
 安全祈願祭には関係者約四十人が出席。玉ぐし奉納などに続き、ボーリング機械を使っての起動式を行い、本体建設に向けた調査工事が安全に進められるよう願った。
 小川社長は「天然ガスは価格が安く、石油などに比べて二酸化炭素の排出量も少ないため、環境にやさしい。発電所を建設することで雇用の確保も図られ、周辺地域の経済活性化にもつながることから、建設が進められるよう支援していただきたい」とあいさつ。来賓の今尚文副市長と木賀義晴名寄商工会議所会頭が祝辞を述べ、発電所の実現に期待を込めた。

(写真=市内曙で行われた名寄天然ガス発電所設置事業の祈願祭)

[ 2007-05-11-19:00 ]

原水爆禁止を訴え
平和行進一行が名寄入り

 【名寄】原水爆禁止を訴える国民平和大行進の一行が十日、市役所名寄庁舎を表敬訪問。今尚文副市長らに活動への理解と賛同署名を求めた。
 一行は六日に礼文島を出発、国道40号線を南下して沿線自治体の首長に活動への理解を求めながら、九日に名寄入り。同日午後から市内で国民平和大行進名寄集会を開催、行進して反核と平和を訴えた。また、一行の終着点は東京都で七月二十八日が到着予定。
 表敬訪問したのは、全国縦断幹線コース通し平和行進者の淺田健司さんをはじめ、原水爆禁止名寄協議会の大本隆雄代表、日本共産党の川村幸栄名寄市議会議員ら四人。
 淺田さんらは「憲法九条が変えられる不安があるが、被爆国として戦争を二度と繰り返さないよう、皆さんと協力して平和を訴えたい。また、全国的にまだ少ない被爆者が認定を受けられるよう、積極的に支援していきたい」などと説明し、市長、議長、教育長に賛同の署名を求めた。
 これを受け、今副市長、佐藤健一議会事務局長、山内豊教育部長がそれぞれ署名して、今副市長が「名寄では憲法記念ロードレースを毎年開催している。今年で五十五回目を迎えたが、戦争体験者による大会としてスタートし、今でも意義あるものと認識している」などと述べ、活動へ理解を深めた。

(写真=今副市長に反核と平和を訴えた全国縦断の一行)

[ 2007-05-11-19:00 ]

読み聞かせと工作楽しむ
名寄・幼児、児童の図書館祭り

 【名寄】市立名寄図書館(大内茂喜館長)主催の「こども図書館まつり」が九日、同館で開かれ、たくさんの子供たちが楽しいひとときを過ごした。
 乳幼児を対象に四月二十六日に開いた企画の二回目で、今回は三歳以上小学二年生までの幼児、児童が対象で三十二人が訪れた。
 名寄本よみ聞かせ会(佐々木隆元会長)の会員が読み聞かせ。不機嫌なテントウムシが「ぼくとけんかしないか?」と、カマキリやスカンク、ヘビ、ハイエナなど自分より体の大きな生き物に勝負を挑む絵本「ごきげんななめのてんとうむし」を読んで聞かせた。
 また、工作の時間には紙コップや紙皿などを使ってかわいらしいテントウムシの飾りを作り、完成すると嬉しそうに持ち帰った。

(写真=子供たち32人が参加し楽しいひとときを過ごした祭り)

[ 2007-05-11-19:00 ]



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