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2006年8月29


過去10年で新規就農は113人
58%が学校を卒業後に
新名寄市・営農指導などの支援事業

 【名寄】新・名寄市では新規就農者の早期定着などを支援する目的で、十八年度も「新規就農者等支援事業」に取り組んでいる。過去十年間の新規就農者の数は百十三人で、うち五八%が学校卒業した農業後継者による就農に対し、新規参入した農業者は風連地区がゼロなのに対して、名寄地区は十三人となっている。依然として農業従事者の高齢化傾向が進む中で、新規就農者の確保が新・名寄市の農政では重要課題となりそうだ。
 新規就農者の数を平成八年から十八年までみると、名寄地区が六十九人となっている。うち、農業後継者が高校や大学など卒業後に就農したケースが三十七人。農業後継者が他産業に就職後、Uターンして就農したケースが十九人、農業以外の他産業に従事後、一定期間の農業研修を経て就農したケースが十三人となっている。一方の風連地区は学校卒業後に就農した農業後継者が二十九人、Uターンしてきた農業後継者が十五人で、新規参入による農業従事者はゼロ。合わせて四十四人となっている。
 旧名寄市でみると、総農家戸数から年間で必要な就農者数を割り出し、後継者の補充率を計算していた。それによると、補充率が一〇〇%に達した年はなく、後継者対策が厳しい状況となっていることをうかがわせていた。また、名寄地区、風連地区とも十四年以降に新規就農するケースが増えている。例えば、名寄地区では、十四年に十一人が就農したのを最高に、それ以降は九人、七人、九人、そして十八年の八人と続いていた。風連地区では十六年に九人と、過去十年間で最も多い数を記録した。近年の就農者の増加傾向は、長引く不況の影響もあったのではないか―と、市側では分析する。
 さらに、最近は高校卒業後、大学進学や種苗メーカーに勤務。専門的な知識を身に付けてから、就農する若者が増えていることも特長。
 風連地区、名寄地区共通して、農業従事者の高齢化が依然として進んでいるのが実態。離農を前提として経営を縮小するため、農地を売りに出したいという農家が潜在化しているのも事実。幸い不耕作農地を出す状態にはなっていないが、後継者の補充率が低い状況が続けば、不耕作農地が出現する可能性もあり、心配が大きい。加えて、国の農政が変化し、担い手への農地集積などが求められる中で、どう地域農業を再構築していくのかも大きな課題。
 新・名寄市では新規就農者等支援事業として、十八年度予算には四百二十五万七千円を計上。営農実習助成金、経営自立安定補助金、農地取得借入金償還利子補給金などを網羅しており、後継者の育成には力を入れている。

[ 2006-08-29-19:00 ]


制度充実などを訴え
名寄市雇用対策協の市民集会・季節労働問題に理解

 【名寄】名寄市雇用問題対策協議会(大野猛夫会長)主催の「特例一時金制度の現行維持・季節労働者対策の制度充実」を求める市民集会が二十八日、市民会館で開かれ、多くの市民が季節労働者の実情に理解を深めた。
 季節労働者の冬期間の生活を支えている「冬期技能講習助成給付金」は、厚生労働省が十八年度で廃止する方針を固める一方、季節労働者を通年雇用した事業主への給付(通年雇用奨励金)を拡大するという案を提示している。また、季節労働者の失業保険的役割の「特例一時金」の存続についても不透明な状況にあるのが実情。
 同協議会は、季節労働者の実態や「特例一時金」など制度について、広く市民に理解してもらうことが中央に対する運動展開への第一歩―と、全市民を対象とした市民集会を計画。この日、市民約二百人が出席した。
 大野会長が「今度の改正について、国の対応の厳しさを感じている。一人一人が季節労働者の問題を認識し、制度充実への機運が高まるよう、皆さんの理解を願いたい」とあいさつ。島多慶志市長が「地域上げての大きな政治課題。今後も皆さんの理解を得て、要望活動などに取り組んでいきたい」と述べた。
 同協議会から来賓の今津寛代議士(代理)、佐々木隆博代議士、加藤唯勝道議会議員、田中之繁市議会議長へ季節労働者対策の制度充実などの要望書が、それぞれ手渡された。
 情勢報告に続き、建設業、商工業、季節従業員の各代表が、実情を報告。倉澤繁夫名寄建設業協会長は「事業の減少など苦しい状況下で、もし一時金が廃止されるようなことがあると、建設業にとっても死活問題」。湯川勇三名寄市商店街連合会長は「地元消費の減少が、商店街へ及ぼす影響は大きい」。中村辰雄名寄季節労働者の会会長は「制度の見直しは、生活弱者を狙い撃ちにしているとしか思えない。短期労働者の気持ちをくみ取ってほしい」と主張。
 「今こそ季節労働者対策の制度充実と特例一時金制度の現行維持について、全市民一丸となって熱望する」との集会宣言で、出席者が心を一つにした。

[ 2006-08-29-19:00 ]

道の駅構想に意見出す
市議会経済常任委・農作物生育状況も視察

 【名寄】市議会経済常任委員会(川村正彦委員長)が二十八日、名寄庁舎で開かれた。
 委員会では、前回から継続の道の駅整備計画に対する考え方を協議。結果、衛生面に配慮した「シャワートイレの設置」をはじめ、混雑を解消するための「女性トイレ数の増」、地域の特徴を生かした「農産物収穫体験コーナーの設置」、緑地帯造成の「パークゴルフ場の整備」で意見が出された。道の駅にとっての生命線となる駐車場は、大型車両十三台、普通車三十二台、身障用車両二台、バイク十五台しか置けず、手狭となっていることに伴う「駐車スペースの拡張」。国道40号線の渋滞を回避するための市道二十七線道路を活用した「交通アクセスの向上」などを同委員会の意見としてまとめ、担当する市経済部に提案することとした。
 午後からは主要作物の生育状況を視察。旧名寄市議会から継承したもので、合併後、初めてとなる視察では風連、名寄両地区の水稲と畑作の状況を見て回った。
 生育が平年より三日早い水稲は豊作基調で推移しており、収穫始めを十七日と予想。現段階の不稔(ふねん)率も、平年の一〇%を下回る五%から八%の調査結果で、品質、収量ともに期待されるところ。
 畑作は小豆、バレイショ、ビート、ジャガイモを視察。総体的な生育は平年を若干上回る予想で、今後は病害虫の適正防除が必要としている。

(写真=風連、名寄両地区の水稲、畑作を視察した委員たち)

[ 2006-08-29-19:00 ]

最果ての雰囲気表現
名寄駐屯地の市呂技官
防衛庁主催美術展で内閣総理大臣賞を受賞

 【名寄】陸上自衛隊名寄駐屯地(時田宗之司令)業務隊管理科技官、市呂博幸さんの絵画「朔北の詩(うた)」が、このほど開かれた、十八年度全自衛隊美術展(防衛庁主催)の絵画部門で、最高賞の内閣総理大臣賞に輝き、喜びの表情を見せている。
 陸海空の自衛隊隊員、職員などを対象とした美術展で絵画、書道、写真の三部門に合計二百二十八点、そのうち絵画部門には五十三点の応募があった。表彰は今月二十一日に防衛庁で行われ、市呂さんは守屋武昌防衛事務次官から表彰状を受け取った。
 市呂さんは昭和二十四年九月、宗谷管内浜頓別町の生まれ。四十三年に当時の国鉄名寄機関区に就職。退職後、六十三年に名寄駐屯地の技官として採用された。
 絵画は三十年以上も前の国鉄職員時代からの趣味。市呂さんは「乗務員をやっていたが、空き時間などを利用して絵を描き始めたのが最初」と油絵、パステル画などを独学で学んだ。現在は市内の絵画サークル「一騎会」(会員十五人)の代表も務めている。
 同美術展に出品した作品「朔北の詩」(縦一一〇センチ、横一四〇センチ)は、真っ赤な壁に紺色の布が掲げられ、その前の卓上には、つぼや木の実などの静物が置かれている様子が描いている。「室内の風景で、最果てという雰囲気を表現してみました」(市呂さん)と説明する。
 絵画作品の審査に当たった日本芸術院会員、日展常務理事の寺坂公雄さんは「赤い色の中に反対色の緑の小さな塊と濃紺の絣(かすり)模様のような色彩の対比が強烈で、インパクトのある作品。出展作品の中では一番輝いていた」などと総評している。
 市呂さんが同美術展へ出展したのは、今回で四回目。平成八年に防衛庁長官賞、十二年には今回と同じ、内閣総理大臣賞を受賞している。市呂さんは「絵は独学で学んできましたが、今ではそれでよかったと思っています。今回の受賞は正直にうれしいです。内閣総理大臣、文部科学大臣、防衛庁長官の三賞制覇を目標にしてきましたが、再び最高賞を頂けるとは思わなかった」と喜びを語っている。
 一方、一騎会では、九月十日から市民文化センターを会場に、恒例の作品展を開催する予定で、多くの来場を呼び掛けている。

(写真=賞状を手に喜びを語る名寄駐屯地の市呂技官)

[ 2006-08-29-19:00 ]



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