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2006年10月15


癒しの音色響かせ
名寄市立大学の水琴窟・学生や来学者に好評

 【名寄】名寄市立大学(久保田宏学長)の新館校舎内で、水琴窟(すいきんくつ)の透き通るような癒しの音色を聞くことができ、学生や来学者に好評を得ている。
 水琴窟は、地中に埋められたかめの底にたまった水面に落ちる水滴の音が、かめの中で反響し、美しい音色を響かせるもの。その音は金属的なもので、琴の音に似ていることから「水琴窟」と呼ばれるようになった。
 名寄大学新館の正面玄関横に設置されている水琴窟は、今年四月の大学開学と久保田学長の就任を祝い、久保田学長の親友で、大阪の「小出内科神経科」院長の小出秀達さん(66)が贈ったもの。北海道では、冬期間は氷点下となることから、水琴窟を屋外に設置しているのは珍しい―という。
 大学の水琴窟は、水琴窟総合プロデュースの第一人者である、ティーズ・コーポレーション社長の大橋智夫さんが手掛けた。
 直径が約一メートル、高さ約一・五メートルのかめを地中に埋め、定期的に水滴が落ちるように調整している。その周りは、大雪山をイメージして直径一メートルほどの白色の石やツツジ、オンコなどで飾り付けており、夜間にはライトアップされて、見た目も美しい。
 地中にはかめと一緒に、高感度マイクを設置。水滴が落ち、共鳴した音を高感度マイクが拾い、室内のスピーカーに配信するシステム。スピーカーは、エントランスホール、学生ラウンジ、学長室、応接室などに設置されており、「ピーン」「ピーン」と、心地良い音色が響いている。
 久保田学長は「気温低下による凍結を防止するため、冬期間は水抜きが必要。癒しの音色として来学者や学生にも好評を得ている」と話している。

(写真=名寄市立大学新館の正面玄関横にある水琴窟)

[ 2006-10-15-19:00 ]


日本古生物学会で講演
千葉大の松本さんら共同研究・千百万年前の下川は?

 【下川】植物化石から一千万年以上昔の下川の様子を研究している千葉大学理学部地球科学科助手、松本みどりさん(理学博士)らは、このほど、島根県松江市で開かれた日本古生物学会二〇〇六年の年会で、下川の「中部中新統パンケ層の植物化石群」に関する研究経過を講演で発表した。
 下川は植物化石が産出することで知られ、松本さんは長年下川へ足を運び調査研究。これまでに下川北東部のモサンル層珪化岩(けいかがん・千二百万年)から五種類の新種の植物化石を発見、国際学界に発表し認められている。発見した新種の植物化石はマツ科のトウヒ、スギ科のスイショウ、ツガ属のツガ、ミソハギ科のデコドン、ゼンマイ科のゼンマイ。
 今回の研究は松本さんを中心に同大学理学部修士課程二年、矢田晃司さん、国立科学博物館地学研究部古生物第一研究室長、植村和彦さん(理学博士)の三人による共同作業。下川の西部、「下川町中部中新統パンケ層」で、モサンル層より百万年新しい千百万年前の地層。実際の調査ポイントは名寄川矢文橋の下流三百メートル周辺。松本さんらを講師に公民館主催の町民化石教室が開かれた周辺。
 今回、発表された研究経過によるとパンケ層の植物化石群は上部と下部に大きく分けられ、下部は構成種が比較的少なく、多産するのはトクサ属、ヤナギ属、イネ科、トウヒ属、カエデ属、カツラ属。上部ではブナ属が多産。下部層の上部には炭化した化石林が存在、トウヒ属が認められた。
 調査サンプルは名寄川河床に露出する堆積岩層(七層)から採取した植物の葉、果実、種子三百八十点。考察として「パンケ層の植物化石群は、上部、下部とも落葉広葉樹が中心で、針葉樹を混交するが、常緑広葉樹を欠いた温帯気候下の植物群と考えられる」としている。
 松本さんは「モサンル層の千二百万年前に次いで、今回は千百万年前の古環境、古植生が少しずつ分かり始めました。今後もさらに調査、研究を続けたい」と意欲。
 この地方でこの時代の古環境、古植生の研究が行われているのは、美深町ニウプ、枝幸町歌登地区など。

[ 2006-10-15-19:00 ]

発展へ願いを込め
旧制名寄中学校・記念碑建立し除幕式

 【名寄】旧制名寄中学校の歴史と願いが込められた記念碑の除幕式が十三日、名寄高校前庭で行われた。
 旧制名寄中学校は大正十一年の創立で、昭和二十三年に名寄高校と改組。旧制名寄中記念碑の建立は、同窓会(大野猛夫会長)の長年の願いであり、平成十四年に名寄高開校八十周年を迎えた際、記念事業に記念碑の建立を組み入れた。
 しかし、平成十五年から校舎改築があったため、外構工事の終わるのを待っての建立、除幕となった。
 記念碑は高さ二メートル、幅一メートル八十センチ、奥行き五センチで、当時の機関紙名「健兒」と書かれている。揮毫(きごう)者は名寄高二十五期卒業生で、毎日書道展漢字部審査会員、創玄展一科審査員、日本究龍書道会長を務める松浦北龍さん。
 除幕式では、大野会長が「卒業生にとっては思い出の場、在校生にとっては語らいの場となる。これからも名寄高へ支援をお願いします」。荘司信一名寄高校長がとあいさつ。
 大野会長と加藤唯勝同窓会顧問、荘司校長、梅野博名寄高開校八十周年記念事業部長の手で除幕。出席した吹奏楽部員ら生徒と共に校歌を斉唱し、さらなる発展に願いを込めた。

(写真=大野会長らの手によって披露された旧制名中記念碑)

[ 2006-10-15-19:00 ]

ビニールハウスで絵画展
下川・脱都会の及川さんと栗岩さん

 【下川】農民画家、三の橋、及川幸雄さん(48)と北町のレストラン経営、栗岩英彦さん(62)による絵画展「ハウスの中の二人展」が、十三日から三の橋、及川さん宅のビニールハウスで開かれている。
 二人に共通しているのは「脱都会」。及川さんは十三年前に下川へ来て現在、フルーツトマトを生産する農家。その傍ら絵を描き始め、数々の国際展に入選している。これまでにオランダで開かれた現代美術世界展(欧州、日本など参加)で準グランプリ。カンヌ国際美術展では最高位の国際芸術賞を受賞。現在、パリ国際サロンと下川純朴展の会員。
 及川さんは油彩の抽象画。カラマツを主題とした作品が特色。4号から30号までの作品二十二点。「森の精」「寒林」など下川のイメージを生かした作品が多い。
 栗岩さんは、下川での生活が十五年。レストラン「モレーナ」を経営している。これまでに米国を除く南米、インド、中国、中央アジア、ヨーロッパなど約五十カ国を旅。先々でスケッチや水彩画を描き続けてきた。
 旅先の印象を描いた水彩の具画三十一点を展示しており、訪れた国の生活、人々の息遣い、エキゾチックなイメージが伝わってくる。「国や肌の色が違っても、人間は皆同じ」というのが旅を続け、絵を描き続けてきた印象とのこと。
 全く異なる作風の二人だが、絵を通じて表現者としての夢を追いつづけていることからいつも話しが弾み、これまでに富良野市で二人展を開催したことがある。
 会場のビニールハウスは、間口六メートル、長さ三十メートルで来年、トマトの育苗に使用する場所。栗岩さんは「風変わりな場所での作品展を楽しんでほしい」。及川さんは「作風が違うので二人分、楽しんでもらえるはず」と話す。
 二十三日まで。開場時間は午前九時から午後四時まで。無料。

(写真=ハウスで開かれている二人展と及川さん、栗岩さん)

[ 2006-10-15-19:00 ]



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