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閑古鳥

2018年2月23日


氷原の王者

国の天然記念物、オオワシを至近距離(約5メートル)で見た。翼を広げると2・5メートル以上。黄色いくちばし、鉄のように黒光りする鋭い爪、野性味あふれる堂々たる風貌は、流氷原の王者の名にふさわしい▲知人に誘われ、急きょ訪れた道東の羅臼漁港。早朝5時30分出港の観光船には30人近い乗客がいた。約半数が欧米からの団体客。その日に関しては中国、韓国などアジア諸国はゼロ▲港の周辺に流氷はないが、10分ほど進むと流氷原に到着。東の空がピンクに染まるとオオワシの群れがどこからともなく集まり始める。観光船とオオワシの群れは阿吽(あうん)の呼吸のよう▲オオワシの数は数十羽。巨大な流氷の上に止まり、捕まえた魚を食いちぎる様子はダイナミック。知床羅臼町観光協会は、「流氷とオオワシ、昇る太陽を同時刻で撮影できるのは世界でここだけ」と撮影者専用の船を出している▲オオワシはカムチャッカ半島などロシア東部で繁殖。冬鳥として知床半島などにやって来る。環境省推定で生息数約5100羽(平成25年)。そのうち日本で越冬するのは1700羽ほど▲しかし、このところ生息数は減少中で、環境省の絶滅危惧種(U種)にも指定。減少要因はねぐらの森林減少、交通事故、感電など。いずれも人間が災いの元となっているのは悲しい。

[ 2018-02-23-19:00 ]

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