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2004年3月12



デジタル技術で業績伸ばす
下川工場が操業20周年
日本マイザー・21日に記念式典と祝賀会
 【下川】日本マイザー(松澤勝司社長、本社・埼玉県鴻巣市)下川工場が、今年操業20周年の節目を迎えた。21日正午から町バスターミナルで操業20周年記念式典と祝賀会。前日の20日午後6時から町公民館で、歌手の熊谷ひろみさん(キングレコード)による特別企画「熊谷ひろみと下川町民のふれあいコンサート」(入場無料)を開く。
 セラミック電子部品の加工を中心としてきた日本マイザー下川工場の20年は、繁栄と低迷、そして復活の息吹を感じさせる日本のエレクトロニクス産業の歩みそのものと一致する。デジタル社会の到来と復活の兆し、まさに大きな山と谷を経験した。
 日本マイザー下川工場は、昭和59年1月に下川町の誘致企業第1号として、また、北海道松下電器の圧電セラミック加工委託専門工場として操業を開始。当時、名寄工場昭和54年操業で時計用カバーガラス、光学ガラス(昭和63年室蘭工場操業に伴い移転)の製造を行っており、光学技術を生かしたセラミック加工は新たに電機産業部門に進出する契機となり注目を集めた。
 操業から平成3年までは需要に対応するため設備・人員の増強を繰り返し、工場も2度にわたって増築。生産額も当初の7倍を超え、従業員も100人に達し地元に大きな経済効果をもたらした。松下電器の品質管理優良工場に認定されるなど技術力、品質力も高い評価。
 しかし、同年のバブル崩壊後、松下電器の海外展開が顕著となり、下川工場の生産額は減少。まだ他工場の時計・光学部門が比較的元気で、平成7年からセラミック電子部門の低迷を補うため、他工場の支援を得てパソコン用ハードディスク基板加工を展開、セラミック一辺倒から脱皮、対応力強化を図った。
 平成9年、Gショックの一大ブームが起こり、他部門の低迷で疲弊してきた経営環境に明るさが出た。だが、同年以降、同社の基幹部門であった時計部門に海外調達化が始まり、同社は創業以来、最も厳しい試練にさらされた。
 90年代は、バブル崩壊だけでなくパソコン普及の時代。パソコンと関連部品は米国の技術が業界をリード、日本がそれに追随。途上国の猛追にも遭って苦戦を強いられた。低迷する中、同社は新技術開発にしのぎを削り、新たな製品展開に希望をつなぐ。主力商品の2度にわたる海外展開の教訓を得て、フィリピン・セブ島に現地法人を設立し、時計・光学ガラスの加工生産を開始。
 平成12年、既存の商品はさらに姿を消し、少しずつではあるが新商品の受注が増えてきた。これが昨年からのデジタル景気の前兆。デジタル技術は日本独自の技術であり、他国の追従を許さないとされる。
 同社の固有技術は進歩を重ね、汎用(はんよう)技術としてしっかりデジタル技術と融合している。セラミックは最盛期の10%に減少、時計用カバーガラスは13年度にすべて海外に移転したが、総体生産額は、14年度が前年比150%、15年度は同140%、来年度予測は同130%と確実に増大。海外工場の存在がコスト対応力となり、顧客から信頼を得た。今後はさらに高精度・高品質を達成する技術者、技能者の養成と雇用の拡大を図るという。
 下川工場は今、DVD関連の商品がセラミック電子部品の2倍を超え、その勢いはしばらく続く見通しだ。
 ピーク時に400人を超えた同社の従業員は、国内生産環境の変化や合理化で現在、契約社員を除き160人。しかし、海外関連工場300人を加えると、態勢はむしろ強化された。松澤社長は「グローバル化が目的ではなく、コスト追求、そして何よりも日本で勝ち残るためのグローバルカンパニーに近づけたい」と話す。
 平成22年を目標に、念願だった光学ガラス基板に薄膜をコートする部門の導入も計画。「光学メーカーとして確たる地位を築き、自社ブランドの開発生産を目指したい」(同社長)との夢が現実味を帯びてきた。

(写真=誘致企業第1号で20周年を迎えた日本マイザー下川工場)

[ 2004-03-12-17:00 ]

合併や行政の案件に対処
力強く未来へ第一歩
柿川風連町長が執行方針・協働と共生を基本

 【風連】第1回町議会定例会の11日午後、柿川弘町長が16年度町政執行方針、森山良悦教育長が16年度教育行政執行方針を述べた。柿川町長は「住民と行政の協働、共生を基本に町政を推進、市町村合併や行財政改革など、町の重要案件に対処する。16年度は決断の時を迎えるが、力強く未来への第一歩を踏み出す覚悟である」と町政に臨む基本方針を語った。町政執行方針などは次の通り。
 ◇町政執行方針◇
 魅力ある生産基盤の拡充 稲作は本年度、整備する米乾燥調製施設を活用、農協や集荷業者と連携、上位の評価ランクを目指す。農村環境保全は産地づくり交付金で「Yesクリーン」などの認証を受けた減農薬や有機栽培へ助成。林業振興は森林整備地域活動支援交付金などの事業に取り組み、公益的機能を担う森づくりを進める。商工業では中心市街地活性化基本計画の実現化に努力。
 快適で夢広がる生活環境 天塩川河川緑地は、レクリエーションやコミュニティの場になるよう、維持管理に努める。公営住宅西町団地の改築工事に着手。消防の災害緊急通報システムは、機器の老朽化に伴い、本機を更新する。
 ぬくもりとやすらぎのある郷 幼児保育は、16年度から風連町幼児センターがスタート。子育て支援センターを備え、すべての子供が平等な教育・保育が受けられる施設にしたい。
 いきいきと学びつづける教育・文化 社会教育は生涯学習の考えに立った人づくりに取り組み、心身ともに健康で生涯にわたって学ぶことのできる環境づくりを支援。生涯スポーツ推進では、総合型地域スポーツクラブ「ポポ」との連携を密にし、町民の健康増進とスポーツ振興を支える。
 21世紀の希望あふれるまちづくり 手作りの総合計画で培った住民の協働意識を基調にした参画型のまちづくりを進める。行財政改革は、事務事業改革を含めた一層の改革を推進、昨年11月に実施した機構改革の機能向上を図る。行政区と班の見直しは地域の主体性を基本に着手。総合計画地域協議会などの地域作りと連動、コミュニティ形成を基本とする地域活性化推進事業の取り組みを通じ、自治意識向上と活動推進に努める。財政健全化は総合計画ローリングの再構築を基本に計画の具現化、コスト削減、適正管理を徹底。財政規模に応じた行政執行に努める。
 ◇教育行政執行方針◇
 学校教育は子供たちの「確かな学力の定着」と「体験活動を通した心の教育の充実」を目標に、きめ細かな指導で、基礎・基本や、自ら学び考える力を身に付けさせる教育、発展的な学習で子供の力を伸ばす教育などを進める。児童生徒の問題行動には、校内の相談・指導体制の充実のための相談員、風連中学校の「心の相談員」を継続配置。風連高校の2間口維持は極めて難しい状況だが、風連高校教育振興協議会と連携を図りながら存続へ努力したい。社会教育は、第3次風連町生涯学習推進中期計画に沿い、町民が社会の変化に柔軟に対応、生きがいのある充実した生活が送られるよう活動を推進する。

[ 2004-03-12-17:00 ]

地元から8選手が出場
全国身体障害者スキー大会・果敢に滑りを競う

 【名寄】日本障害者スポーツ協会など主催の第33回全国身体障害者スキー大会兼第25回全道ハンディキャップスキー大会が12、13の両日、ピヤシリスキー場、なよろ健康の森を会場に開かれている。参加選手は、各種競技に果敢な滑りを繰り広げている。
 全国各地から選手・コーチら約160人が参加。競技はアルペン(回転、大回転)、クロスカントリー(2.5キロ、5キロ、10キロ)で、ハンディ別に10部に分かれている。
 地元からは名寄ハンディキャップスキー協会(吉田素子会長)に所属する名寄市の生野博さん(51)、福永久人さん(32)、山内勝義さん(62)、奥山舞さん(18)、尾崎由季さん(8つ)、吉川由子さん(57)と、風連町からの東巖さん(62)、山本奈央子さん(18)の合わせて8人が出場。
 競技を前に、11日に開かれた開会式の席上、選手宣誓を務めた山本さんは「満足のいく練習はできなかったが、1秒でも早く滑れるよう頑張りたい」。奥山さんは「健康の森競技場でトラックの周回練習を続け、足腰に力がついてきた。全力で頑張ります」。東さんは「ひざの状態が思わしくないが、大会に参加し、交流を深めることが何よりも楽しい。競技はマイペースでいきます」。吉川さんは「いざ本番となると、プレッシャーに弱い。リラックスして、いつもの練習のように競技できれば」。福永さんは「去年の全道大回転は6位だった。今回は上位進出を狙いたい」。山内さんは「クロスカントリーBクラスには、私1人のエントリーですが、申告タイムに少しでも近づけるよう、全力を尽くしたい」などと抱負。
 競技初日の12日は、前日から続いている強風の影響で、約30分遅れで始まった。アルペンではアウトリガーを巧みに操り、次々と旗門を突破し、好記録をマークする選手や、転倒しながらも最後まであきらめず滑り続ける選手。クロスカントリーでは、起伏に富んだコースを伴走者の掛け声を頼りに全力を尽くす選手など、会場は熱気に包まれた。
 競技役員のほか、大会を陰から支える自衛隊名寄駐屯地隊員の活躍、吉田病院の豚汁、甘酒など温かいもてなしも選手に好評だった。

(写真上=懇親会で健闘を誓った名寄ハンディキャップスキー協会メンバー)
(写真下=強風の中全力を尽くし競技したクロスカントリー)

[ 2004-03-12-17:00 ]

 

規律正しく任務遂行
名寄駐屯地で出発式・決意新たにイラクへ

 【名寄】陸上自衛隊名寄駐屯地のイラク復興支援群(番匠幸一郎群長)主力第2、第3波の出発式が、12日午前8時から同駐屯地で行われ、隊員の無事と任務遂行を願った。
 派遣隊員56人をはじめ、同駐屯地隊員、来賓合わせて約1100人が出席。
 駐屯地司令代理の門司佳久第四高射特科群長が「番匠群長も現地で諸官の到着を待っている。日中は40度を超す暑さというが、健康には十分気を付け、5月には全員が元気に名寄へ帰ってくることを願っている」とあいさつ。来賓の名寄駐屯地隊区イラク派遣自衛隊員留守家族支援本部長の島多慶志市長が激励の言葉。
 派遣隊員を代表して杉原幸一一等陸尉が「なんの心配もなく、イラクへ向かう決意を新たにしている。武士道の国の者として、規律正しく、淡々と任務遂行に全力を尽くしたい。全員が無事に帰って来ることを約束します。行ってまいります」と決意を述べた。
 派遣隊員は多くの市民に見送られ駐屯地を後に。13日に市民から贈られたこいのぼりとともに現地へ出発する。

(写真=多くの市民に見送られ駐屯地を出発する派遣隊員)

[ 2004-03-12-17:00 ]



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