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2004年3月27



名称に愛着の強さ感じる
説明会の全日程終了
名寄−風連の合併協議・法定協に課題残す

 【名寄・風連】名寄と風連の合併協議入りに向けた住民説明会が、両自治体で開かれ、全日程を終了した。風連に合併特例区、名寄に地域自治区を設置するという地域自治組織の在り方で、説明会では多く質問が出るなど、合併後の不安材料が提起された。両首長は、合併協議の推進に住民から一定の理解を得たとしているが、説明会への住民の出席率は決して高いものではなく、住民の合併に対する真意を探ることと不安を解消するものにはならず、法定協議会に課題を残したままで、住民にとっては不完全燃焼な部分もあった。(秋元正人、間所智洋記者)
 説明会は、風連が22〜24日、名寄が23〜27日まで。地方自治体の行財政状況と国の動向から、「合併ありき」という前提条件が、自然と住民の間にも生まれる中、反対意見は出ず、新しいまちづくりへの期待や不安の声が多かった。
 名寄では一会場平均で約20人と出席率は低調。法定協議会立ち上げに関する両自治体の議会臨時会が30日に迫る中、日程に限りがあったものの、集まりにくい時間帯の開催などの問題があった。
 一方、風連は一会場平均約15人。名寄との人口比率を考えると、少ない出席数ではなかった。高齢者ばかりではなく、中年層の出席者の姿も多く、吸収されるイメージの強い合併協議に関心の高さがうかがえた。
 両自治体の住民による共通意見として多く出されたのは、新設(対等)合併について。当初、風連が法人格を持たせて区の名称を冠とする合併特例区、名寄が区の名称を冠とする義務付けがない地方自治法による地域自治区で、双方性格の異なる自治組織の設置は、対等ではない―と疑問視する住民が多かった。しかし、行政側は、名寄と風連の条例などを白紙に戻し、新しいまちをつくることが対等であると説明しており、行政側の説明不足による住民との認識の差がみてとれた。
 合併に賛成するものの、ぜひ慣れ親しんだ自治体名を無くさないでほしい―という意見が高齢者から多く出され、地元に長年住んでいる住民の愛着の強さが感じられた。
 名寄では、合併後のまちづくりで特段、日常生活に変化が生じないと考えている住民が多いためか、危機感を募らせた意見や問題提起はなく、不安の声よりも、円滑な協議を望む意見が。一方、風連では合併特例区設置期間となる5年間という期限以降の町の在り方で、風連町としてのこれまでの歴史や伝統など特色を消さない新しいまちづくりの必要性が強く求められ、危機感が感じられた。
 全国的に法定協議会設置後、新自治体名や事務所位置など核論で、互いの理解を得ることができず、物別れとなったケースも多い。名寄と風連でさらに協議を進める中、感情論で途中分解することなく進めることが求められる。

[ 2004-03-27-16:00 ]

発達に欠かせぬ絵本
下川で工藤氏招き講座・幼児期読み聞かせ

 【下川】町公民館のタウンスクール「読み聞かせ講座」が、26日午後6時半から同館で開かれた。講師は、小樽市のNPO法人「絵本・児童文学研究センター」理事長の工藤左千夫さん。
 工藤さんは昭和26年旭川市出身。64年に同センター開設。絵本、児童文学を中心に哲学や心理学の分野を交え生涯教育講座を開設。全国に1500人以上の会員がいる。児童文学ファンタジー大賞を創設。主宰の文化セミナーには大江健三郎氏、谷川俊太郎氏、山田太一氏ら。著書に「新版・ファンタジー文学の世界へ」「大人への児童文学の招待」など。
 この日は「絵本・児童文学を学ぶ」というテーマで講演。本の読み聞かせ活動をしている人たち、教師、一般町民ら20人が受講。工藤さんは「昔、幼児は2歳で260語、5歳で2000語、3歳で3000語を話したが、現在は7歳で1600語。昔の4歳レベルになった。テレビが怪しいと調査が進んでいる。問題児の母親は、1日平均10時間もテレビを見ていることが分かってきた」など。
 「幼児の脳は動くものへの反応は苦手。動かない絵本を繰り返し見ることで、脳のイメージ再現活動が活発化。前頭葉が刺激され我慢、忍耐、抑止などの力が養われる。子供がテレビコマーシャルを覚えるのは繰り返しのため」。
 そのうえで「物事をイメージに変換できるのは人間だけ。イメージ、抽象的言語がなければ対話ができない。大切な家庭内の言語環境が、テレビに奪われ言語力が低下しつつある。否定形であるはずの『全然』が『いいですよ』に使われることを教師も見過ごしている」などの指摘。
 また、「良い絵本は展開に省略がない。繰り返し読み聞かせることで子供の想像力、観察力が増す。読んだ直後に感想を聞くと、想像力が損なわれる。良い絵本は、子供だけでなく老若男女が読める生涯学習の教科書」と締めくくった。

(写真=家庭の言語環境がテレビに奪われると指摘した工藤佐千夫氏)

[ 2004-03-27-16:00 ]

16年度の予算化は92%
名寄市総計推進市民委・教育、合併で説明

 【名寄】名寄市第4次総合計画推進市民委員会(大石健二委員長、委員17人)が、26日正午から市民会館で開かれ、総合計画の進ちょく状況などを確認した。
 委員、市職員約30人が出席。島多慶志市長があいさつで、「名寄市の予算規模は、平成9年度をピークに減少。16年度は146億円で、12年前の水準に逆戻りしたのが実態」などと説明。
 市は、第4次総合計画後期計画2年目となる16年度予算での事業着手率は92.5%、予算化率は73.2%(33億5600万円)となったことなど報告。「予算化率の低下は、名寄大学の開学に向けた事業費を16年度で8割、17年度で2割としていたが、実施計画が8月にできるため、この割合を逆転したことなどが要因」と説明。
 懸案事項では、教育関係の諸課題として、名寄市高等学校将来像検討協議会の報告を行い、藤原忠教育長は「市内小中学の校区は、今後、市民らの意見をうかがいながら検討していく方針」。生徒指導への新たな取り組みとして、「3月に痛ましい事件が発生した。名寄の中高生が現場にいたという報道もあり、警察捜査の経緯を見極めていかねばならない。文部科学省の問題行動への活動に沿い、名寄でも16年度には自立支援教室の設置、サポートチームなど地域支援システムづくりに取り組む方針でおり、非行問題にも行政サイドからメスを入れたい」などと説明した。
 市町村合併では、委員から地域自治組織などに関する質問が出されたが、合併協議の推進へ一定の理解が示された。

[ 2004-03-27-16:00 ]

 

プリンス賞に糸田さん
メガネをかけた人似顔絵・名寄地区で表彰式

 【名寄】メガネをかけた人の似顔絵コンテストの表彰式が、27日午前九時半から名寄市徳田のメガネのプリンス名寄店(久保田惇史店長)で行われた。
 コンテストは、全道に47店舗を持つ株式会社ムラタ・メガネのプリンスが主催。地域に愛される店づくりなど目的に、家族や学校の先生など眼鏡を掛けた人をモデルにした似顔絵を募集。名寄、下川、風連、美深の名寄地区からの44点を含め、全道各地の幼児から中学生まで4000点の応募があった。
 この日は、名寄地区審査での各賞受賞者の表彰式。父親の顔を描きプリンス賞に選ばれた糸田小百合さん(名寄東小五年)には、賞状と天体望遠鏡が、金賞と銀賞、銅賞の各1人と、佳作5人にも賞状と記念品が贈られた。このほか、名寄地区で一番多く作品を出品した風連中央小学校は、授業で取り組み、団体賞を受けた。

(写真=プリンス賞に選ばれ、賞状を受け取る糸田さん)

[ 2004-03-27-16:00 ]



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