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2007年2月3


地権者への説明責任問う声も
敗訴なら税金投入
名寄市議会議員協議会・市が訴訟の考えも示す

 【名寄】名寄市議会議員協議会が二日、市役所名寄庁舎で開かれ、市内徳田地区に出店が計画されている大型店の経過と対応、名寄都市計画用途地域の変更で市が説明。ポスフール(本社・札幌)が建設を予定地する地権者への説明責任を問う質問が集中した。今尚文副市長は「二月下旬に予定している地権者を対象とした公聴会を前に、どのタイミングで四人の地権者と相談するか、状況をみながら判断させてもらいたい」と理解を求めた。
 ポスフールが大型店の建設を予定している徳田地区(百九十九ヘクタール)は現在、市の都市計画上では工業地域に指定されている。
 このため市は同地区を「特別用途地区」に変更するとともに、特別用途地区指定を行い、市条例により床面積が一万平方メートル以上の店舗などの出店に規制をかけようという狙い。全市民を対象とした説明会を五日午後一時半から市民文化センター、同日午後六時半から市総合福祉センターで、それぞれ開催する一方、地権者を対象とした公聴会を二十六日に開催する予定。
 島多慶志市長は「平成十八年五月に国は、これまで大型店の地方進出による中心市街地へもたらす問題が大きいとして、まちづくり三法を改正したところ。徳田地区には、これまでにも進出している大型店もあり、これ以上、大型店の売り場面積が増えるということは、既存の商店街の営業が立ち行かなくなる。私どもは、こういうことも含め、昨年末から今年の年頭にかけて商工会議所との協議を進めさせてもらった。一月十一日には風連商工会から中川商工会までの商工会長、首長にも同席してもらい、大型店の進出などの経過、状況を報告しながら、これらの対応策として名寄市の都市計画の建築制限条例についての構想なども話ながら理解を求めてきた。用途地域の指定と合わせて、大型店の動きなどについて説明させていただきたい」と経過や考え方などを話し、用途地域の変更について理解を求めた。
 出店を阻止した場合、地権者からの損害賠償訴訟が起きた際の対処法についての質問が出され、松尾薫建設水道部長、今尚文副市長は「裁判の結果、最悪の場合、市が敗訴し、賠償金が要求された場合、市の施策の中で生まれた結果ということになり、税金の中から支払われるものと理解している」と答弁した。
 「市民説明会の結果によっては、住民投票を行う考えがあるのか」の質問に、今副市長は「もし、住民投票ということになれば、議会に条例を提案させていただき、可決された条例について、しゅくしゅくと事務を進めさせていただく。住民投票にはいろいろな手続きが必要。そのようにならないよう努力したい」。
 大型店出店阻止の根拠として今副市長は「名寄公設市場からの仕入れが激減し、地元で金の循環がなくなったことによる影響が非常に強い。これまでもこのような影響があり、これ以上、大型店が出店すればさらに影響が出るだろう。もう一つは、名寄市内の既存の小売店、大型店を含めて消費生活に不自由していないということ。これ以上、上積みする購買力はない」。
 駅前の空洞化について、今副市長は「六丁目、五丁目などの商店街では長い間かかって、設備投資してきた経緯があり、今でも投資の返済を行っている。その返済の最中に徳田ショッピングセンターが出店したことで、売り上げが下がり、大変、苦労しているという状況。今、新たに設備投資して再開発するということについては時間が必要」と述べた。
 建築制限条例を制定する根拠で、今副市長は「これまでもフリーパスで出てくる大型店を、何とか制限する条例はできないものかという意見が出ていたことは事実。しかし、面積制限で何平方メートルで制限するのかという規制の根拠がなく、難しかった。十八年に新まちづくり三法が生まれたことにより、床面積一万平方メートル以上を規制するという根拠ができたことが大きい」。
 このほか議員からは、「個別で地権者に説明する機会は設けられていないが、長い間名寄の発展を下支えしてきた市民に対し、こういう扱いでよいのか。特に建設予定地四軒の地権者とは真剣に議論する場があってもよいではないか」「商業施設の分散を避け、徳田地区の工業地域をできるだけ本来の工業施設立地区域の姿に戻すとしているが、市はどのように整備を進めていこうとしているのか」「道が示している大規模集客施設の立地に関するガイドラインに沿ったまちづくりを進めるというが、まちづくりの観点で大規模集客施設の適正認知を図るには公平性、透明性の確保が必要なことから、出店の動きが出る前にゾーンを決めておくことが原則ではないのか」「大型店と違う商店街づくりをどのようにするかという一つのチャンスと受け止められないのか」「ショッピングセンターに今でも人が集中しており、仮に出店したとすればかなりの集客となる。それらを、まちに呼び込もうとする努力が見えないということが残念。今からでも議論せねばならない。そうしなければ仮に出店を阻止しても、まちの衰退は止まらない。商店街を含めて、議論を深めることが必要」などの意見や質問が出され、理事者の考えをただした。

[ 2007-02-03-19:00 ]


香り広がると絶賛
名寄アスパラのまちプロジェクト・18品並ぶ試食会

 【名寄】名寄から発信し地域興しを─名寄アスパラのまちプロジェクト(斎藤正光代表)によるアスパラパウダー試作品の試食会が一日、ホテル藤花で開かれ、多くの市民らが試作品を味わいながらグリーンアスパラガス加工に対する関心を深めた。
 同プロジェクトは、名寄産アスパラの付加価値を高めるため、切り下部分や規格外品の有効活用を通して、農業と商業の連携による地域経済活性化を図ることを目的に昨年十二月に設立。
 試食会は初事業で、アスパラを使用して新しいものを作り出すことへの関心を深めてもらおう─と企画したもの。
 市民ら約百三十人が来場。斎藤代表が「プロジェクトの設立目的であるアスパラの付加価値向上と農業所得確保に向けて農、商、工の連携を図り、地域経済活性のための活動を展開していくので、今後とも指導と協力を」と呼び掛けた。
 来賓の島多慶志市長は「国民の健康に関する関心が高く、アスパラは健康をイメージするのに高い評価を得ている。試食会を通じ、名寄の特産品として発展することに期待している」と述べたほか、中川元上川支庁副支庁長と清原拓治旭川開発建設部農業・地域振興担当次長があいさつ。
 会場には市内十社がアスパラパウダーを使用したラーメンやうどん、コッペパン、ギョウザなどからプリン、マドレーヌ、ロールケーキといった菓子まで十八品を出品された。来場者は一品一品味わっていたが、「おいしい。口の中でアスパラの香りが広がる」と絶賛し、試食を楽しんでいた。
 また、会場に訪れた市民らに試食アンケートを実施。関係者は「アスパラパウダーを使用した加工品を広く発信していきたいと思っている。皆さんの舌で味わった感覚を今後の取り組みに生かしたい」と話している。

(写真=市民ら約130人が来場し、試作品を味わった試食会)

[ 2007-02-03-19:00 ]

高儀さんが特別賞に輝く
下川商業高3年・総北海の全日本ポスターコン

 【下川】総合印刷・出版・情報処理などの総北海(田村禎三郎社長、本社・旭川市)主催の第二回全日本学校ポスターコンテストで、下川商業高校三年、高儀円佳さんの作品が特別賞を獲得した。昨年は準グランプリを獲得しており、連続入賞に学校関係者からも祝福を受けている。
 同ポスターコンテストは、宣伝媒体としてのポスター制作の企画力、デザイン力などを総合的に競うもの。全国の高校、大学、専門学校などで開催される学校祭などのポスターを公募、厳格な審査が行われた。
 今年は全道、全国の高校、大学など七十六校から八十七点の応募。これは昨年の約二倍。高儀さんの入賞ポスターは、昨年の同校学校祭のポスター。学校祭のテーマ「甘くみんなよ!やるときゃやるのさ」を学校のパソコンで作り上げた。総北海では「独自の世界観を持った作風。画質の粗さ、色の毒々しさ、あえてマイナスイメージを強調した点が効果的」と高儀さんの作品を評価する。
 特別賞はグランプリ、準グランプリ(各一点)に次ぎ全国で六点のみ。賞状を兼ねた盾、副賞のデジタルカメラが贈られた。高儀さんは「テーマに合わせ、甘いピンクのバック、花の上にやんちゃな男女を乗せて描いてみました。とても楽しんで書いたうえに、賞をいただけてうれしいです」と喜びの表情だ。

(写真=全日本学生ポスターコンで昨年に続き入賞を果たした高儀さんと作品)

[ 2007-02-03-19:00 ]

名寄駐屯地の1年つづる
写真家福家さん「北の防人歳時記」出版

 【名寄】名寄市東六南二の元陸上自衛隊第三普通科連隊司令業務室広報班勤務で写真家、福家章二さん・ペンネーム北風翔(きたかぜ・しょう)が、フォトエッセイ「北の防人歳時記」(新風舎)を執筆。書店などで予約販売している。
 福家さんは昭和二十五年、香川県高松市の生まれ。昭和五十年に名寄駐屯地第三普通科連隊に配属。平成十六年十月、定年退職した。フォトエッセイは、広報班に勤務して定年を迎えるまでの二年八カ月の出来事を一年間の歳時記として写真と文章で紹介したもの。十七年二月にはフォトエッセイ第一弾「口撃・笑撃・写撃〜陸上自衛隊名寄駐屯地広報最前線〜」(文芸社)を出版。
 今回の出版について福家さんは「新風舎出版賞というコンテストがあり応募したところ、新風舎から『ぜひ出版してみては』という話をもらい出版に踏み切った」と説明。「北風翔」のペンネームについて福家さんは「アイヌ文化の伝承に貢献した故北風磯吉さんの『北風』をもらい、章二の章を『翔』に変えた」という。
 フォトエッセイは、四月の新入隊員入隊式や七月の持続走競技会、八月の夏祭り支援、十二月の駐屯地年忘れ行事など、四季を通じた名寄駐屯地でのイベントや隊員の生き生きとした活動の様子など、写真を交えて紹介している。
 福家さんは「自衛隊は厳しい訓練だけでなく、さまざまなことを行っていることを知ってもらうため、名寄市民の皆さんに読んでいただきたい。この本で、自衛隊への理解がより深まるきっかけとなれば、自衛隊OBとしてうれしいこと」と話している。
 定価は六百三十円(税込)。初版として千部発刊する。

(写真=福家さん出版の「北の防人歳時記」)

[ 2007-02-03-19:00 ]



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