地域ニュース
会・催し
閑古鳥(社説)
日曜随想天塩路
会社概要
リンク
月曜グラフ
連載企画
広告について
おくやみ
採用情報

2003年9月1日



16年度の削減は回避される
依然募るままの危機感
第5学区高校間口・求められる将来指針

 【名寄】道教委はこのほど、16年度公立高校適正配置計画案をまとめた。1間口減との見方が示されていた上川第5学区(風連〜中川)は、16年度中の削減は回避される形となったが、17年度には大幅な統廃合が予想され、問題を先送りした内容で、各市町村の危機感は高まったままとなっている。
  道教委の計画案によると、16年度は15年度対比で道内の中学校卒業者が約2000人減少することを受け、全日制28学級、定時制1学級の合わせて29学級を削減する。
 今年7月に名寄市内で開かれた公立高等学校適正配置計画地域別検討協議会で、道教委は第5学区について、16年度中に1間口程度を削減する方針を明らかにし、地域との話し合いを通じながら、8月20日までに計画案を策定、10月中旬に計画決定する見通しを示し、不安が広がった。
 これまで上川第5学区内の教育長会議では「5町村に関しては学校存続の危機にあり、16年度の間口削減に関し、名寄が検討する時期にあるのではないか」「地域の学校を存続させる運動の展開が重要」「地域振興の面でも高校の存在は欠かせない。適正配置は単なる数合わせとなってはいけない」などの意見が出され、学校存続への危機感が高まった。
 その中、風連以北中川の5町村は「第5学区町村公立高等学校適正配置検討協議会」を設立、学校存続への活動を強化した経過が。一方、名寄市では、市内の教育関係者らで「名寄市高等学校将来像検討協議会」を設置、市として望ましい高校像の在り方など、来年2月をめどに協議しており、それぞれ現行の間口維持に努力している。
 藤原忠名寄市教育長は「報道を通じて本年度の学級削減は回避されたことを知り、ほっとしている。名寄でも高校の将来像を精力的に検討しているが、道教委でも、あるいは期待を込めて見守っているのではないか。また、通学区域の見直しを手掛けるという、道教委の事情もあったのでは。17年度には大幅な統廃合の原案が提示されるものと予想される。将来像検討協議会でも第5学区全体を視野に入れながら、市として望ましい高校像の指針が示されることを期待している」。
 本平武士美深町教育長は「問題が先送りとなっただけで解決にはなっていない。17年度以降の間口問題は不透明だが、今後も名寄市との話し合いは必要。美深も含め、名寄周辺の高校については生徒確保がより難しくなるほか、市町村合併問題や学区見直しもあるので慎重に協議したい」。
 森山良悦風連町教育長は、適正配置計画の結果を受け「17年度、15年度と、2年連続で間口削減が先送りされた。これは、今後の学区内の議論において、大きな問題になるだろう。道教委には当初示していた計画通りに、間口を削減してほしかった。とても残念だ。16年度以降の協議が混乱しないか、心配している」。
 蓑谷春之下川町教育長は「厳しさにおいて、全く変わりない。下川商業高校の2間口維持に向け、町内はもちろん、近隣市町村や西興部、旭川、札幌などの中学校に理解を得るための努力をしたい。名寄市を含め、上川第5学区全体の問題として協議が必要。基本的に風連、美深、音威子府、中川、下川に高校が1校ずつ必要であり、中核である名寄市の理解を得ていく必要があると思う」と語る。
 各教育長のコメントでは、1年間間口削減が先送りされただけで、中学卒業生数が減少傾向の第5学区の実情を考慮したとき、危機感を募らせたままのようだ。問題を依然として残したたままとの見方が強く、第5学区内の6市町村が一体となった協議により将来の指針づくりの必要性は変わらない。

[ 2003-09-01-17:30 ]

水害を想定し真剣
名寄市の総合防災訓練・避難誘導など実施

 【名寄】名寄市総合防災訓練(本部長・島多慶志市長)が、「防災の日」の1日午前11時から上川北部地域人材開発センターで行われ、想定した風水害への備えを確認した。
 今年も東北地方の地震をはじめ、台風により全国各地で水害や土砂災害があり、尊い多くの人命や財産が奪われた。
 訓練は、災害対策基本法の趣旨に基づき、大規模災害発生を想定して名寄市や関係機関、地域住民が一体となって実施。発生時の迅速、適切な災害対策を確立するともに防災意識の高揚を図ることが目的。
 8月31日に発達した秋雨前線の影響で集中豪雨に見舞われ、市内旭東地区を中心に住宅浸水が発生、強風によって市内各所で街路樹、電柱が倒され停電や道路の冠水などが報告され、さらに天塩川、名寄川、豊栄川の水位は上昇したとの想定。1日午前、市の災害対策本部は「東地区、南地区の10町内会に対し人材開発センターを避難場所とした避難勧告を発令」。同センターに対策本部を設置したとの内容。
 市、消防、旭川開発建設部、旭川土現、自衛隊、警察署や町内会など25の協力機関、団体から約300人が参加した。
 自衛隊の炊事車両による炊き出し、災害情報の伝達、非難勧告広報、災害弱者の輸送、住民の避難誘導、非常通信などの訓練が行われ、役割分担を確認しながら訓練を進めた。最後には島本部長の講評が行われ、参加者は災害のないことを願いながらも、万一の事態に気を引き締めた。
 会場では水防工法、災害砂防対策のパネル、炊事車、救急システム、自家発電・照明器具の各種展示や、煙体験、血圧測定コーナーが設けられた。また、参加者全員で救急救命法の講習も受け、解散した。

(写真=約300人が参加し防災への意識を高めた防災訓練)

[ 2003-09-01-17:30 ]

むかで競走など多彩に
下川ふるさとまつり・にぎわい市は大繁盛

 【下川】第24回下川ふるさと祭りが、同実行委員会(谷一之実行委員長)主催で30、31の両日、共栄町のにぎわい広場で開かれた。
 30日正午のにぎわい市、スポーツクライミング、盆栽展などでスタート。サッカーボールを使ったゲームなど多彩。
 午後6時からのふるさとどんちゃんは、渓流太鼓、風連御料太鼓に続き「下川ばやし」の踊り。婦人会、老人クラブ、来町中の高鷲村民謡保存会員らが浴衣姿で参加、踊りの輪を広げた。
 高鷲村芸能発表は、笛、太鼓に合わせ郡上節など歌と踊りが披露された。見事な発表ぶりに「まるでプロ級」と観客もびっくり。町内上名寄地区に開拓以来、伝わる郷土芸能とあって途中から上名寄地区の人たちも参加したが呼吸はぴったり。和田一正高鷲村訪問団長(村収入役)は「高鷲村の郷土芸能がそのまま下川で歌い踊り継がれていることに感激です」。
 地元高校生、紋別流氷夢童、上川町祭援隊のよさこいに続き、恒例の「赤ふんみこし」。初参加のサッカー少年団も赤い下帯姿。続いて登場の50人の若者には、容赦なくばけつの水が。
 31日は音楽演奏会、木工教室、うどん早食い競走など。アームレスリングは町内外から10チームが参加。枝幸町チームが優勝賞金10万円を獲得。むかで競走は24チーム。小学生は剣道少年団、一般は上名寄、ハイクラスはザ・ドンコロ。
 にぎわい市は町内外から約30店。31日夕刻は身動きが取れないほどの人の波。「2日分が一晩で売れた」という店も。完売品が続出した。

(写真=10人1組で100メートルを走りきるむかで競走にさかんな声援が)

[ 2003-09-01-17:30 ]

再生と活用を考え
森林環境フォーラム・木の持つ力を再確認

 【名寄】北海道立林産試験場、北海道立林業試験場主催の「森林環境フォーラム」が、31日午後1時半から市民文化センターで開かれ、森林と環境、木を活用する利点など学んだ。
 フォーラムは地域に根差した森林・林業・木材産業支援交流事業の一環で開催。新たな研究ニーズや研究成果の実用化の可能性を探り、成果を道民に分かりやすく普及するもの。
 「森をはぐくむ」のテーマでは、北のふるさと塾の栗原智博さんが「森と仲間たち〜森で親しむ、森と生きる」とし、道立公園や森のワークショップを紹介。「サンピラーパークは百年後の子供たちの財産になってほしい」と名寄にある動植物を育て、気軽に入れる森づくりについて語った。寺澤和彦道立林業試験場森林環境部主任研究員は「地球の未来と森林」と題し、森林の力や再生と保育方法、持続可能な森林管理を話した。
 後半のテーマ「木を使う」では、なよろっぽい家づくりの会の大野茂実さんが「地域の木を使う」と題し、「厳選した木材の利用、地域で受け継がれた技術の伝承していかなければならない」と良質な住む文化の提供の考えを説明。平間昭光道立林産試験場性能部性能開発科研究主任が「木の良さの再認識」と題し、「木を切って使うことは環境破壊ではない。リサイクルすることが大切」と木の省エネ効果や、自然素材で自然エネルギーを利用したローテク技術などが人に優しい環境になることを報告した。
 名寄や近隣市町村から参加した約百人は、森林をどう作り活用していくか、人と木のかかわりに考えを深めた。

(写真=森林の再生や木と人の未来を考えたフォーラム)

[ 2003-09-01-17:30 ]

 



2003年
9月
1日




その他
バックナンバー
最新
地域ニュース
HOME
 
地域ニュース会・催し閑古鳥(社説)日曜随想天塩路
       

 名寄新聞社   〒096-0010 北海道名寄市大通南2丁目
 

  TEL:01654-2-1717/FAX:01654-3-2181 MAIL

 写真・画像・図表などの無断転載を禁じます。著作権は名寄新聞社またはその情報提供者に属します。
著作権について
リンクについて

プライバシーポリシー

購読申込
広告について

Copyright NAYORO Newspaper all rights reserved.