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2008年11月3


庶民感覚?

「公定歩合と衆議院解散の時期は本当のことは言わなくてよい」のが政界の常識とか―その専決権を持つ麻生首相、金融危機への対応を優先するとして公明党と最終調整のうえ「十一月総選挙」を見送る意向を表明した▼是非はともかくも「解散は私が決める」「一番いい時期を狙ってやる」「政局より景気」など、この人らしい耳障りよい発言が続いたが、今回の追加経済策、どちらかと言えばバラマキ。景気対策に便乗しての政権欲と党利党略優先の人気浮揚策に過ぎなかったのでないか、これでは民主党ばかりを責められまい▼その麻生さんが宰相の座を射止めて最初に口にした言葉が「天命」。明治の元勲大久保利通の血を引き、吉田茂を祖父に持つ名門の血脈だけに、自身の自負にも聞こえ、われわれには計り知ることの出来ない使命感があるのだろう、しかし政治は歴史ドラマや偉人物語ではない。これまでの言動にみる限り、大資産家の御曹司としての目線が気になるし、庶民の生活感覚とはかけ離れているような気がしてならない▼スーパーの視察で庶民の生活をのぞき見た後の、高級レストラン通い。年金や医療の不安、生活用品の値上がりにおびえる庶民にとって、鳴りもの入りの「定額給付金」も素直に喜べない。

[ 2008-11-03-19:00 ]

 
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