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2007年5月4


今年の開設休止を決定
センチュウ予防対策で
名寄のヒマワリ畑・智恵文のジャガイモを守る

 【名寄】名寄で夏の観光の代名詞ともなっているのが智恵文のヒマワリ畑―。昨年も多くの人を集めたが、今年は休止することが決まった。市によると「ジャガイモシストセンチュウ」の発生防止を考えての対応とのこと。現在地はヒマワリ畑に隣接してジャガイモの種イモ畑があり、観光客によりシストセンチュウの卵などが運び込まれる危険性が高いことなどから、休止を決断したもの。秋までに、新たな候補地の選考作業を行う考えでいる。
 ヒマワリ畑は、昭和六十二年に智恵文地区の農家有志の協力を得てスタートさせた。その後場所を移しながら毎年、実施して今では名寄の夏を代表する観光スポットとして定着している。昨年は広さ十二ヘクタールの畑に七十万本のヒマワリが咲き、期間中に延べ四万二千七百人の観光客が訪れた。
 来場者の内訳を車から調べると、旭川およびその近郊からが最も多く全体の五一%を占めたが、道外からも二七%。夏の北海道観光ツアーのルートにのせて、さらに多くの観光客の入り込み増も期待できるほどで、今年も夏の観光の目玉となると思われていたが、突然の休止となった。
 背景には、より多くの観光客が入り込むことが逆に問題にあった。ヒマワリ畑には、道路一本を離れて智恵文地区の基幹作物であるジャガイモの種イモ畑が広がっており、全国的に発生が拡大傾向にある「ジャガイモシストセンチュウ」の卵などが持ち込まれることを予防するための対応で、市としても苦渋の判断となった。
 この「シストセンチュウ」は、ジャガイモの病虫で、昭和四十七年に後志支庁管内で発生が確認され、その後、全国に被害が広がっている。ジャガイモを寄主とし、一生を繰り返し増殖していくもので、ふ化した幼虫は、根先端の分列組織付近から進入して、皮層に進んで定着。細胞組織から養分を吸収して第三期幼虫となり、被害株は黄変する。
 被害に遭うと、減収につながり、種イモの栽培はできなくなる。さらに問題なのは、雌成虫が死んで、体表面が硬化して褐色のシスト(包嚢=ほうのう)となり、体内に二百から五百個の卵を保持。ジャガイモの作付けまで耐久体として二十年以上の生存が確認されていることで、一度発生すると、その畑では二十年以上ジャガイモは栽培できないという。
 また、「シストセンチュウ」の発生により、ほかの智恵文産の野菜にもイメージ的に与えるダメージは大きく、風評被害を受ける危険性がある。
 「シストセンチュウ」の予防には、農機具類の徹底洗浄か区別使用などがあるが、隣接地に多くの観光客が来る条件下で完全な予防対策を講じることが難しいとの判断で、今年のヒマワリ畑開設は休止した。
 市では、来年にヒマワリ畑再開に向けて、今年の秋ごろまでには新たな候補地を決定していく考えでいる。

[ 2007-05-04-19:00 ]


コンパクトなまちへ
名寄商工会議所・市街地活性化協を新設

 【名寄】名寄商工会議所は、十九年度新規事業で、コンパクトなまちづくりに向けて「中心市街地活性化協議会」を立ち上げる。このため、新たに担当職員も配置。具体的な内容は、名寄市と連携しながら検討を進めていく考えだ。
 十九年度事業計画によると「名寄市としても『コンパクトなまちづくり』が緊急の課題となっていることから、市とも十分協議するなか、活性化基本計画策定に向けた検討を進めるとともに、名寄市の中心市街地活性化を滞ることなく進めるために、早急に『中心市街地活性化協議会』の立ち上げを行う必要があり、その準備に取り掛かる」とし、商業振興に関する事業活動の一つとして、同協議会の設立を盛り込んだ。
 中心市街地活性化基本計画は、平成十二年度に名寄市が策定したものがある。これに基づいて、市内五丁目通のアーケード改修や夢カードの発行事業に取り組んだ。その後、商業環境や社会情勢の変化などに対応するため、十七年度に計画の見直しを行い、まちなか居住に対応する事業などを盛り込んでいる。
 しかし、国の関連法の改正などもあって、以前に策定した基本計画は白紙に戻った状態であり、あらためて基本計画を策定することになり、商工会議所としても、これに沿って関係する協議会を設置する。
 コンパクトなまちづくりは、新たな大型店の出店計画が示される中で、注目されている。また、市民の高齢化が進む状況にあって、まちなか居住と合わせて、買い物の利便性向上などが求められていることは確かで、名寄市の総合計画との整合性を図りながら、駅前地区の整備計画などとリンクさせた検討が進められることになりそうだ。

[ 2007-05-04-19:00 ]

春風受けて苗揺れる
風連町瑞生の谷島さん・タマネギの定植も進む

 【名寄】農作業が本格化している名寄地方でタマネギ苗の定植作業が最盛期となっており、移植機のエンジン音が響きわたる広大なほ場では、
 一列に並んでいる緑の苗が時折吹く春風を受け、気持ち良さそうに揺れている。
 道北なよろ農協(中島道昭組合長)管内では二十五戸の農家が「北こがね二号」や「スーパー北もみじ」「ウルフ」「オホーツク222」など十種類のタマネギ栽培に取り組んでおり、ほ場面積は五十二ヘクタール。
 うち三・五ヘクタールは、特色のあるものを出荷したい─との思いで十七年度から導入した「さらり」。辛味が弱く柔らかいため、生でも食べやすくサラダに向いている品種で、八戸(風連地区五戸、智恵文地区三戸)の農家で栽培されている。
 十七年度は試験的に十アールのほ場で栽培を開始。徐々に面積を拡大して「減農薬のイエスクリーン栽培に取り組んでいるが、『さらり』は病気が出やすく、ほかの品種より栽培の部分では苦労していると思う」(同農協)と説明。
 また、道内で「さらり」を栽培しているのは名寄、富良野、北見。同農協では「北見などの大産地では、各種機械を導入して品質を上げているほか、青果施設も立派なものが建っている。大産地に対抗するためには、特色のあるもので勝負しなくては太刀打ちできない」と話す。
 名寄市風連町瑞生の谷島智仙さん宅では毎年、四・六ヘクタールのほ場に「北こがね二号」や「スーパー北もみじ」など四種類のタマネギ苗を定植。そのうち、「さらり」は五十アールを栽培している。
 作業は妻のふみ子さんと二人で進めており、今年は一月下旬から除雪とハウスへのビニール掛け。三月七日に種まき。四月下旬から耕起作業。定植作業は、昨年より三日ほど早い先月三十日から開始し、今月中旬ごろまで行われる。
 今後の予定は、六月上旬まで除草効果や地温上昇効果のある中耕カルチ。六月中旬から八月上旬まで、数回にわたって防除作業や除草を行い、八月二十日ごろに収穫となる見通し。
 谷島さんは「干ばつだと小玉傾向になってしまうので、定期的に雨が降り、順調に育ってほしい」と語る一方で、「なるべく農薬を使わないイエスクリーン栽培に取り組んでいるので、安心安全なタマネギを届けられると思います」と消費者にメッセージを送り、安心安全をPRしている。

(写真=移植機のエンジン音が響いている谷島さん宅のほ場)

[ 2007-05-04-19:00 ]

学級発表など楽しむ
下多寄小で1年生迎える会

 【名寄】風連下多寄小学校(金子謙治校長、児童二十七人)の「一年生を迎える会」が二日、同校体育館で開かれた。
 本年度、同校にはたった一人の一年生、井口隼君が入学。優しいお兄さん、お姉さんに支えられながら、共に楽しく学校生活を送っている。
 迎える会は、各学級の発表などで井口君の入学を祝い、思い出に残してもらうことなどを目的に開催。上級生の拍手に迎えられて会場の体育館に井口君が入場した。
 はじめに、又村泰貴児童会長が「学校にはもう慣れましたか。これからもみんなで楽しく勉強や運動をしていきましょう」とあいさつ。
 学級発表では、二年生が「オヤジギャグ」、三・四年生が間違い探し、五・六年生が寸劇仕立てで学校生活のルールについてのクイズを披露。
 井口君は「僕のためにこのような会を開いてくれてありがとうございます」と、お礼に井口君の好きな恐竜のクイズを出題して上級生を楽しませた。
 また、「なんでもバスケット」や「いす取りゲーム」などのゲームで交流し、笑顔があふれた。

(写真=たった1人の1年生、井口君の入学を祝った会)

[ 2007-05-04-19:00 ]



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