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2005年4月2



江戸時代の字典所有
名寄市の佐藤さん・3代にわたり受け継ぐ
 【名寄】今から208年前の寛政9年(1797年)に発刊された字典を所有している人がいる。名寄市西10南8の佐藤利行さん(80)だ。既に裏表の部分は歴史の流れを感じさせるほどに変色し、黒ずんできているが、大切に保管されていることを示すように傷みは少なく、貴重な資料となっている。
 利行さんは祖父・孫市さんと父・孫吉さんが、所有していた資料を捨てずに大事に自宅で保管してきた。いつの年代のものなのか、どれくらいの量があるのかを確認する目的で、平成10年10月、北海道立文書館に調査を依頼した。その結果、辞令類や修業証書など150点もの資料があることが分かったが、この中に字典もあった。あまりに歴史を重ねてきた古い字典の出現に、利行さんも驚いたという。
 この字典は、祖父・孫市さんが明治41年に山形県天童市から下川に入植した時に、一緒に持ってきたものだそうだ。どのような理由から、字典を持ってきたのかなどは不明だが、孫市さん、孫吉さん、そして利行さんと3代にわたって受け継いできている。利行さん自身は、字典をあまり目にする機会はなかったとか。
 字典の大きさは縦12.5センチ、横17センチで、厚さ5.5センチで、手にするとやや重い。当時の技術から和紙に木版したもので、目次には「新刻訂正 新増字材玉篇大全」と書かれている、ページ数は400ページ近くもある堂々たるものだが、内部は一部欠落してしまっている。しかし、約200年の歳月を経過したことを感じさせないほどに、傷みは少ない。
 内容は、漢字の総画数順に配列した索引の検字で調べることができるほか、漢字を偏ごとに分けて、つくりの画数で調べることもできる。また、似ているが、読み方が違う漢字を並べて、読み方を記載している2字(2画の漢字)相似から5字(5画の漢字)相似も載っている。
 利行さんには3人の息子がおり、「4代、5代と、この字典や資料を継いでもらいたい」と話している。

(写真=208年前の字典を保存している名寄市の佐藤さん)

[ 2005-04-02-19:00 ]

幼保一元は20年度目標
美深町次世代育成支援計画・地域のネット整備も
 【美深】町は、子供を安心して産み育てるための環境整備を進める「美深町次世代育成支援行動計画」を策定した。基本理念を「子どもいきいき、親あんしん、地域で育てるびふかっ子」としており、本年度から5カ年計画となっている。具体的施策として幼保一元化の推進や支援ネットワークの整備などを盛り込んで子育て環境の充実を図り、まち全体での子育てに取り組む考えだ。
 同計画は国の少子化対策の一環で、子育て環境の整備と充実を目的としたもの。全国の各自治体で策定が義務付けられている。町では今年1月、子ども家庭支援センターや美深保育所父母の会、美深幼稚園父母と先生の会、町内小中学校と高校PTAなど関係機関15団体の代表者16人で構成する、美深町次世代育成支援行動計画協議会(園部一正会長)を立ち上げ、委員の意見を反映させながら計画の策定作業を進めてきた。
 国の示した(1)地域における子育ての支援(2)母性ならびに乳児及び幼児等の健康の確保及び増進(3)子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備(4)子育てを支援する生活環境の整備(5)職業生活と家庭生活との両立の推進(6)子どもなどの安全の確保―の基本目標を受け、町独自の子育て政策を盛り込んだ。
 町の計画内容は、課題としていた幼保一元化については、目標年度を20年度に設定し、相談支援体制や保護者同士の交流の場を確保する機能を持たせた拠点施設を整備することにしている。さらに、問題を抱える児童生徒、保護者に対して地域ぐるみで支援する協議会(ネットワーク会議)の設置に向けた検討も行っていく。
 また、午前9時から午後5時までとしていた延長保育を、18年度からは午前7時半から午後7時までに拡大。幼保一元化の拠点施設整備に併せた、地域子育て支援センターの整備検討。このほかにも、高齢者の子育て支援参画の実施や、地域の防犯ボランティア活動の拡充を図るための「子ども110番の家」設置なども盛り込んでおり、岩木実町長は「支援体制を明確にして計画の実現を目指したい」と話す。

[ 2005-04-02-19:00 ]

大腸菌群が基準超す
下川町の公害白書・名寄川が季節で変動
 【下川】町は、下川町地域の公害白書である16年度「環境保全の状況と施策に関する報告書」をまとめた。名寄川の水質調査では、有害な重金属類はいずれも基準以下だったが、大腸菌群が季節によって基準を上回った。町は「畜産廃棄物の流入が原因とみられるが、法律施行で施設整備が着実に進み、数値は減少傾向」としている。
 報告書は、町環境保全条例に基づき環境汚染の未然防止を目的に、昭和48年から毎年1回、取りまとめている。環境保全に対する町の取り組み、現況、各種調査結果などからなる。
 地球温暖化防止対策では、町が自ら「地球温暖化対策実行計画」を樹立。バイオマスエネルギーの導入、一般ごみ有料化に伴う廃棄物の減量化、資源化など5項目の取り組みを紹介。昨年11月の時点で一般廃棄物は、前年比30%の減量。
 水質汚濁関係では専門業者に委託し、名寄川水系の大腸菌群を調査。6月、8月、10月の3回、オシュンクシュナイ沢川(奥名寄)、ペンケ川(共和橋)、サンル川(放牧地橋)、矢文川(白樺橋)、名寄川(矢文橋)、パンケ川(下川橋)の6カ所でサンプルを採取。
分析の結果、6月はペンケ川・矢文川の2カ所、8月はオシュンクシュンナイ沢川・ペンケ川・名寄川・パンケ川の4カ所、10月は矢文川・名寄川・パンケ川の3カ所で、それぞれ基準値を超える大腸菌群が検出された。
 同じ場所で重金属調査も行ったが、有害物質の亜鉛、カドミウムとも基準値以下。休山中の下川鉱業所は毎月1回、事業所独自に3カ所で重金属類を分析。結果を町へ報告しているが、カドミウム、銅、亜鉛などいずれも基準値以下。同じく休山中の合同資源珊瑠鉱業所は、定期的な監視を行っているが、問題は生じていない。
 このほか、大気汚染(届け出施設は10カ所)、騒音、振動、地盤沈下、土壌汚染などは問題なし。悪臭は酪農家のたい肥散布に対して苦情が1件あり、関係機関と連携して対応。
 住民による環境保全活動は、衛生団体、公区活動による秋・春のクリーン作戦、下川こどもエコクラブのラブ・アースクリーンアップ活動など展開した。町では「行政と住民、関係機関が一体で環境への意識を一層深めていきたい」としている。

[ 2005-04-02-19:00 ]

農業技術の習得に決意
中国研修生受け入れ式・今年は83人が来名
 【名寄】道北なよろ農協(寺田厚組合長)の中国農業研修生受け入れ式が1日午後から智恵文多目的研修センターで行われた。
 日中の友好親善と、日本の農業技術や文化を学んでもらおうと、平成8年から、中国農業研修生の受け入れを実施。これまでは智恵文農協が主体となって行ってきたが、今年2月の道北なよろ農協の発足により実施機関を引き継ぎ、継続することとなった。これまでに延べ約460人が訪れている。
 今年は黒竜江省牡丹江市、遼寧省遼陽市、北京市から、昨年の73人を上回る過去最多の83人が来名。研修期間は畑作・野菜の80人が、11月2日までの約7カ月間。残りの3人は1年間かけて酪農技術の習得に励む。
 研修生は、智恵文地区50戸、名寄地区2戸の計52戸の受け入れ農家で実習するほか、各種地域行事に参加するなど日本の文化も学んでいく。
 受け入れ式には研修生をはじめ、智恵文の受け入れ農家、農協、市関係者など約150人が出席。寺田組合長が「同事業がスタートし、今年で10年目。道北なよろ農協の誕生後、初の受け入れとなった。祖国とは生活、文化などの違いもあるが、1日も早く日本の生活に慣れて研修期間を有意義に過ごし、祖国の農業や地域社会で活躍できることを期待している」とあいさつ。
 来賓の島多慶志市長に続き、受け入れ農家を代表して、智恵文中国研修生受入協議会の遠藤俊博会長が歓迎の言葉を述べた。
 中国研修生を代表し、団長のグハイボさんが「日本で農業を学ぶことが長年の夢でした。7カ月の研修期間中、分からないことがたくさんあると思いますが、ぜひ教えてください。日本の規則を守り、一生懸命頑張ります」と、流ちょうな日本語であいさつし、研修生1人1人が、農業技術の習得へ気持ちを新たにしていた。

(写真=過去最多の83人が来名した中国農業研修生受け入れ式)

[ 2005-04-02-19:00 ]


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