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2005年10月22


地域連帯で見つめよう!
子育てと教育テーマ
北海学園大が下川で開発講座・基調講演やパネル討論

 【下川】北海学園大学開発研究所、町主催の第一回町民講座が二十日、バスターミナルで開かれた。基調講演とパネルディスカッションが行われ、現代の子育て・教育が抱える課題に理解を深め合った。
 この講座は同大学開発研究所が、地域づくり支援を目的に道内各地で自治体との共催で開設。下川では三回シリーズで開く。初回は市立名寄短期大学の協力を得て開催。一般町民、教育関係者ら七十人が参加した。
 近藤八郎町助役が「両大学の協力に感謝します。『協働による町づくり』をメーンテーマに、みんなで学ぶ機会にしたい」。松岡義和市立名寄短大学長が「本学は来年四月から四年生に移行するが、少しでも地域に貢献したい」とあいさつ。
 基調講演は北海学園大学開発研究所の松田光一法学部教授。テーマは「いまどきの子ども、いまどきの親」。松田教授は「教育の原点は家庭にある。地域社会の教育力も低下。『駄目なものは駄目』が通用しない。札幌では中学生や高校生に注意するのも命がけ。子供は父親の背中を見て育つというが、家庭でのしつけ、地域が支え育てる教育力が必要。学校は成績だけでなく、人間評価の多元的尺度を採用できるような教育改革が必要」と訴えた。
 パネルディスカッションのテーマは「下川町での子育ての取り組みと課題」。コーディネーターは松田教授。パネラーは家村昭矩名寄短大生活科学科児童専攻教授、名畑格町青少年健全育成推進協議会長、鍛治川明下川中学校長、主婦で保育士の仁木弘子さん。
 家村さんは児童相談所の職員が長く、「子供の虐待をいかに救出し、家庭に戻すかが大きな課題。小さな町にも危険性はある。体に受けた傷より心に受けた傷が思春期に非行を招く」。名畑さんは住職でPTA会長。「昔、『おてんと様が見ている』と言ったのは、子供がいじめの加害者にならないこと。現在の親は、いじめられないことだけを心配しているようで少し残念」。
 鍛治川校長は「思春期の心は複雑。教師も親も自分の歩んだ道を知っているが、子供たちは知らない。子供が不思議な行動に出ても、自分を振り返り理解する努力を」。仁木さんは大学一年を頭に女の子ばかり四人の母。「胎児の時から話し掛けた。他人に迷惑を掛けないこと、自分で生きることができる人間を―と願っている。『あんたは駄目』は言わず『良い子だね』を言うよう心掛けた」と実体験。
 松田教授は締めくくりで「子供を育てるのは個人の問題ではなく、社会全体で支えることが重要。そのことを通じて地域の連帯感が生まれ、地域活性化にもつながるのでは」と結んだ。

(写真=「下川の子育て」をテーマに行われたパネル討論会)

[ 2005-10-22-19:00 ]


指定管理者候補を募集
美深町の公共施設・霊園、体育施設など

 【美深】町は、行政改革推進計画に基づき、十八年度から公共施設の管理・運営を「指定管理者制度」に完全移行する。行政運営の効率化や経費削減、民間雇用の創出、地域経済活性化などを図り、多様化する住民ニーズへの対応―を目的に現在、町では指定管理者の候補を募集している。
 指定管理者制度は、平成十五年九月に地方自治法の「管理委託制度」の改正に伴って、新たに創設された制度。
 管理委託制度では、受託者は公共団体や第三セクターなどに限られていたが、指定管理者制度の制定によって民間事業者やNPO(特定非営利活動)法人などの参入も可能となった。
昨年六月の町議会で「公の施設にかかる指定管理者の指定手続きに関する条例」が可決され、四十五施設が指定管理者制度の対象となった。
 びふかアイランド内の五施設は本年度から同制度を採用した。他の施設も今年九月の定例町議会で各施設の設置条例を改正、十八年度から同制度に移行する。
 今回、指定管理者を公募するのは十七施設で、募集要領は次の通り(カッコは担当窓口)。
 ▽美深霊園・びふか葬苑(住民生活課生活環境グループ)▽旭町ふれあいステーション(産業施設課産業グループ)▽美深、仁宇布、菊丘、玉川、恩根内の五公園(産業施設課施設グループ)▽ふれあい、リフレッシュ広場、東児童の三都市公園(産業施設課施設グループ)▽町民体育館、町営プール、町営球場、町営テニスコート、運動広場、北町ゲートボール場、ゴルフ練習場の七体育施設(教育委員会事務局教育グループ)
 指定期間は十八年四月一日から二十一年三月三十一日まで。指定管理料は町が収支計画に基づいて算出した額を会計年度(四月〜翌年三月)ごとに支払う。
 応募資格は法人やその他の団体で、美深町に事業所、事務所を有するもの(法人は支店や営業所など美深町に所在するものを含む)。
 応募者は十一月十四日午後五時までに施設を所管する担当窓口まで指定申請書、管理業務の計画書、収支計画書、経営状況を説明する書類など募集事項で定める書類を提出すること。
 候補者の選定は、選定委員会を開き申請書類に基づいて審査を行い、十一月二十五日ごろに応募者全員に郵送で結果を発表する。十二月の定例町議会で指定管理者の指定案件を提出、議決後に町と協定を結ぶ。
 募集事項などの関係書類は三十一日まで(土日除く)町役場、教育委員会の担当窓口で配布するほか、町ホームページ(http://www.town.bifuka.hokkaido.jp/)からもダウンロードすることができる。
 なお、体育施設の説明会は二十八日に町文化会館COM100で開く。参加団体は事前に町教育委員会(01656-2-1744)まで申し込みを。

[ 2005-10-22-19:00 ]

一の橋診療所勤務が37年間
転出の森所長に感謝状・地域医療に町に200万円

 【下川】長年にわたり一の橋診療所長を勤めてきた森祥一医師が、高齢のため今月いっぱいで引退し離町するが、二十日午後、町から感謝状が贈られた。また、森医師は「地域医療のために」と町に二百万円を寄付した。
 森さんは大正十四年札幌出身。北大医学部卒後、旭川厚生病院、名寄共立病院、北大医学部解剖学教室、札幌医大産婦人科、国立療養所名寄病院勤務などを経て昭和四十三年七月、一の橋診療所を開設。これまで三十七年三カ月にわたり、一の橋地域の人たちに親しまれながら医療に専念。また、学校医など町の保険医として町民の健康増進に寄与してきた。三十一年には医学博士号も。
 カズ子夫人と一緒に町役場を訪問。安斎保町長に代わり近藤八郎助役から「長年にわたり地域医療のために専心された功績は誠に大。離町に当たり感謝の意を表します」と記された町長からの感謝状を贈呈。「本当にご苦労さまでした」と長年の労をねぎらった。
 森さんは「町と地域の人たちに支えられ今日まで、医療に携わることができました。わずかですが地域医療のために役立ててほしい」と町へ二百万円を寄贈。近藤助役は「とてもありがたいこと。有効に役立てます」と感謝していた。
 森さんは「夜中に起こされ往診に出掛けることもありましたが、何とか無事に今日に至りました。子供の教育には苦労しました」。カズ子さんは「夫は十年前まで旅行に出掛けることもありませんでした。仕事を離れて、今後はのんびり旅行を楽しんでほしい」と話していた。
 一の橋診療所は今月いっぱいで閉鎖され、森さんは札幌市手稲区で長男が開業する歯科医院の近くへ転出する。

(写真=近藤八郎助役から町長感謝状を受ける森所長と夫人)

[ 2005-10-22-19:00 ]

日本人の30%が頭痛持ち
名寄市立病院の公開講座・聴講者150人が理解深め

 【名寄】名寄市立総合病院(佐古和廣院長)主催する第三回市民公開講座が二十日、ホテル藤花で開かれ、片平外科脳神経外科の斉藤武志院長が講演した。
 同講座は名寄市内や近隣市町村の地域住民を対象に、年間五回の計画で開講。各回にテーマを設けて同院医師のほか、市内の開業医を講師に生活習慣病予防などに理解を深めている。
 斉藤院長は「頭痛」をテーマに講演。日本人の三〇%、およそ三千万人(十五歳以上)が慢性的な頭痛に悩まされていると現状を語り、「頭痛は原発性(片頭痛、群発頭痛、緊張性頭痛)と症候性に分類される。頭痛の九〇%が原発性で頭部の痛みそのもの以外は正常で、『善玉頭痛』とも呼ばれる。一方、症候性の頭痛は『悪玉頭痛』とも呼ばれ、治療しなければ命に関わる場合もある。しかし、頭痛があるからといって大病である可能性はごくわずか」などと説明。
 痛みが起こる原因にも触れ「肩こりや精神的なものや片頭痛が、頭痛の半数を占める。しかし、(1)経験したことのない頭痛(2)突然に起こった頭痛(3)五十歳以降に初めて起きた強い頭痛―などは悪玉頭痛の可能性がある」と注意。
 片頭痛の特徴なども説明し、頭痛に悩む日本人の大半が、病院に行かず痛みを我慢している―という実情を述べ「効果的な薬剤があり、痛みを我慢することはないが、生活リズムを整えたり、ストレス解消、空腹を避けるといった予防が大切」と呼び掛けた。訪れた約百五十人は納得の表情で耳を傾けていた。

[ 2005-10-22-19:00 ]



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