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2005年4月19


ダム建設で意見が二分
天塩川流域委の意見聴取会
推進派「安心した生活を」
反対派「漁業影響も懸念」
 【名寄】天塩川の河川整備・管理について住民意見を聞く、天塩川流域委員会(清水康行委員長)主催の意見聴取会が18日午後、総合福祉センターで開かれた。サンルダム建設の是非に関す意見が集中し、早期完成を唱える推進派と、ダム建設による漁業や環境面への影響を訴える反対派の意見が二分する形となった。
 天塩川水系名寄川上流に位置するサンルダムは、治水防災の安全向上、河川流量の確保、水道水の安定供給などを目的に、昭和43年度に予備調査を開始。63年から実施計画調査を進め、平成5年に建設に向けて着工した。現状は、工事開始から15年度末までに総事業費(530億円予定)の33%に当たる約177億円を投入し、周辺整備などを進めているが、いまだ本体部着工の目途が立っていないのが実情だ。
 主催の天塩川流域委員会は、道開発局が「天塩川水系河川整備計画」」を策定するに際し、学識経験者らの意見を聴取することを目的に、15年5月に設置した。
 ダム建設の渦中にある下川町の関係者らを中心に、天塩川流域市町村から約250人が会場を埋めた。清水委員長が「170人から意見陳述の申し入れがあり、地域、内容などを考慮して陳述人を選出した」と説明したあと意見聴取に移り、1人10分の持ち時間で11人が意見を述べた。
 意見陳述人は「天塩川流域は洪水の歴史。農業をはじめとする各種産業が、安心して発展できる環境整備へ、1日も早いダムの完成を」「環境が悪化すると言われているが、サクラマスやシジミ漁などに、どの程度の影響があるのかを示すべきだ」「洪水は、いつ、どこで発生するか分からず、生命や財産が奪われることはしのびない。安心して生活できる環境づくりを」など地域の安全を中心に推進派の声。
 一方「サンルダム建設計画において、漁業関係者を軽視している―と、怒り心頭という住民も多い」「事前説明で、十分理解を得ることが必要ではないか」「天塩川はシジミ、サケ、サクラマスなどが生息する重要な河川。ダム建設の見直しを含めた検討を願う」「サンルダムの整備は、自然環境にさまざまな影響を与える。森林整備によって、コンクリートに代わる緑のダムも含め、総合的に考える必要がある」など環境面を中心に反対する意見もあって、推進派と反対派に二分する内容となった。

(写真=流域住民ら250人が集まった意見聴取会)

[ 2005-04-19-19:00 ]

旭岳で遭難・沈着行動で体力消耗抑制
大樹の根元で夜明かす
下川町の男性・道警ヘリで無事救助
 【下川】下川町内在住の男性Aさんが17日、大雪山系旭岳で遭難したが、無事救出された。道警などによる懸命な捜索の結果、九死に一生を得たが、救出につながったのは携帯電話、非常食の携行と、Aさん自身による冷静な判断だった。「遭難の怖さを知ってもらうと同時に、万が一、春山で遭難した人に役立ててもらうために」と、Aさんに遭難から救出までの様子を語ってもらった。
 Aさんは7年前から旭岳スキー場へ通い始め、毎年4回は春山スキーを楽しんでいる。17日も、いつものように、旭岳ロープウエーがある山麓駅(標高1100メートル)からロープウエーで姿見駅(同1600メートル)へ。そこからスキーで下山した。
 山麓駅付近は視界がよくまずまずの天候だったが、姿見駅付近は断続的な吹雪。それでも慣れたコースとあって滑り始めた。間もなく激しい吹雪に見舞われ見えるのは足元だけ。「コンパスを頼りに斜面左側を降りていると思ったのが、実際には右側を降りていた。慣れていると思ったのが油断だった」とAさん。
 目印を見失い、右も左も分からずコースを誤ったと思った瞬間、パニックに陥った。その時の心境を「気が動転して自分がアリ地獄へ落ちていくように感じた」という。
 しかし、死の恐怖を感じながら「これではいけない」と自分に言い聞かせ、午後1時過ぎ自宅へ遭難を知らせる電話。母親から警察へ連絡され、道警などが捜索を開始するが吹雪のためその日は中断。
 薄暗くなる前にAさんは一晩、山中で過ごすことを決意。風よけとなる大きな木を探す。近くに直径0.9メートルほどの針葉樹を見つけた。この時期、根の周りにぽっかりと雪が解けた穴。その中にスキーを2本並べて枯れ枝を探して上に置き腰を下ろす。垂れ下がった大きな葉が風をよけてくれた。
 非常食はゼリー、練り状のチョコレートバー、乾パン類など4種類。およそ800カロリー。眠ると体温が下がり、死につながると判断、一睡もせず朝を迎える。無駄なエネルギー消費の抑制と水分補給に最も神経を使う。雪を食べると体温を下げるので危険。非常食のチューブを利用、自分の尿を温かいうちに飲むことも覚悟したという。
 翌18日もヘリの音が聞こえるが吹雪で遠ざかった。「山中で3泊まで覚悟しよう」と、非常食をほんの少しずつ食べることにした。
 午後3時20分ころ、吹雪の合い間を突いて道警ヘリが姿を現した。Aさんは飛び出して手を振った。道警ヘリはAさんに向けてライトを2度、点滅してくれた。「ヘリが自分を見つけてくれた。これで生きて帰られる」。
 Aさんはその時、思わず飛び上がって喜んだ。「道警ヘリがとても巨大だったこと。そして流れ出る涙を抑えきれなかった」とその時の様子を語る。
 もしAさんがコースを誤った瞬間のように、パニック状態のままで立ち直ることができなかったら、深い山中を歩き回り体力を消耗し尽くしていたに違いない。携帯電話がなかったら、捜索はより難航しただろう。非常食の携行も大きく役立った。何よりもAさん自身の沈着な判断と行動。それが道警ヘリによる救助に結び付いた。
 Aさんが救助された場所は山麓駅から北に約5キロはなれたピウケナイ第3沢川付近(標高1150メートル)付近。夜を過ごした大木の場所はさらに約200メートル下方だった。「標高が高ければ気温がさらに下がり、どんな結果になっていたか」とAさん自ら、今回の生存は幸運の積み重ねであり奇跡だったと位置付ける。
 「救出に当たってくれた人たちが、あんなに大勢いたのでびっくりしました。感謝すると同時に本当に申しわけない気持ちでいっぱい。職場や町の人たちなど多くの人たちに迷惑や心配を掛けてしまい…」とAさんは神妙な面持ちだ。

(写真=Aさんの救出時の所持品)

[ 2005-04-19-19:00 ]

岩手県大槌町と対戦
チャレンジデー・今年は5月25日実施
 【名寄】名寄市のチャレンジデー対戦相手が、岩手県大槌町に決まった。名寄市では年々、チャレンジデーの参加者が増え、今年も全人口の65%(1万7500人)の参加を目標に、5月25日に対戦。早朝ラジオ体操や市民綱引き大会などで参加率を競う。
 名寄市は市民の健康づくり推進を目的に、昭和63年から平成5年まで姉妹都市のカナダのリンゼイ市と「ヘルシーコンペ」の名称で、単独のチャレンジデーを実施。しかし、同コンペが中止となったことで、6年から笹川スポーツ財団が中心になって取り組む現在のチャレンジデーに参加するようになった。
 実施は毎年5月の最終水曜日。今年は5月25日。人口規模が類似する市町村間で、午前0時から午後9時までの間に、15分以上継続して運動した住民の参加率で競う。運動を行った人は、チャレンジデー実施本部に報告が必要。
 昨年は宮城県加美町と対戦。名寄市は62.9%(1万7055人)、加美町は64.4%(1万8169人)で敗れた。
 今年のチャレンジデーは全国77カ所、道内は名寄市、胆振管内白老町、胆振管内鵡川町、留萌管内苫前町の4市町が参加。名寄市が対戦する大槌町は、チャレンジデー初参加。2月1日現在の人口は1万7423人。
 名寄市の具体的な内容は、市内8会場での早朝ラジオ体操を皮切りに、各種スポーツイベントとしてパークゴルフ大会、グラウンドゴルフ大会、ゲートボール大会、体操教室が予定され、市内体育施設も無料開放される。メーンの「市民綱引き大会」は、市内西3南6の名店街が会場。小中学生、一般の綱引き大会、よさこい踊りの演舞などが予定されている。

[ 2005-04-19-19:00 ]

賞金4万円を寄付
タイムバトル当選の斉藤さん
 【名寄】なよろタイムバトル実行委員会(寺島勝之会長)は18日午後、市役所を訪れ、当選者の一人で、賞金の寄付を申し出た東京都在住、斉藤實さんの賞金4万円を寄付した=写真
 斉藤さんは東京なよろ会の会員で、毎年、スキーツアーに参加している。今年はツアーで名寄を訪れた際、名寄川の解氷日時を当てるタイムバトルに参加し、見事当選した。
 寄付には斉藤さんの代理として寺島会長と井上幸人事務局長が訪れ「斉藤さんから、東京なよろ会会員として日ごろ市にお世話になっている感謝の気持ちとして、社会福祉事業に役立ててほしいということで預かりました」と賞金全額の4万円を届けた。
 受け取った島多慶志市長は「有効に使わさせていただきます。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べていた。

[ 2005-04-19-19:00 ]


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