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閑古鳥

2018年1月19日


難解な表現者

美深町出身の写真家、故・深瀬昌久さんにお会いしたのは、実家がまだ美深にあったころ。実家は営業写真館。名寄高校時代にカメラ雑誌月例に入選、先生を驚かせた、というエピソードも▲日大芸術学部写真学科を卒業、広告写真を撮りながら個展やカメラ雑誌に作品を発表。都内の出版社写真部長に就任するが同社が倒産。それを機にフリーのプロ写真家となる。東松照明、森山大道、荒木経惟氏らと「写真ワークショップ」を開講するなど交流があった▲その後の活躍も目覚ましく、国内はもちろんニューヨーク近代美術館「NJP展」などに参加。写真集も「遊戯」「家族」「洋子」など多数。伊奈信夫賞、東川賞特別賞など受賞し国内を代表する写真家の一人に▲しかし、平成4年の夏、東京・新宿で階段から転落、脳挫傷で重度の障害。二度とカメラを持つことはなかった。4年前の平成24年、脳出血のため死去。78歳だった▲その深瀬さんの作品が最近、あらためて注目を集めている。写真集「鴉」(からす)が英国の出版社から再出版されたことなどによる。昨年暮れ、「ニューヨークタイムスが選ぶベスト写真集10冊」にも選ばれた▲黒いカラス、赤い指紋などピカソを思わせる特異な表現は「難解だがエネルギーをもらえる」という。深瀬さんの作品の再評価に注目したい。

[ 2018-01-19-19:00 ]

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