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2006年5月15


新市の初代助役に今、小室氏
島市長が所信表明
名寄市議会臨時会・大胆な行財政改革推進

 【名寄】第二回名寄市議会臨時会が十五日、名寄庁舎で開かれた。市長選後に注目を集めていた新「名寄市」助役の選任では、旧名寄市助役の今尚文氏(62)と旧風連町元職員の小室勝治氏(60)の二人が指名された。だが、選挙戦の後遺症などがあって一部の議員から反対の声が出され、最終的には無記名投票による採決となった。結果、両氏とも過半数以上の賛成を得て新名寄市の初代助役となったが、全会一致とはならない後味の悪い人事となった。また、新名寄市長就任後、初の市議会で島多慶志市長が所信表明を行い「市民の信頼と期待をしっかりと受け止めた市政運営に努力する」と述べ、新市発展に全力を尽くすことを約束した。
 島市長の所信表明では、選挙戦を通して市民から寄せられた支援、批判に対し、新たな決意と情熱をもって新名寄市の発展に全力で取り組むことを述べ、「地方分権の担い手として自立できる行財政基盤の強化、自己責任の下で自己決定できる地域主権のまちづくりを進める。地方財政が厳しい状況の中、市民の多種多様なニーズに応えられるサービス体制の確保のため、大胆な行財政改革に取り組む考え」。
 新しいまちづくりでは「『自然の恵みが人と地域を育み、市民みんなで創る、心豊かな北の都(まち)』を基本に、合併特例債や財政支援制度を有効活用しながら新市建設計画の早期実現、着実な実行を目指す。しかし、合併しても財政状況にゆとりは生じないことから、職員給与の見直しや職員数の適正化などを進めていく」。
 市民参画と協働の推進では「市民をはじめ、大学スタッフや名寄駐屯地隊員、各種団体などと行政が、お互いの役割分担を明確にしながら共通の目標に向け、情報の共有化を図りながら施策形成過程やイベント活動などに市民参加の手法を取り入れる。また、新市建設計画を踏まえ、市民参加を得た充実した内容の総合計画を策定する」などと述べた。
 注目を集めていた助役の選任では、島市長から名寄庁舎担当助役に今氏、風連庁舎担当助役に小室氏の名前が上げられた。しかし、今氏の選任で市民連合や凛風会の一部議員から「今氏は市長選挙の際、島市長の営業部長を務めて先頭に立って動いていた人物であり、賛同できない」などと市長選の後遺症とも受け取れる反対意見が出されため、二氏の助役選任を無記名投票(議員三十四人)で採決。
 結果、今氏が賛成二十五票、反対九票、小室氏が賛成三十四票、反対一票となり、両氏とも賛成過半数で新市の初代助役に決まった。
 就任に当たり、今氏は「行財政の安定化と『心の合併』の推進役となれるよう、今までの経験を生かしながら新しい決意でまちづくりに努めたい」。小室氏は「合併の一歩を踏み出す大切な年に助役という大役を務めることとなり、身の引き締まる思い。新しいまちづくりのスタートに向け、市長の下、今助役とともに努力したい」とあいさつをした。
 このほかの人事案件では、教育委員会委員に梅野博氏、高木信行氏、山崎清士氏、高橋ひろ美氏、藤原忠氏を任命。固定資産評価審査委員会委員に大谷純二氏、西川剛弘氏、有門優氏、固定資産評価員に石王和行氏、監査委員に森山良悦氏、福光哲夫氏、市外2組合公平委員会委員に池昇一氏、内海朋惠氏、進藤博明氏の選任に同意した。

[ 2006-05-15-19:00 ]


体験談などを聞く
ノートテイク講座・情報保障の必要性考え

 【名寄】名寄市立大学同好会「バリアをなくそう会(平井美帆サークル長)」主催の「聞こえない学生のためのノートテイク体験講座」が十二日、同大学(久保田宏学長)で開かれた。
 難聴学生への講義保障の必要性を学び、将来的な難聴学生の受け入れ、講義保障の体制づくりに資することを目的に開催されたもので、先進的な取り組みを行っている札幌学院大学のバリアフリー委員会を招き、聴覚障害学生に対して、講義内容を書いて伝えるなどのサポートをする活動についての説明を受け、実際に体験した。
 大学生や短大生ら約六十人が参加。久保田学長が「名寄短期大学にはノートテイクが必要な学生がおり、みんなでサポートしようと、学生が立ち上がってこのような会が開かれた。今後、大学の皆さんも精力的に活動していくと思う。先輩である札幌学院大学の皆さんに指導をいただきたい」とあいさつ。
 生まれつき高度な難聴障害がある平井さんが体験談を語り、小中学生時代は先生の話しが早く授業が理解できず、大体の内容を把握して家で勉強していたことや、友人とのコミュニケーションをとることも難しかったことなどを話し「札幌学院大学の皆さんと出会ってノートテイクの活動を教えていただいた。耳の聞こえないということは、ただ不便なだけで、人の個性と同様なものだということに気付かされた。ろう者という前に人間であって周りの情報を聞く権利は誰にも平等に与えられているものだから、その権利を行使しないと障害を個性ではなく、不便にさせてしまう。つまり、障害というものは、理解がない環境によって大きくさせられるものに感じる。たとえばコミュニケーションは、聴者同士でも伝わらなかったら無意識に工夫することがあり、そのやり方を楽しめると人の付き合いも広くなるのではないでしょうか。障害があるない関係なく人とのコミュニケーションについての手段を増やそうという一人一人の前向きな姿勢があれば、障害をつくらないのだと思う」。
 サポートを体験した立場から山本晴佳さん(名寄短期大学生活科学科生活科学専攻二年)が「健常者と同じように周りの知識や情報を聞き、平等に教育を受けるという保障のためにもノートテイク活動は必要。今後、聴覚障害のある後輩が入学してきたときのためにも、より学びやすい環境にしていきたいと考えている」と訴えた。

[ 2006-05-15-19:00 ]

長城へフジザクラの苗
北広島市の合田さん・下川教委職員と移植

 【下川】北広島市で地域づくり活動に当たる会社社長、合田民雄さん(75)からフジザクラの幼木二百本が寄贈され、十三日午前、合田さんと蓑谷春之町教育長らが万里の長城パークゴルフ場沿いに移植した。花が開き始める二年後に、別の場所へ定植される。
 合田さんは日本山岳会員、道山岳会自然保護指導員、北広島市町づくりを考える会代表など。下川とは谷一之しもかわ観光協会長が、同市で町づくり関連の講演会講師に招かれてからのかかわり。十五年にはバス一台を借り切り万里の長城を訪れたこともある。
 下川町が森林の町であることに触発され、自ら昨年「北海道富士桜一万本育苗植樹推進会」を立ち上げ代表に。四十年前から自宅の庭で育てているフジザクラから種を採取、まき付けて苗を育てた。全道各地の希望する市町村へ苗を無償で提供するという。網走管内西興部村へ七百本、下川町へ二百本が一万本作戦のスタート。
 十三日は午前九時から合田さん、蓑谷教育長、高橋昭生教育課長ら教育委員会職員とその家族十人が出動。万里の長城パークゴルフ場北側の長城沿いに、寄贈されたフジザクラの苗を一本ずつ移植した。苗はごく細いが背丈は平均四十センチほど。バークや水を与えながら成長を祈った。
 フジザクラは富士山のふもとにだけ咲く高地ザクラ。学名「マメザクラ」で春には薄いピンクの小さな花を開く。二年に一度は赤い実を付け、甘くてジュースにもなるとのこと。
 合田さんの活動はすべてボランティア。「桜ケ丘公園の桜が老木化していると聞いたので、ぜひ役立ててほしい。様子を見ながら来年はさらに四百本を提供したい。全道各地の市町村へ一万本になるまで寄贈を続けたい」と合田さん。蓑谷教育長は「とてもありがたいこと。二年後までに定植場所を決めたい。フジザクラは万里の長城の新たな名物になってくれるでしょう」と感謝していた。

(写真=200本のフジザクラの苗を寄贈した合田さんと教委職員)

[ 2006-05-15-19:00 ]

季節を告げ淡いピンク
名寄地方でサクラが開花

 〇…このところ道北も日を追って気温が高まり、雪解けが遅れていた名寄地方も、ようやく春を感じさせる季節となった。陽気に誘われるかのように、サクラ前線も北上を続け、名寄市地方でも淡いピンク色の花びらが、開き始めている。
 〇…名寄市内にはサクラの名所とされる弥生公園に約三百本、名寄公園に約二百本、大学公園に約八十本のエゾヤマザクラが植えられており、毎年、時期を迎えると多くの市民が訪れ、のんびりと季節を受け止める光景が見られている。
 〇…市街地からほど近い名寄公園には、市民が気軽に足を運び散策する春の光景。つぼみを膨らませている途中というサクラの木が多く見られるが、花は樹齢や土地条件などによって咲き方もさまざま。この温かさが続けば一日、二日で見ごろを向かえる様子。
 〇…新緑の大地が淡いピンク色に染まるころ。名寄市内でも一気にサクラの開花が進み、今年も花見客でにぎわいが予想される。〈名 寄〉

(写真=陽気に誘われ開花した名寄公園周辺のサクラ)

[ 2006-05-15-19:00 ]



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