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2006年10月4


昨年上回る収量見込む
だが、豊作基調で安値
名寄の18年度産米出荷・農家にとって喜べない秋に

 【名寄】新名寄市の十八年度産米の出荷が、順調に進んでいる。道北なよろ農協(中島道昭組合長)では、市内の平均収穫量を十アール当たり約九俵(一俵六十キロ)、総体では昨年を約二万俵上回る約二十七万俵(もち米約二十五万俵、うるち米約二万俵)を見込んでおり、実需者への安定供給が可能となっている。しかし、昨年度産の余剰米に加えて、本年度産も豊作基調にあることから過剰傾向となっている。このため安値での販売が懸念され、豊作でも喜べない状況となっている。
 名寄の今年の水稲作付面積は、約三千七十ヘクタールのうち、うるち米約三百七十ヘクタール、もち米約二千七百ヘクタール。うるち米は「ほしのゆめ」や「きらら397」、「ななつぼし」、「おぼろづき」など八品種。もち米は「はくちょうもち」と「風の子もち」を栽培しているが、今年は好天に恵まれ、順調に生育し、豊作が見込まれている。
 二日現在の出荷状況(加工用米含む)は、うるち米が八千七百三十一俵、もち米が四万九千四百七十五俵。すべて一等米で出荷されており、出荷率は約三〇%。作業は今月下旬まで続く予定。
 農協では「昨年度産米も平年より良かったが、本年度産米は昨年より出来が良い。網目でふるっても粒が大きいため落ちるものが少なく、一等米の確保率が高い」と説明し、今後も安定供給のための収量確保に努める。
 しかし、国が十六年度から米価維持、安定収入のための対策として過剰米処理制度を導入。水稲の作況指数が一〇〇%を超えた部分を低価格で処理するが、全国の水稲の作況指数が一〇〇%を超えなければ発動されない。
 十八年度は九月二十八日現在の農林水産省の発表で、全道で一〇五%、上川支庁管内で一〇八%の作況指数だが、全国が九七%となっていることから制度は、今のところ発動されていない。
 農協では「九月二十八日現在で過剰米処理制度は発動されていないが、今後、発動しないとは言い切れない。本年度は好天に恵まれ、豊作が期待されることに加えて、もち米の需要が伸びていないことや十七年度産米の持ち越しなどから安値で取り引きされるため、各農家では厳しい経営となりそう」と頭を悩ませている。

[ 2006-10-04-19:00 ]


長年にわたり指導普及に尽力
下川町文化奨励賞・民謡舞踊の阿部さん

 【下川】教育委員会はこのほど、十八年度町文化奨励賞に日本民謡舞踊の普及、指導に長年尽力してきた錦町、阿部和子さん(67)を決定した。十一月三日の「文化の日」に行われる町表彰式の席上、表彰される。
 文化奨励賞は芸術、文化、科学などの分野で活躍、著しい実績を残した個人、団体に贈られる賞。第三者の推薦を受け、教育委員会が審査の上、決定する。
 阿部さんは昭和四十七年、日本民謡舞踊会下川すえひろ会に入会。家元・米内山宗岳師(旭川)の指導を受ける。五十七年名取に昇格。たけ和(かず)の芸名。家元の依頼を受け「下川すえひろ会」の代行教師を務める。
 六十一年準師範に昇格。岳和(たけかず)の芸名を取得。六十二年下川岳和会を発足させ指導者となった。平成四年下川矢文岳和会、老人クラブの舞踊の会「ときわ会」や舞踊サークルの指導も務める。
 同九年には日本舞踊泉流に入門。「民謡舞踊の中に、体全体を使う日本舞踊の身のこなしを取り入れたかった」とのこと。十年間続け名取・泉生華沙(いずみ・いくかずさ)の芸名を取得。しかし、ひざを痛めて中断した。
 現在は日本民謡舞踊一筋。十三年師範となり宗華州(そうかず)の芸名を取得。下川宗華州会(会員七人)のほか、同年九月から日本民謡舞踊美深たちばな会(会員七人)の指導代行。同年ビクター民謡舞踊研究会助教授。
 現在も月四回、旭川で行われるけいこに参加。下川、美深で週二回の指導に当たり「フリーの日は土、日曜日だけ」とのこと。町民文化祭、道北文化集会、あけぼの園訪問など町内外の各種行事に積極的に参加している。活動歴三十四年間。
 文化奨励賞決定の知らせに「とても光栄です。これからも自らの研さんと民謡舞踊の普及に微力をささげたい」と喜びを語っていた。家庭は夫の善弘さん(74)と二人暮らし。
 今年のスポーツ奨励賞は、該当者なし。

(写真=「これからも微力を」と語る奨励賞の阿部和子さん)

[ 2006-10-04-19:00 ]

下川の小峰雅典さんが道代表
11月熊本でスペシャルオリンピック・知的障害者支援の輪も

 【下川】知的発達障害者が集うスポーツ「二〇〇六スペシャルオリンピックス(略称・SO)夏季ナショナルゲーム」は、十一月三日から五日まで熊本県で開かれるが町内一の橋、小峰雅典さん(24)が、陸上競技千五百メートルに北海道代表チームの一員として出場する。「大会出場を通じ、将来の生活に自信を持ってほしい」と雅典さんを支援する動きもある。
 SOは、知的発達障害のある人に日常的なスポーツトレーニングと発表の場を提供、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織。一九六三年アメリカで発祥し一九九四年熊本に伝わり、本部は東京。北海道には一九九七年に紋別市に有志が集まり事務局が発足。その後、札幌、小樽、釧路、帯広、旭川に広がり、名寄でも地区組織立ち上げに向けて準備中。
 雅典さんは昭和五十七年九月、埼玉県生まれ。平成十三年三月、同県内の高校卒。同年四月、下川町へ。エミュー牧場とかかわりながら漫画を描く兄、博之さん(30)=五味温泉勤務=と二人暮らし。昨年七月、道立心身障害者相談所で知的障害者としての認定を受けている。
 昨年はSO全道大会に初出場。千五百メートルで優勝し金メダル、百メートルで銀。今年は千五百で銀、百メートルと四百メートルリレーでは銀メダル。合わせて五つのメダルを獲得。四年に一度開かれる今回の福岡夏季ナショナルゲームに北海道選手団の一員として選抜された。出場種目は千五百メートル。
 兄の博之さんによると、雅典さんは知的発達障害を持っていたが小中高校まで普通学校。「本人はとても苦しかったはず」と話す。博之さんがエミューの活動を通じて知り合った友人・矢野雅次郎さん(網走管内興部町在住)が、たまたま同大会北海道チームの団長を務めていた。知的発達障害者の悩み、認定、社会参加に関する課題などを話し合った。その結果、雅典さんも知的障害の認定を受けることに。
 この間の事情を博之さんは「知的発達障害をマイナスと考えるのではなく、障害を障害として受け止め、向上心、生きがい、安心できる自立の道へなど本人と探りたいと思う。自分の持つ障害や欠点は、自分の個性の一部であり、それを知ることは恥ずかしいことではない。弟だけでなく、そうした多くの知的発達障害を持つ人たちが、安心して住めるような社会環境をつくることが重要と思う」と話す。
 このほど発足した雅典さんを応援する「アスリートを励ます会」のメンバーは、高橋水哉さん、池田隆浩さん、矢内真一さん、山口司さんの四人。協賛金(事業所・団体三千円、個人五百円)を集め雅典さんへ贈る。代表は山口さん。
 雅典さんは現在、名寄市内の「丘の上学園」で週二回、リサイクル関係の職業訓練に一の橋からバスで通う。また、「走るのが大好き」という雅典さんは、大会に備え週一回、名寄市健康の森で同市内のコーチから指導を受けている。「勝つことよりも、ベストを尽くしたい」。
 兄、博之さんは「知的障害を持つ人は常に不安。弟への応援がそうした多くの人たちへの支援、理解、助け合いなどの輪の広がりにつながってくれることを願い、善意をありがたく受けたいと思う」と話す。

(写真=右から今年道内大会で3個のメダルを獲得した小峰雅典さんと兄・博之さん)

[ 2006-10-04-19:00 ]

まちの美化に協力
高橋組が南広場で剪定作業

 【名寄】高橋組(名寄市西三南八・高橋藤次代表取締役社長)は四、五の両日、同社近辺の南広場で樹木剪定(せんてい)のボランティアで行った。
 同社は昭和二十四年創立の建設・建築業。同社の事務所からは南広場を見通すことができるが、公園通沿いと西二条通沿いに植えられているヒバの木が三年ほど手入れされておらず、周囲の景観を悪くしていた。
 そのため、同社では初の社会貢献活動を行うとともに、今後もまちの美化に協力していこう―と思い立ち、市の許可を得て、剪定作業に取り組むことにした。
 ヒバの木は、昭和六十年九月に名寄ライオンズクラブが国際森林年記念として植樹したもの。作業前は枝が縦横無尽に伸びていたため、栄養が均等に行き渡らず部分的に枯れている様子が見受けられた。
 作業には同社員六人が携わり、四日は公園通沿い、五日は西二条通沿いで、ヒバの木を高さ二メートル、幅一メートルの範囲に収まるよう、はさみやチェーンソーを用いて剪定。
 道路側、広場側の両面にわたって込み入った枝や枯れた葉を切り落とし、景観の向上を願いながら、作業に汗を流していた。

(写真=景観向上を願い剪定作業に汗を流す社員たち)

[ 2006-10-04-19:00 ]



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