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2004年12月14



財源考えて校舎整備
美深議会一般質問・農産物付加価値化に努力
 【美深】第4回美深町議会定例会が13日、町役場で開かれ、6議員が一般質問で理事者の考えをただした。厳しい財政運営の中、老朽化が大きな問題になっている町内小中学校校舎の改修・改築の方向性で、山口信夫教育長が「7月に美深町学校施設整備基本構想策定委員会を立ち上げ、現在、検討作業を進めている。次回の会議で、どの校舎を改築・改修するかの具体的な協議をしていくが、財源負担の軽減を図ることからも、現有施設の有効活用を基本に考えている」と答え、理解を求めた。
 酒井久夫議員は「函岳山頂、空き地対策」の2件。函岳山頂展望台の設置、国道40号線沿いの空き地対策で質問。
 岩木町長は空き地対策について「中心市街地活性化計画との整合性を持たせた利用方法を検討していく」。
 今泉常夫議員はCOM100文化ホール事業運営など。
 山口信夫教育長は文化ホール事業について、住民意見を集約して実施しているものの、イベント会社への折衝など多くの面で事務局の教育委員会が主導。民間活力を生かす意味で多くの町民が企画・運営に携われるよう検討していくことを約束した。
 林寿一議員は「行政改革大綱の推進計画は『住んでて良かった、住み続けたい、夢いっぱい北の大地びふか』につながるのか。観光を町の産業ととらえ、行政は観光協会と連携すべき」とただした。
 岩木町長は、全国的に自治体合併協議が進む中、美深は当面単独の道を歩む。そのために策定した行政改革大綱・推進計画案で「第4次総合計画と整合性を図り、希望のある計画にするとともに、地方自治のあり方を基本として町民と行政の協働によるまちづくりを進めたい」と答弁。
 菅野勝義議員は、基幹産業の農業を基本にした町おこしの考え方など。
 岩木町長は、付加価値を高めるのは難しいとしながらも「現在、町内でもち米、メロン、キャベツを使い、民間の3グループが特産品づくりと販売に向けて活動しており、動きが着実に芽生えてきている。消費者と一体となった取り組みが必要で、今は試験段階だが、要望があれば工場用地提供も考えている。今後は、どのように企業化していくかも含め、行政としてのバックアップ方法も考えていく」と答弁。
 藤守千代子議員は施設管理問題で質問。
 岩木町長は行政のスリム化を図るために必要な施設管理の中で、民間委託について「17年度からびふかアイランド周辺の管理は、指定管理者制度を導入すべく、今定例会で条例改正を提案する。さらに18年度までに、ほかの施設も直営にするか、制度を導入するかを決めていく」とした。
 南和博議員は、第3次行政改革大綱の改定で、自主財源確保と増収対策、住民への情報開示としたバランスシート提示を質問。
 岩木町長は、受益者負担を見直しながら財源確保に努める方針を示すとともに「増収は難しい。地方交付税を確保するとともに、現状の税制度を推移しながら徴収率の向上に努める」と。情報開示では「バランスシートは、住民に適切な資料になるかどうかを検討する。総務省が新たな財務会計制度を示すことから、制度内容を見極め、バランスシートも含めて住民が理解できるような公表を目指す」と答えた。

[ 2004-12-14-19:00 ]

性同一性障害に理解を
18日に名寄短大で・ビデオ上映と講演会
 【名寄】性同一性障害について理解を促し、互いに互いを認め合える社会のために―と、セクシャルマイノリティ支援組織「クラブサンライズ」(阿部愛奈美代表理事、本部・苫小牧)主催の性同一性障害を題材にした演劇『晴れたらいいね』ビデオ上映会と性同一性障害についての講演会が、18日午後1時15分から名寄短大で開かれる。
 同支援組織は、セクシャルマイノリティ(同性愛者、両性愛者、性同一性障害を有する者、インターセックスなど)の性的多様性を持つ人のサポートと、個人が尊厳を持って生活できる文化、セクシャルマイノリティ認知と社会制度の改革を目指す非営利団体。11月から釧路、札幌、苫小牧、帯広で、ビデオ上映会を行っている。旭川以北での上映会と当事者の講師を多数招いての講演会は名寄が初めて。
 講師の阿部代表は、苫小牧市の古物商経営者。16年に性同一性障害の診断が下り、家庭裁判所で診断書に基づく名の変更の申し立てが認められた人。「特例法により法律に該当しない人は、性同一性障害を認められない人が多くいる。法律に該当しないさまざまな当事者が存在することを訴えたい。私たちが住みやすい社会は誰にとっても住みやすいと思う。特に地方に住んでいる当事者の苦しさを救いたい」と地方での上映・講演活動に力を入れている。
 今回、名寄短大児童専攻2年生が社会福祉援助論のグループ研究課題の一つに、以前から「性同一性障害」を取り上げて学んでいることを知り、上映会の協力を依頼。短大生や有志による成功させる会の協力を得て準備を進めている。
 『晴れたらいいね』は、劇団トランス☆プロジェクト(東京)が東京で公演したもの。性同一性障害を持つ主人公が法律や世間の常識の壁にぶつかっていく物語。 講演会は「普通って何?性同一性障害の現状と問題」と題して、阿部代表をはじめ、道内の性同一性障害、同性愛者、両性愛者の8人が講師を務める。同じ性同一性障害にもトランスセクシャル(性転換症)、トランスベスタイト(異性装者)など多様性があることを知ってもらう。
 講演会後の懇親会も、関心の深い住民の参加を呼び掛けている。
 入場は無料。希望者は当日会場まで。問い合わせは、同支援組織(電話0144-31-7782)または武井さん(同090-8904-0422)へ。

(写真=準備を進める正面中央の阿部さんと成功させる会会員たち)

[ 2004-12-14-19:00 ]

下川に研究開発拠点も
日本マイザー・「5年前忘れず」と松澤社長
 【名寄・下川】日本マイザー(本社・埼玉県鴻巣市、松澤勝司社長)は14日、フィリピン・セブ州ラプラプ市にある現地法人拡大に伴い、17年度末で同社名寄工場(名寄市大橋、従業員60人)を閉鎖することを正式発表した。道内は下川、室蘭の2工場態勢となる。同社からは「下川工場にはテーマを設けて新しい素材などの研究開発に当たるハイテク開発部門の拠点を設けたい」などの方針が示された。
 同社によると、6年前、フィリピンに発足した現地法人は敷地面積500平方メートル、工場面積4000平方メートル、現在雇用360人。17年は450人、将来は500人規模となる見込み。同社受注額の6〜7割近く同工場にシフトされる見通し。
 新たな経営計画によると、国内工場は技術開発部門と高品質・高規格製品の生産部門の2部門に。埼玉県の本社も営業・管理部門を除き生産部門は下川、室蘭工場に集約。
 名寄工場は、時計用カバーガラス生産用に使用された施設。利便性に優れているが新規受注製品の大型化、薄型化による設備導入で構造的にスペースが狭くなり、悩みとなっていた。今後の光学デバイス生産には大型設備を使用するため、改修・増床コストを考慮した結果、やむなく閉鎖との方針になった。
 道内に残る下川、室蘭工場は、海外工場では生産が難しいハイテク製品を中心とした製造部門になる。それに海外工場の技術支援や新製品・新工法開発を目的とした技術開発部門が置かれる。下川工場には、生産部門とともにハイテク開発部門の拠点が置かれ、既に有力メーカーから開発・技術者を中途採用するなど態勢づくりが昨年からスタート。独自のブランド樹立に標準。開発部門の充実に伴い将来的に施設増設の必要性も予想される。
 同社下川工場は、全国に先駆けて町が昭和59年、工場リース制度を設け誘致した誘致企業の第1号。5年前には、町が直接融資保証を行うなどかかわりを深めていた。
 今回の経営方針変換について松澤勝司社長は「いろいろ事情はあるが、5年前、当社が厳しい経営状況に陥った際、下川町が救ってくれた。あの時の支援がなければ今日の日本マイザーはなかった。下川町がある限りお付き合いをお願いしたい」と語る。
 夏野俊一下川商工会長は「下川工場を拠点の一つにしてくれるのは、とてもうれしい。下川町とのつながりを大切にしてくれる企業の理念にも感激した。素晴らしいニュース」と歓迎している。

[ 2004-12-14-19:00 ]

地元の食材で料理工夫
美深産農産物を味わおう・収穫までの流れ学ぶ
 【美深】雪中貯蔵きゃべつ研究会(伊藤清会長)主催の「美味!美深産農産物〜おいしい美深農産物を味わおう!」がこのほど、町文化会館COM100で開かれ、地場産のキャベツやもち米、カボチャなどを使った料理のおいしさを味わった。
 地場産の農産物を消費者に味わってもらいながら、地場農産物生産・加工などについて意見交換を行い、これからの地域農業の参考とする企画。今年は、もち米生産者の加工グループ・FOOD831番と美深メロン生産組合加工部会の協力を得て、キャベツ以外の農産物も使いフルコースを用意した。
 会場には、町民や近隣市町村から訪れた約150人が参加した。伊藤会長が「一日たりとも農産物とは無関係ではいられません。農業にかかわることを誇りに思ってほしい」とあいさつ。雪中貯蔵キャベツができるまでの過程をスライドで紹介。美深で生産されているメロンや米の品種、フランスではキャベツを何というか―など農産物クイズを楽しんでから、FOOD831番とメロン生産組合加工部の活動を紹介。
 料理を味わう時間には、薄切りもち入りのキャベツたっぷり「お好み焼き」、地場のカボチャとジャガイモを使った深みある味わいの「スープ」、キャベツに新しい食べ方を提案した「キャベツのマリネ」、キングルビーのメロンを使った「ピクルスと漬物」、新鮮な牛乳の「フローズンヨーグルト」など各テーブルにずらりと並べられた。参加者は農産物の味を確かめ、料理のアイデアに触れて、地場産品を生かすことに考えを深めていた。

(写真=多くの参加者が地場産品の深い味わいを楽しんだイベント)

[ 2004-12-14-19:00 ]


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