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閑古鳥

2018年7月3日


根源は同じ

ハンセン病回復者で川崎市身体障害者協会理事の石山春平さん(82)のお話を「天塩弥生駅」で聞く機会があった。小学6年の夏にハンセン病と診断され、1952年に療養所へ入院。68年に療養所職員と結婚し社会復帰。2001年のらい予防法違憲国家賠償訴訟でハンセン病回復者と明かし、病気や問題への理解に向けて啓発や講演に力を注いでいる▲講話では、ハンセン病と判明した途端、学校から追い出されたり、石を投げ付けられたり、罵声を浴びせられるなど壮絶な偏見や差別を受け、療養所入院まで自宅の納屋で人目に付かず暮らしていたことなどを聞き、いたたまれない気持ちになった▲患者は「らい予防法」(1996年廃止)により、人権無視の強制隔離政策が国策で強行された。2001年に最高裁で憲法違反の判断が示されるとともに、国家賠償訴訟で勝訴した▲これは国策や法律によって差別や偏見が生まれたことであり、人権侵害であるのは言うまでもない。人権侵害はハンセン病などの病気だけではなく、学校でのいじめ、社会でのセクハラやパワハラ、外国人へのヘイトスピーチ(憎悪発言)など多々ある▲このような事態はあらゆる物事に対する無理解や無関心によって生じてしまうものであり、差別や偏見がひどくなる根源は同じであると言えるだろう。

[ 2018-07-03-19:00 ]

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