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2005年11月4


住民の声を反映させる場は?
報酬減額に意見なし
名、風議会合併協・視察費も検討の余地あり

 【名寄・風連】名寄市と風連町の両議会は、名・風議会合併協議会を設置して、両議会の条例規則などの相違点を整合させるすり合わせ作業を進めている。この中でもポイントとなる議員報酬は、在任特例を適用する一年間はそれぞれの自治体の現行額だが、改選後の十九年五月から名寄市の現行に合わせる方針。しかし、人件費削減が叫ばれる中、同協議会で報酬減額について協議されなかったのは問題で、市民の声を反映させる場などが求められそうだ。
 同協議会は、来年三月二十七日の名寄市、風連町の合併に伴う新市議会の誕生に向けた対応を協議しているもので、条例規則、本会議、委員会関係など四十九項目にわたる相違点をすり合わせている。両議会から議長を含む各九人の議員で組織しており、十月十七日に第一回、二十五日に第二回会議を開き、常任委員会(総務・文教、民生、経済、建設)や議員報酬の内容などを確認。議場改修や会派の対応など残り十三項目を九日開催予定の最後の会議で協議する。
 すり合わせ作業の中でも注目度が高いのが議員報酬。現行の両議会の報酬は、名寄市が議長三十八万四千円、副議長三十三万六千円、議員三十一万円。一方、風連町は議長二十二万六千円、副議長十八万四千円、委員長十六万一千円、副委員長十五万八千円、議員十五万六千円となっている。
 協議の結果、在任特例期間(十八年三月二十七日〜十九年四月三十日)は、それぞれの現行額とし、新市としての第一回選挙の改選後からは現行の名寄市に合わせる方向性を確認している。
 報酬額は、両市町とも特別職報酬等審議会で協議して首長へ答申、議会議決を経て正式決定する流れ。名寄市議会については本年度から期末手当など、風連町議会が一月から月額報酬の削減を行っている。
 しかし、在任特例後の十九年五月からは、現行の市議会議員定数は二十二人から二十六人となる。定数が四人増えた中で現行の市議会議員報酬を適用すると、単純に年間の月額議員報酬(三十一万円)のみで計算しても、四議員分で千四百八十八万円となる。国をはじめとする地方自治体では財政難が続き、公務員の年収が削減される中、協議会でも財政運営の観点から報酬削減についても議論されるべき。
 合併効果による地方交付税減額抑制などで財政難の急速な悪化は緩和できるものの、人件費については予算の中でも大きなウエイトを占めるだけに重要視される部分。両議会では、将来を見据えて段階的に議員定数、報酬額ともに削減する点で共通理解を示しているが、今回の協議の中で報酬の減額に関する意見が一切出されなかったのは問題との見方もある。さらに、新市として新たなスタートを切るものの、自分たちの報酬額を議員だけで方向性を出しており、住民の声はまったく反映されていない。将来における議会の健全な財政運営と議員活動の道筋をつくる意味でも、住民との意見交換の場をはじめ、合併後に新市議会や特別職報酬等審議会などで協議していくことも必要ではないだろか。
 だが、議会サイドに立つと、むやみに報酬を減額することで新人の議会参加などに支障をきたす側面があるとの考え方もあるのではないだろうか。このため活性化や魅力ある議会のあり方という点から、本腰を入れて報酬を協議するのは難しい課題となりそうだ。
 報酬以外では、現行の名寄市議会が設けている月額一万円の政務調査費を十八年度から交付することを確認。また、委員会視察予算は、名寄市が一人につき道内五万円以内、道外十五万円以内。風連町が十六年度予算の場合、道内が五人で十二万円、道外が六人で五十三万九千円だが、十九年度から名寄市の方法を適用するとしている。
 例えば市議会議員六人が道外視察で一人につき限度額いっぱいとなる十五万円を使用した場合、現行の風連町よりも二十万円以上高い計算となることから、これらについても検討すべき課題ではないだろうか。今後も合併後の市議会動向に注目が集まりそうだ。

[ 2005-11-04-19:00 ]


2年連続で前年を割る
仁宇布トロッコ王国・愛知万博も影響か?

 【美深】町内仁宇布の「トロッコ王国」を運営するNPO法人トロッコ王国美深(蓮沼優裕理事長)は、今年の入国者数をまとめた。四月二十九日から十月二十三日までの営業期間中、八千九百七十人の利用だったが、前年比二千五百六十人の減少で、二年連続の前年割れとなった。
 同王国は、昭和六十年に廃止となった旧国鉄美幸線の線路を活用し平成十年七月に開国。十三年には新潟県で開催された地域づくり全国交流会議上越大会に参加、地域づくり最優秀の「国土交通大臣賞」を受賞。昨年三月にNPO法人化した。
 開国当初は土、日曜日と祝日のみの営業だったが、十二年からは毎日運行を開始した。十二年は三千六百八十人、十三年七千七百七十八人、十四年一万二千三百四人と年々増加し、十五年は一万三千三百二十三人と過去最高を記録した。
 しかし、十六年は一万千五百三十人で開国以来初の前年比減となった。今年は入国者数の目標を一万千人と設定したが、八千九百七十人の入国にとどまった。
 減少の要因として、今年は全国的な報道宣伝が少なかったこと、愛知万博の影響で北海道観光の需要が減ったこと―とみている。
 また、例年は春の大型連休中に入国者数が千人を超えているが、今年は天候不順の影響で四百九十四人(四月二十九日〜五月六日)にとどまり、五月六日は積雪状態で一時閉鎖の事態となった。
 入国者の居住地では道外が全体の三四・一%を占める三千六十三人だった。
同王国の運営・管理を手伝う会員は百八人で、昨年十一月末より二十三人増加した。
 入国者数の前年割れで、蓮沼理事長は「昨年までは黙っていても客が訪れていた。来年以降は積極的に周知や宣伝活動を行い、トロッコ王国をわが町の宝としてさらに磨きをかけたい」と話している。

[ 2005-11-04-19:00 ]

優しさ感じる38点
鈴木咲子さんの作品展

 【名寄】市内東三南九の鈴木咲子さんの「子らが母に贈る米寿の青春『鈴木咲子展』」が、十三日まで北国博物館ギャラリーで開かれている。
 鈴木さんは大正六年に生まれ、幼くして両親と離別。名寄で養鶏場を営む伯父夫婦に育てられ、後に鈴木諠さんと結婚。結婚後は旧満州に移住し、二人の女児に恵まれるが、昭和十二年に日中戦争が勃発(ぼっぱつ)、二十年に諠さんが戦死した。二十一年、日本への引き上げの前に男児を出産、養父母の元で三人の子供を育て上げた。
 現在は孫十一人、ひ孫十七人で穏やかに暮らしており、還暦を過ぎたころから趣味で油絵や詩吟、書道、ワープロなどと趣意を広げ、絵画では一騎会に所属。
 八十八歳の米寿を迎えたことから、鈴木さんの一男二女が感謝の気持ちを込め同展を計画した。
 作品展には、鈴木さんの油絵三十八点のほか、鈴木さんが指導を受けた渡辺良平さんの一点を展示。「カサブランカ」や「マーガレット」「コブシ」「枯葉」「運河」など静物画や風景画が多い。
 訪れた人は、作品からさまざまな困難を乗り越えてきた鈴木さんの優しくも力強い人柄を感じながら、じっくりと見入っている。

(写真=米寿の祝いで鈴木さんの子供3人が企画した作品展)

[ 2005-11-04-19:00 ]

多くの愛好者でにぎわう
名寄図書館で本のリサイクル

 【名寄】市立名寄図書館(杉本高敏館長)の本のリサイクルが三日、同館で開かれ、多くの市民が訪れにぎわった。
 同館では保存不要となった雑誌を廃棄処分していたが、古くなった雑誌でも読みたい―との市民の要望に応え、平成七年から「文化の日」に雑誌リサイクルコーナーを設け、除籍対象雑誌や寄贈を受けたが重複した本などを無料で提供している。
 会場には婦人、ファッション、スポーツ、育児、パソコン、カメラ関係などの週刊誌や月刊誌、千四百五十三冊と図書五百四十七冊を展示。
 無料で好きな本が手に入るとあって、この日を楽しみ待っていた市民も多く、九時半の開場を前に館内は長蛇の列。限られた会場スペースのため、一度の入場者数を制限しながら行われたが、表紙を一見しただけで次々と雑誌を手に取る人や内容を厳選しながら選ぶ人、目当ての雑誌を見つけて満足そうな表情を浮かべる人など、多くの人でにぎわいを見せていた。
 なお、リサイクルコーナーでは、残った雑誌や図書を六日まで館内に展示し、希望者に提供している。

(写真=多くの市民が訪れた市立図書館の本のリサイクル)

[ 2005-11-04-19:00 ]



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