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2003年6月6



近代的農業施設の整備進む
時代対応の学習目指し
名寄農業高校・ふん尿循環設備導入へ

 【名寄】名寄農業高校(坂本邦和校長、生徒110人)では、酪農科実習施設の充実が図られ、14年度で自動搾乳ロボットが整備されたのに続き、本年度は家畜ふん尿循環システムが導入される。農業関連の法令改正の対応と、生徒に最新の農業技術を学ぶ機会づくりが背景。厳しい農業情勢の中で、同校では毎年、農業後継者を送り出しており、坂本校長は「最新の農業技術を学ぶことで、近代的な技術に対応できる後継者として力を発揮してもらいたい」と生徒たちの将来に期待を寄せている。
  同校は、全国各地から生徒が入学し、農業を学んでいる。本年度は、大半が管内、道内出身者だが、3人が道外から入学。後継者育成も順調で、14年度卒業生のうち将来、農業を目指す進学者を含め、20人が農業に従事する。本年度の卒業予定者も、数人が就農を希望している。
 これまでも実習施設の整備が進められてきたが、14度と15年度で2つの設備が充実。
 自動搾乳ロボットは、通称「キャリロボ」と呼ばれるもの。牛舎内の天井にレールを設置し、ボタン操作で搾乳機が移動し各牛のもとへ。人間は、搾乳機を牛の乳に取り付けるだけ。搾乳が終わると、自動的に外れる。従来、搾乳機を人間が持ち運んでいたが、相当な重量。作業の負担軽減と時間短縮に効果。国内の高校では初めての導入といい、約600万円の事業費。今年2月に工事が終わり稼動させている。
 家畜ふん尿循環システムは、飼育している家畜のふん尿を、嫌気性発酵槽、好気性発酵槽を使って、ふん尿を発酵させガスを採取、さらに、たい肥、消臭効果がある液肥を製造する。採取されたガスは、設備維持管理の熱源、液肥はたい肥をまいたあとの耕起作業で消臭剤などとして活用する。
 16年の家畜ふん尿処理に関する法令改正に合わせての設置で、成牛のふん尿などを使い循環型の農業を目指す。発酵槽のほか、飼育頭数が多いことを踏まえ、自動搬出機器の導入を想定。現時点で約9,000万円の事業費だが、同校の特性や名寄地方の地域性などを加味した付帯設備の増設が見込まれる。工事は9月に着工され、年度内の完成予定。
 近年の農業は、環境への配慮が求められる。バイオマス設置はその代名詞。形は異なるが、全道の農業高校に道が年次計画で整備。
 坂本校長は「生徒数は少ないが、生徒の就農率は道内でもトップクラス。これからの農業を担う生徒たちに、時代に合った設備と環境で、農業を学んでもらいたい。さらに、新年度以降は、循環など周囲の環境に対応した農業授業が可能となり、生徒には広い視点で学んでもらえるように努力したい」と、意欲的な姿勢を見せる。

(写真=名農の実習で力を発揮する自動搾乳ロボット)

[ 2003-06-06-18:30 ]

子育て支援センター備え
風連さくら保育園・幼保一元化施設へ改築

 【風連】風連さくら保育園の改築工事が、8月から始まる。町立の4保育所も、完成時にはさくら保育園に統合。さらに新施設では、町直轄の子育て支援センターなどを開設する。風連幼稚園と結び、幼保一元化した施設となり保育園、幼稚園、子育て支援センターの3機能を集約、仮称「風連幼児センター」だが、愛称を公募し、町民に親しまれる施設を目指し、来年4月1日から供用開始する。
 風連町内には幼児施設として、学校法人が運営する風連幼稚園、社会福祉法人が通年運営するさくら保育園、町立の季節保育所が5カ所がある。幼児教育への関心が高まる中で、季節保育所の通年運営を求める要望も大きく、町などでは幼保一元化を模索。さくら保育園改築と合わせて、市街地から遠い日進を除く4保育所を、さくら保育園の改築に合わせ統合する。
 新しい施設は、風連幼稚園西側の用地を無償で借りて建設。保育室4室などを備え、延べ床面積は498.56平方メートル。
 現在、0歳児から就学前までの幼児37人が通園。町立保育所と統合後も零歳児から受け入れる。子育てに悩む親や突然の入院などで子供を預ける必要が生じた場合に対応するため、子育て支援センターや一時保育施設が整備される。
 事業費は約1億5800万円を見込む。うち町が約6,000万円、国と道から約9,800万円の補助を予定。工事は8月に着工、来年1月に完成、供用開始は4月から。
 子育て支援を含めた保育園、幼稚園を備えた施設を総称して「幼児センター」とし、愛称を一般町民から公募する。町は、幼保一元化に向け、町民代表による委員会を設置して検討を重ね、清風会の協力を得て整備。町内の子育て世代には、待望の施設となる。
        
[ 2003-06-06-18:30 ]

エミューのひな8羽ふ化に成功
下川町の上ケ島さん

 【下川】主婦がエミューのひなの自然ふ化に成功した。現在、8羽がすくすくと成長。訪れる人たちから「かわいいね」と人気。
 班渓の会社員、上ケ島吉夫さん(53)宅。妻の節子さん(53)とともに12年の春、一の橋のエミュー牧場から成鳥2羽(つがい)を借りて飼育。
 毎年卵を産み、エミュー牧場で人工ふ化していたが「一度、自分でふ化を」と、昨年からエミュー牧場の指導を受けて、産まれた卵を親鳥に抱卵させる自然ふ化に挑戦。エミューは、雄が抱卵する。昨年は卵6個を雄が抱卵し、ふ化はしたが、雌が踏みつぶすなど、無事に育ったのは1羽。
 今年は昨年の経験から慎重な取り組み。1月から始まった産卵では、その都度卵を一時保管。様子を見計らい、3月14日から雄に抱卵させた。一度に全部を抱かせて不審に思わないように、数回に分け、抱卵場所には雄だけを入れるなど工夫した。
 約2カ月の抱卵の間、雄は飲まず食わずで卵を温め、5月9日に最初の1羽がふ化。その後、次々と誕生。全部で10個の卵がふ化。中には行方不明になったひなもいるが、現在、8羽が元気いっぱい。
 節子さんが飼育舎に入ると、ひなたちは「ピーピー」とかわいい鳴き声とともに体を寄せてくる。体長は30センチほどに成長した。節子さんは「とてもかわいい。こんなに元気に大きくなってくれて大満足」と。吉夫さんは「雄が二カ月も飲まず食わずで抱卵する姿には感激した。人間の亭主族はとても太刀打ちできない」と話す。
 上ケ島さんの牧場にはポニーが飼育され、五味温泉への途中の立地条件もあり、温泉利用客などが立ち寄って眺めている。

(写真=自然ふ化で誕生した8羽のひなと上ケ島節子さん)

[ 2003-06-06-18:30 ]

演劇や音楽で交流
21日一の橋へ学園大生来訪

 【下川】札幌市内の北海学園大学の文化系サークルによる地方公演は、21日午前10時から一の橋コミュニティーセンターで行われる。
 同サークルは道内各地の小中学校をボランティア訪問。演劇、音楽演奏などを通じ、児童や地域の人たちとの文化交流を続けてきた。
 41回目の今年は、福祉施設の訪問も織り交ぜて、道北地方を中心に巡回公演。
 一行は17日の札幌市内小学校での公演を皮切りに留萌、豊富、稚内、士別、愛別を経て21日下川入り。総勢50人のキャラバン隊で、プログラムは演劇「虹の約束」、軽音楽演奏ではヒット曲やCMソングほか。ジャズ演奏など。入場無料。

[ 2003-06-06-18:30 ]



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