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2005年9月12


接戦制した佐々木氏(民主)初当選
衆院選道6区の本紙管内・関心高く投票率は増加

 第四十四回衆議院選挙は十一日投票日、即日開票の結果、新しい顔ぶれが決まった。郵政民営化関連法案の参議院否決に伴う解散総選挙で、小選挙区北海道六区では民主党新人の佐々木隆博氏(56)と自民党前職の金田英行氏(62)が激しい戦いを繰り広げる選挙戦となったが、佐々木氏が初当選を果たした。
小選挙区の本道六区は佐々木氏と金田氏、共産党新人の田辺八郎氏(62)の三人が出馬。前回より一人少ない選挙戦となり、郵政民営化法案を争点に、自民党と公明党の連立政権か、民主党を中心とした政権交代が、注目される選挙となった。また、前回から選挙区が変更され、旧七区(旭川を除く上川と宗谷、留萌支庁管内)だった上川支庁管内は、旭川を含めた六区となっている。三候補については、同選挙区変更後、初めての選挙戦となり、各陣営とも、大票田となる旭川を中心に激しい選挙戦を展開した。
 政権選択ともいえる今回の選挙に対する国民の関心は高く、本紙管内の投票率についても名寄市が七五・七六%(前回=平成十五年十一月=六九・二二%)と大幅に増加。下川町八二・八四%(同七九・二九%)、美深町八〇・七九%(同七八・二九%)、風連町七九・六九%(同七三・九六%)と軒並み伸びた。
 本紙管内を前回の今津寛氏(自民党)、佐々木秀典氏(民主党)、西川将人氏(無所属)、中野芳宣氏(共産党)の得票数を比べると、名寄は前回の今津氏票に対し、金田氏は千七票、佐々木隆博氏は佐々木秀典氏に八百五十九票上積み。西川氏の無所属票は主に民主党への票として流れ、佐々木氏に有利に働いたかのようにみえたが、名寄では金田氏が手堅く票をまとめた。田辺氏は中野氏票に比べ百十二票上積みした。
 下川では三氏とも、前回に比べそれぞれの所属政党票を上回る票を獲得した。佐々木隆博氏は、佐々木秀典氏の票を六十五票、金田氏は今津氏の票を三十六票、田辺氏は中野氏の票を二十六票上回った。有権者数は若干減少したが、候補者減と投票率アップ分を三氏が分かち合った形。
 美深は、金田氏が今津氏票から百五十一票減らしたのに対し、佐々木隆博氏は佐々木秀典氏票を三百十六票上積みしており、西川氏の無所属票の影響によって差をつけたとみられている。田辺氏は中野氏票を七票上回った。
 風連は、佐々木氏が前回の佐々木秀典氏と西川将人氏の二人を合わせた票数よりも、さらに四百八十九票も上積みした。士別市の道議会議員だった佐々木氏には、地元の道議会議員という意識が強く、農村部を中心に自民党支持者の票も掘り起こして票を伸ばした。
 この影響を受け金田氏は、前回の今津氏の票を三百二十二票減らした。

[ 2005-09-12-02:00 ]


帝國陸軍歩兵2等兵は16歳
同期生の動きを追い
美深・佐久間さんが本を発行

 【美深】美深町東一南七の佐久間昌美さんは、このほど「帝國陸軍歩兵二等兵は十六歳」を発行した。
 佐久間さんは昭和四年七月、樺太(現・サハリン)の恵須取(えすとる)町生まれ。二十一年に恵須取中学校を卒業。二十三年七月まで幌千(ほろち)小学校で教員を務め、サハリンから引き揚げた。その後、美深町で家業の農業に従事し、二十六年から六十年まで美深農協(現・北はるか農協)に勤務。現在は、美深町郷土研究会事務局長、名寄地区樺太会副会長を務めている。
 「帝國陸軍歩兵二等兵は十六歳」は、佐久間さんが恵須取中学校同窓会だより全国統一創刊号(昭和四十九年十二月発行)に寄稿し、掲載されたのが始まりだが、当時は文中の写真にある人の氏名など不明な点も多かった。今から十五年ほど前、東京にいる同窓会だより編集担当の同期生が当時のことを思い出し、原稿を書き直したことを聞き、より正確なものにするため、佐久間さんは編集担当者から再発行の依頼を受けていた。
 戦後六十年を一つの区切りとしよう―と、今年一月から第二稿を書き始めた。この段階で佐久間さんは文中の写真で、甲種飛行予科練習生に志願した人の名字がわかっていても、名前や出身校が思い出せず、同期生のもとを聞いて回ったという。当時、予科練などに志願した同期生が多く、志願先や志願時期などの名簿を同期生に送るため、調査に五十日ほどかけて三月末にまとめ、原稿を整理、佐久間さんの誕生日の七月三日に完成。
 佐久間さんは「同じ環境で過ごした同期生の動きを確認するため」と発行の思いを寄せた。また「戦前は二十歳で兵役の義務を負ったが、昭和十八年ごろには軍人が不足し、大学生の兵役猶予をなくした。数は少ないが十五、六歳の志願兵もいた。しかし、今考えると、大した役に立たないものまで兵役につかせ、消耗品のように扱ってきた」と思いを語った。
 さらに「二十年八月十五日に終戦を迎えたが、同年六月には沖縄戦で大敗するなど戦況が不利であったにもかかわらず、七月二十六日に発表されたアメリカ、イギリス、中国、オランダによるポツダム宣言を受け入れなかった。もし、受け入れていれば八月六日の広島、九日の長崎の原爆投下、二十二日に留萌沖で引き揚げ船がソ連軍に攻撃されることはなかっただろう」とあらためて当時の政府の対応に憤りを感じている様子。
 発行後の感想で佐久間さんは「戦争の場合、六十年までは大戦の内容を語れる人がいるが、七十年になると語れる人はほとんどいなくなるのではないかと思い、六十年を一区切りとして体験談を残すことを決め、戦争の醜さを伝えたかった」。また、戦時中を過ごした人に対し「忌まわしい過去を語るのはつらい面もあるが、歴史の生き証人として、できる限り語ってほしい」と歴史上の真実を語り継ぐ必要性を強調している。
 内容は、佐久間さんの同期生の動き、戦況など。本は佐久間さんの自宅で製本、中学の同期生二十五人に送付した。一般向けの販売はない。

(写真=体験談を残したかったと発行の感想を語る佐久間さん)

[ 2005-09-12-02:00 ]

期待込めて湖岸植樹
川を守ろうと観察会・下川のサンルダムで思いはそれぞれ

 【下川】旭川開発建設部サンルダム建設事業所(竹本典道所長)主催の湖岸緑化植樹会が、十日午前十時四十分からサンルダム湖岸予定地で開かれた。同じ日午後二時から、下川自然を考える会(桑原友一会長)主催のサクラマス産卵行動観察会がサンル川上流で開かれた。参加者の思いはそれぞれ。
 湖岸緑化植樹会「郷土の森づくり二〇〇五」は、環境に配慮しながら、将来湖岸となる場所に住民参加で緑づくりをと行われ、六年目。竹本同所長が「ダムが出来ると、この近くが水際。将来をイメージし楽しく植樹作業を」とあいさつ。来賓を代表、安斎保町長が「森と湖の町が一日も早く出来ることを期待します」と祝辞。駆け付けた森田康志旭川開発建設部長も「一本一本に願いを込めて植えてください」。
 この後、直径三メートルのサークル百五十個にナナカマド、ハルニレ、ミズナラなど十種類の小さな木の苗を丁寧に植え付けた。苗は地元の樹木から採取。自然にまかせて森をつくる「生態学的混播法」が採用されている。
 植樹の後、豚汁などが用意され、旭川市吹奏楽団二十三人によるグリーンコンサート。「テイクオフ」「ブルーシャトウ」などの見事な演奏が響き参加者たちから盛んな拍手を受けた。
 一方、自然を考える会の「秋、サクラマス踊るサンル川」には町内のほか函館、札幌、旭川などから四十人が参加。午後一時、サンル牧場展望台の広場で昼食会。ヤマベのてんぷらなどを賞味した。続いてサクラマス産卵行動の観察。サンル川が増水のため支流の上御車沢川へ。林道沿いの小さな流れに体長三十五センチから六十五センチのサクラマスが六匹。雌が産卵床づくりに励んでおり、参加者たちは「随分大きいな!」と歓声。
 同会事務局の宮田修さんが「サクラマスが百八十キロもそ上するのは日本でもここだけ。サケマスは海の栄養を森へ運ぶ」など。北大大学院地球環境科学研究科の小野有五教授は「魚道をつくっても、サクラマスのそ上は百分の一以下に。サクラマスが湖を海と勘違いし生態が変化する危険性もある」。一行は水没予定地も視察し、「サンル川を守ろう」と決意。 
 現地で工事が行われているのは道道付け替え橋りょうの床板二件だけ。漁業団体が同ダム建設に反対の意向を表明、工事発注が大幅に遅れていた。その後、旭川開発建設部との話し合いで「道道付け替え工事そのものは、漁業へ影響を及ぼすものでない」など理解が得られ発注された。

(写真=上から家族連れなどでにぎわった湖岸植樹、サクラマスの産卵行動に歓声の参加者)

[ 2005-09-12-02:00 ]

農村景観づくりへ看板
ふるさと元気ファーム・道の補助受け実施

 【風連】とよさと元気ファーム(林寿和代表)の看板設置事業に、道の農業・農村コンセンサス形成総合推進事業の補助が決定した。これを受け、今年は三戸の農家に看板を立てるが、その後は年次計画で構成農家が看板を立て、地域農業の元気なイメージをPRしていく計画だ。
 とよさと元気ファームは、町内六区の生産組合役員九戸で組織している。今年六月には、風連町の友好交流自治体・東京都杉並区から来町したメンバーを受け入れ、アスパラガスの収穫体験に当たってもらうなど、農業体験事業にも取り組むなど積極的だ。
 活動の中で以前から出ていた話が、統一した看板の設置だった。農村景観づくりとともに、農業への理解を図る方法はないか―と考え、構成農家の庭先に看板を設置していくことにした。初年度目の今年は、三戸の農家に看板を立てることにし、道に補助金の申請を行った。
 この結果、風連町では十六年度にグリーンツーリズム検討のためのバスツアーでも利用した、道の農業・農村コンセンサス形成総合推進事業の補助が決まり、事業費の二分の一に当たる二十二万五千円の助成を受ける。
 「デザインなどは今後、詰めていくが、看板の大きさはおおよそ縦一メートル、横一・二メートルを考えている。今後、地域の若手農家にも参加を呼び掛け、五年をかけて約十五戸の地域農家に看板を立てていきたい」と林代表。
 風連町内でも庭先に看板を立てる農家はあるものの、地域ぐるみで看板を設置するところはなく、これまでの営農などから培った地域力を生かした新たな農家の取り組みとして注目されそうだ。

[ 2005-09-12-02:00 ]



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