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「晩秋へと時は流れ、ふる里名寄への郷愁が胸にしみます。八十歳からの手習いの水彩画の小品展示会を催すことになりました。実は五月上旬、名高七期卒の前田(利男)さん、道原(幸雄)さんが早朝、愛車で下川、名寄を出発、遠路私宅を訪問され、その折に名寄市でも作品展をとのお奨めを受け(中略)、下川町の美味しいトマトジュースで四人で乾杯しました」(略)▲室蘭市在住の元名寄高校英語教諭、石田きよさん(95)の水彩画展が、十月末から五日間、「レンガの家きらり」で開かれた。前出の文章は石田さんが同展に寄せたあいさつ文の書き出し。五十六点の作品は、とても八十歳の手習いとは思えないみずみずしさと、若々しさにあふれた作品ばかり▲実は筆者の高校時代の英語担当は、若き日の石田教諭だった。その発音の美しさ、難しい英文を日本語に訳していくときの鮮やかさが印象に残る▲同級のT君(後に小中学校の校長)が授業中、思わず「先生はどうしてそんなに、英語を簡単に日本語訳できるのですか」と質問。石田教諭はニコニコしがなら、「皆さんも一生懸命やれば、いくらでもできますよ」と話されていた▲展覧会場には、その時の笑顔のようなさわやかな水彩画ばかり。いつまでも描き続けてほしい。
[ 2008-11-06-19:00 ]
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